なまにくさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

なまにく

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ミルク・マネー(1994年製作の映画)

3.3

産まれた時に母を亡くし、高校教師の父と2人で過ごす息子フランクを軸に進むストーリー。研究にべったりな父親を横で支えるしっかり者だけど、女性との関わり方が分からず、なんなら裸さえ見たことないフランクが、>>続きを読む

白いカラス(2003年製作の映画)

3.2

作家のナレーションと共に元大学教授のコールマンの人生を回想しつつ追っていく。人種問題と、人間の複雑な生き方を描いた話。アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンという組み合わせだから観れたなあって感>>続きを読む

戦慄の絆(1988年製作の映画)

4.5

常に共にしていた双子が、ある女優をきっかけに崩壊していく。ヴィジュアルと歪なストーリーに圧倒され、もう一回ゆっくり嗜みたいなってなった。双子役のジェレミー・アイアンズの素晴らしい演技も相まって、終盤の>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.8

内容の殆どが幻覚なんだけど、その世界観が強烈。私は原作を読んだことないけど、一体どんな作品なのか読みたくなった。この映画は『裸のランチ』の制作過程ってやり方に近いのかな。『裸のランチ』以外の作品も沢山>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.7

このポスターしか知らなかったので、ビデオ使ったゾンビか何かなのかなってノリで観始めたけど全然違った。刺激を求めに求めた結果、『ビデオドローム』により幻覚作用が起きて現実と混同していく作品。

ビデオド
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.8

30代前半の男女がボストンで探偵をしている。そのキャスティングがケイシー・アフレックとミシェル・モナハン。始めはすっごい心許ない探偵だなって思ってしまったが、話を進めていくうちに、このキャスティングは>>続きを読む

最終目的地(2009年製作の映画)

3.8

時が止まっていた家に1人の人とが訪れたことによって大きな変化をもたらす。その変化は目にみえるような劇的なものじゃないけど、時間を重ねながらゆっくりと変化していっている。

体調が悪い時にふらっと観た映
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ドグマ(1999年製作の映画)

3.3

息抜きに観たんだけどすごく息抜きに適してる映画。聖書に馴染みのない私でも楽しくコメディとして観ることができた。私はケヴィン・スミス監督の映画をそこまで観ていないですが、サイレントボブ役だとしって好きに>>続きを読む

デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.8

寄生虫が人間の理性を破壊して性欲に対し素直になる、というなんかAVとかにありそうな趣旨なのに、それをホテルの人全員が勢いよく行なっていくのでめちゃくちゃホラーに見える。まあ実際ホラー映画って括りだけど>>続きを読む

ジャックナイフ(1989年製作の映画)

4.1

ベトナム戦争でPTSDになったデイヴの元に現れたイカれた戦友メグスの話。この映画観てる途中、なんでメグスとデイヴはこんなに戦後の差があるんだろうって思ったんだけど、メグスは志願兵で、デイヴは徴兵制で戦>>続きを読む

フェイス・オブ・ラブ(2013年製作の映画)

3.5

死んだ夫が好き過ぎて、瓜二つの男性を巻き込む女性の話。主人公のニッキーが、かなり瓜二つの男性であるトムに猛アタックしていくので、個人的にはストップ!ストップ!と言いたくなる。トムと仲良くなるにつれて、>>続きを読む

ステート・オブ・グレース(1990年製作の映画)

3.7

ショーン・ペンが主役なんだけど、序盤は結構地味めに感じてしまう。テリーの設定上それが目的なんだと思うけど。それ以上に凄みを感じるのがジャッキー役のゲイリー・オールドマン。全編通して彼の印象がとてもよく>>続きを読む

ザ・ロード(2009年製作の映画)

3.6

とにかくずっと重い。世紀末な世界を、父と息子が生き抜こうとする。それも、父が亡くなっても、息子が道を逸らさず、正しいままに生きていけるように。こんな食力不足で殺ったモン勝ちの世界故に、ただでさえ難しい>>続きを読む

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.5

ウィリアム・W・ピッツェンバーガーに名誉勲章が授与されるのに30年以上掛かったのは何故か。
名誉勲章というものにあまり馴染みのない私なので、何故そこまで名誉勲章に拘るのかよく分からなかったが、主人公の
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ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

4.0

題名的にまたアクション豊富なやつなんかなあって思って観てみたらかなり面白かった。確かにアクション豊富だけど、それ以上に、全体を通して絆の強い作品だった。

ジミー演じるリーアム・ニーソンが、前半では酒
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

すっごい映画……。観ている経過で聖書のメタファーであることが分かっていくんだけど、それにしてもなんて世界だ……。ジェニファー・ローレンスの背中を追うような視点がずっと続いていくから、一体全体何が起きて>>続きを読む

デイライト(1996年製作の映画)

3.3

トンネル爆発がとんでもなくパワフルで圧巻。正直舐めてた。とんでもない勢いで絶望を浴びて、これホンマに脱出できんの?みたいな疑問も湧いた。凄かった。

主人公のラトゥーラが、勿論ただの運転手ではなく、前
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.0

多くの人が見守りながら、また多くの人が携わって救済する。前にファースト・マン、先日にライトスタッフを観ていたところなので、知っている名前がちらちら出てきてちょっと嬉しくなったりしていた。

完全に予想
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

3.5

テンポもキャラクターもよく、前半は観ていて楽しいところがある。しかし、実話となるとかなり胸糞悪く、これはコメディでしか描けないのも分かるなあとも思えるほど、とてもエグい描写が沢山降ってくる。

アメリ
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アメリカン・プリズン(2010年製作の映画)

3.1

ポスターにデカデカとエド・ハリスがいたので彼がメインだと思ったが、主人公の父親ポジだった。刑務所から出た主人公チャンスが暴力と薬から断とうとするけど、そう上手くはいかないって話。全体的に説明がなく、結>>続きを読む

ポロック 2人だけのアトリエ(2000年製作の映画)

4.2

エド・ハリスが15年練って作った初監督作品。10年ほどポロックの描き方を真似ていたので、描いている様子も含めてジャクソン・ポロックの半生を観ることができる。

私は作品を2、3作品ほどの有名なやつしか
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サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶(2015年製作の映画)

3.2

ポスターは『死体なき殺人事件』をピックアップしているけど、本編だとこの事件は殆ど添え物として扱われている為、ミステリーとかサスペンスを期待するとガッカリする。
主題はヒトの記憶がいかに信用できないかっ
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

3時間もあったから観る前は結構怖気付いてたけど、観始めたらあっという間。内容を沢山詰め詰めにしている訳じゃないし、マーキュリー計画に関わった7人と、限界を挑み続けるテストパイロットの背景を描く。マーキ>>続きを読む

ザ・クリーナー 消された殺人(2007年製作の映画)

3.2

設定は好き。サミュエル・L・ジャクソンが特殊清掃員をしていて、最初はそういった内容を軽快に話す。現場がリアルだし、直接的な死体の描写はないものの、そのエグい様子をしっかり話す。たくさん手を洗って洗って>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.5

暴力の恐ろしさを知る。凄いなあ、この作品。前半の丁寧過ぎるほど幸せな描写が、後半で一気に崩れる。崩れまくるのに、一周回ってむしろ魅力的、とも思えてしまう。そう思った瞬間、最後にまた再び現実に戻る。客観>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.5

す、すっごい好きだ。何だろう、濃厚な136分。本当に濃厚な時間でめちゃくちゃ楽しかった。元英国諜報部員で囚人のやばい爺ちゃんのメイソンことショーン・コネリー、登場の仕方も加えて只者ではないのに、その脇>>続きを読む

ブラザーズ・グリム(2005年製作の映画)

3.0

友達とのんびり観てた映画。グリム童話の雰囲気が好きだと楽しめる。ちょくちょくコメディな部分があってとても怖いわけじゃないけど、兎を剥いだり沢山虫が出てきたりする。耐性がないと吃驚するけど、そういうのを>>続きを読む

僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.0

なんだこの題名!って思って観た。コートの襟立てたエド・ハリスがフットボールコーチと教師をやってる。最初はフットボールで声をそこまで荒げずにびしばし話すからある意味怖かったんだけど、生徒やラジオ君に優し>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.8

エノーラ役のミリー・ボビー・ブラウンがとても可愛く、観ていてとても応援したくなる作品。正直言ってミステリー的要素はそんなにない。むしろアクションの方が多い。当時の女性像に囚われず、様々な衣装を着たり突>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.5

割とこういう話、映画とかでやってるよなあ〜って感じ。豪華にミュージカルにしたって気分。観ていて楽しいし、曲もいい。映像も煌びやか、豪華。基本ハッピーエンド。

個人的には、そんなLGBTのテンプレみた
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π(1997年製作の映画)

4.0

時間が短くサクッと観るか〜て観始めたらスタイリッシュな音楽と無機質な白黒画面がとても好みで見入った。数字に囚われた狂気な男の話で、何度も太陽の話をする。語りかけもまた面白かったし、純粋に現実か幻覚か分>>続きを読む

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010年製作の映画)

3.5

頭溶けてる状態で観たらとても面白かったけど事件の内容に詳しくついていけなかったので、そういうのを踏まえてもう一回観たいな〜〜と思う。でもこのコンビほんま好きやなあ。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.2

ジム・キャリーの笑顔が一周回って狂気的に見える感じがとても好き。クリストフはリアリティを追求してるって言ってるけど、正直そこまでリアリティは感じない。むしろSFっぽい。でも、トゥルーマン君はそこで生ま>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.3

とても不快な人間が沢山出てくるので、とても不快な感情になる。でも、分かりやすく嫌がらせをする人達は簡単に受け止め切れるんだけど、こう、ちやほやさせてる様をみると、確かに好意であるかもしれないが、見てい>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.7

とても疲れていて、それでも何か観たいな〜って思って観た。やっぱこのシリーズはテンション上がるし楽しいから良いな〜ってなる。皆元気だし、曲もいいし、派手で個性的でとても好き。

ストーリーのぶっ飛んでる
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