冒頭の「another day of sun」に合わせたノーカットのダンスシーンで否が応でもテンションが上がります。画面の奥の奥まで連なった車の列と踊る人々、何より音楽の力で画面に釘付けになること請け合いです。
また「someone in the crowd」の音楽とカラフルな画面、女性陣の軽やかなダンスにわくわくしっぱなしです。
ただ、終盤に近づくにつれてやや湿っぽくなっていくので、純粋に上がるミュージカルシーンはこの二つだと思います。個人的にはそこが少し不満の残るところです。それに加え、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン二人の物語であること自体はともかく、割とエゴな部分が露骨なのでそれが気に入らない人もいると思います。というか自分も正直上にあげた二つのほかはそこまでです。
とはいえ、エマ・ストーンのオーディションシーンなど見所自体はたくさんあるので、ともかく色と音楽と動きを純粋に楽しめる作品だと思いますです。
