ニトー

超高層プロフェッショナルのニトーのネタバレレビュー・内容・結末

超高層プロフェッショナル(1979年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

七人の侍のフォーマットを建築現場に持ち込んだらどうなるか、みたいな。実際、空撮とか鉄骨から眼下を撮したショットとかあったから、時代を考えるとかなりヤバイことしてたんじゃないかな、この映画。クレジットでJ.A.バクナスというスタントマンが本作の撮影中にスタントに失敗して亡くなった旨の言葉がありますから。

 で、そもそも建築の映画ってあまりないと思うんですけど、それをさらに七人の侍形式でやるっていうのが新鮮で面白かったです。ていうか、仲間を集めて何かに立ち向かうっていうフォーマットって実はかなりワクワクするフレームワークなのですよね。ガーディアンズしかり。ただ、それが失敗するとスーサイドスクワッドみたいにモッサリッシュな映画になってしまうわけですね。七人の侍があれだけの上映時間でスースクと違って興味を持続できたのはやっぱり監督の手腕なのでしょうかね。

 この映画、わりとあっさりと、しかもなんのドラマもなく人が死にます。当然ですよね、あんな高いところで命綱なしで仕事してれば。そういった身近な恐怖と高所の恐怖っていうのは、やっぱりライブアクションならではだと思います。あと普通にビーチク出ててびっくりした。
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