そこまで面白い作品ではないのだけれど、清水崇のフォロワーではない自分にとって呪怨しかまともに知らないので、どうしても相対化したくなってしまうのである。もちろん同じ監督で同じジャンル映画を撮っているのだ>>続きを読む
多分これは「ヒーロー映画」ではないのだと思う。もちろん、監督のインタビュー記事や寄稿、宣伝文句的に「ヒーロー映画」という言葉が引用されるのは無理からぬ話ではあります。
しかし「ヒーロー映画」と同様に「>>続きを読む
色々と不思議な作品でした。今回はパンフレット買ってないんで細かい部分まで突っ込めないんで細かい部分まで指摘できないんですけど。フィルモグラフィとしては「ハンコック」と「バトルシップ」、最近だと「バーニ>>続きを読む
監督がトマトで酷評の嵐を受けたあの「グリーン・ランタン」の監督ということでどんなものなのかと思ったのですが、別にそんな悪くないですよね。怪傑ゾロって名前は聞いたことがある人もいるでしょうし、バットマン>>続きを読む
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敵の敵は味方、という言葉がある。利害の一致による共同戦線を張ることであり、AVPにおけるスカープレデターとサナ・レイサンであるわけです。あるいはインセクトロンに立ち向かうメガトロンとコンボイ。
し>>続きを読む
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ヒッチコックやキューブリック、コッポラやスピルバーグらに愛された絵コンテ作家とその妻であり映画リサーチャーのリリアンがふたりで創った名シーンの数々!という予告編に惹かれて見に行ってしまいました。
絵>>続きを読む
いわゆるグランドホテル形式で、オールスターキャストのパニック映画の元祖ともいえる作品らしいです(ウィッキーさん参照)。1970年の映画ってことで、ほとんど半世紀前の作品なんで、今ではあまり見かけない映>>続きを読む
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七人の侍のフォーマットを建築現場に持ち込んだらどうなるか、みたいな。実際、空撮とか鉄骨から眼下を撮したショットとかあったから、時代を考えるとかなりヤバイことしてたんじゃないかな、この映画。クレジットで>>続きを読む
パンフレットを読むまでこの映画がどういう内容なのか、全く知らなかったんですよね。だから劇場でストーリーを知ったときは「おっ」となりました。というのも、人の記憶や自我というものに関する考察は、最近の自分>>続きを読む
「生きた女性」を描くのがメチャクチャ上手い。自分が思うに、賞レースを争った「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と本作の違うところはまさにそこにあるんじゃないかと思う。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で>>続きを読む
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もともとはマット・デイモンが主演と監督を務める予定だったのを、親友であるベン・アフレックの弟ケイシー・アフレックに譲ったらしく、おかげで今回のアカデミー主演男優賞をケイシーが獲得する運びになりました。>>続きを読む
冒頭の「another day of sun」に合わせたノーカットのダンスシーンで否が応でもテンションが上がります。画面の奥の奥まで連なった車の列と踊る人々、何より音楽の力で画面に釘付けになること請け>>続きを読む
大筋の話は「地球が静止する日」とか「寄生獣」にも似ていつつ、「盗まれた街」などの乗っ取り系路線の映画です。あれらほど絵的なダイナミックさやグロ描写はないですが、冒頭のタイトルが出るまでの一連のシーンは>>続きを読む
ゾンビはその時代その国の恐怖を体現するものですが、その点で本作はロメロの遺志を正当に受け継ぎながらエンタメとしても格段に高い水準に仕上がっています。
ゾンビと相対化されることで浮かび上がる人間のエゴや>>続きを読む
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ほとんど誰もが生まれながらにして所属する絶対的なコミュニティである「家族」。では、誰もが所属しながらも千差万別のそのコミュニティにおいて、出来上がりの時点ですでに「家族(家庭)」が最初から不安定だっ>>続きを読む
水中撮影がすごい。オチはb級ですが、それがいい。サメそのものより、海底という閉塞した空間が観賞する者を恐怖に誘うゼログラビティ的な怖さが強いので、映画館で観るべきかと。
痛痒しかないセイ春の映画。
なんというか、思春期・成長期の嫌な部分だけをかき集めて集約させた映画にも思えるのですが。ここまで観ていて痛々しい映画ってあんまりないんじゃないだろうか。青春というカテゴリ>>続きを読む
「まるでカーチェイス版『ラ・ラ・ランド』だ!」というアメリカの批評家の言葉をそのまま宣伝に使っていたこの「ベイビー・ドライバー」なんですが、マジでそのとおりでした。
というのも、音楽的な要素というもっ>>続きを読む