orixケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

プロデューサーズ(1968年製作の映画)

3.8

ヒトラーをテーマにした舞台をわざと失敗させようとするこの映画の本当のプロデューサーも監督も多くのメイン俳優もユダヤ人というところが面白さをアメリカ人感じるんだろうか、リメイク版と違って舞台シーン以外で>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.3

アメリカが作った殺人マシーンがアメリカ人を殺し街を破壊していく皮肉、命がけで帰ってきたのにないがしろにされ戦友が枯葉剤の影響でガンで死に自分にもその影響があるんだろうと絶望の表情で歩いている中到着した>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

前回の成功で予算ができたのか世紀末感などもしっかり出ている。ストーリーは単純でうまく行きすぎなところもある、ヘリと子供は良かったけどもう少し悪役以外でもキャラクター立たせたらと思ったけどこの時間でまと>>続きを読む

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.8

この少年はナチ時代にドイツに生まれたら素晴らしいナチの将校になっていたかも。最後意味深だったけどなんか後継者としてこの少年がいい大学などに行って優秀な政治家になって災厄をまき散らすような感じまで想起し>>続きを読む

地獄の門(1980年製作の映画)

4.0

ストーリーもプロットも大したことないし安っぽい映画だけど、一定の感覚で驚きと目を背けたくなるシーンをアイデアいっぱいに詰め込んでいてこのストーリー最後まで引っ張ったのはよかった。テンポも悪くないし。ラ>>続きを読む

オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.7

ひどい扱いで選挙に落ちたとはいえ4年間で人格変わりすぎ。
主人公も記者をやめてまで以前の人格を応援していたのに結局ほぼ最後まで腹心として付いていくのも?
アンもよくわからない
ストーリーのために無理や
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遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

3.2

発想はいいんだろうけどカットも良くないし編集は冗長過ぎる。群衆いてもいいけど応援しだすのはおかしい。屋台出てるのは面白かったけど。
警察組織への皮肉も滑ってる
本木を見る映画なのかも。

ファミリーファミリー(2019年製作の映画)

3.5

痴呆症の母親を見ていた息子がガン宣告で余命半年となったのに、母親がしみじみと長生きしているといいこともあるねぇ。と最後のピクニックでおにぎり食べながら話しているのが面白かった。
今の日本だとどこにもあ
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.5

最初のキリンのところがハチャメチャ。酒も薬もせずにこんなことできるのはアメリカでもかなり特殊なんだろう。でも今回はチャンが主役。こっちも危ない。ザックとチャン以外が目立つことなかったのでそこは残念。>>続きを読む

ふたりの女(1960年製作の映画)

4.0

前半で母が娘を大事にしていることや母親がプライド高いところなども描いているので後半がさらに無残さが際立つ。
子供がかわいそうだった。教会は安全と思ったのだろうけどイスラム教徒には関係なかったか。
安全
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.2

警察の逮捕の仕方で狂った理論をまき散らしたのを伏線として、実際自分が警察に逮捕されるときに弟にちゃんと警察は正しい所作で仕事して逮捕するから見とけよという感じで笑っているのが怖かった。

白人がアメリ
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昼下りの決斗(1962年製作の映画)

3.8

ラストが不条理感漂う。ペキンパー好みのラストなのかもしれない。
男の友情物語かと思えば全くそうでもなし。
ゴールドの争奪で決闘なのかと思えば女の取り合いだったりするし(プライドかかってるのかもしれない
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砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

4.1

ペキンパーらしくないし西部劇っぽくもないコメディ要素ある映画。砂漠に水含めて身ぐるみ剥がされた野性的というか野蛮な主人公。神に祈ったおかげか水を発見して水の商売始めるけど神に祈っていたはずなのに牧師と>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.1

老人と少年の交流映画3本続けてたまたまみたけど、これが一番よかったかな。友人関係になるには人種や文化などは越えていくし肉親かどうかも関係ない。アメリカの自動車産業の廃れたあとの街にアジア人が集団で移民>>続きを読む

アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.8

キング原作らしい少年時代の不思議な老人とのある夏の思い出ストーリー。
大人に嫌われたり疎まれたりする人に何か魅力感じるのはわかる
少年時代にしかわからないアトランティスというのが今ひとつ印象に残るほど
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

3.6

老人達と少年のふれあいだけの物語かと思ったけど、老人達の過去の冒険譚もあり面白かった。老人達は少年に自分に似たものを見つけたのかもしれない。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

キャラクターは魅力的だったけどストーリーがどうもついていけなかった。
昔流行ったポジティブシンキングみたいなもんなのかな?
もう少しそういうものへの皮肉とかもあればよかったんだけど。

エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)

4.2

ラストが面白かった。まさに最後の最後に記者会見でパチーノが逆転タッチダウン決めたね。
アメフトと同じ命がけの見世物ということでベンハーの騎馬戦士の映像が象徴的に流れていたけど、最後のほうでC・ヘストン
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デーヴ(1993年製作の映画)

4.0

王子と乞食の現代版のようなおとぎ話。最後はコンゲームのような感じでうまくまとめているしいいストーリーだった。それより議員やテレビ司会者やキャスターや評論家の本人出演が多く面白かった。大統領記者会見にい>>続きを読む

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

会社人間だった主人公が定年迎えたら会社関係以外に友人もいなく妻とずっといても不満が募る。そんな妻が突縁死んだらその存在感と喪失感に襲われるが妻が浮気していたことを知りそれまで禁止されていた立ってトイレ>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

少年ギャングの縄張り争いや殺し合いの映画で実話を映画化。10歳ぐらいの子供が平気な顔で殺人をしていってそれを楽しんでいる姿はかなりショック。
演出などかなりポップな作りでカットも鮮やかなんだけどその明
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.1

金があっても死ぬ間際に家族もそして友人もいなければどれだけ最後に世界のいろんなところを見たり最高の体験をしてもむなしいということを分からせてくれる映画だった。
喧嘩別れして家族と親友の存在に改めて気づ
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

父親も自分の母親をなくして逃げている家族だけが拠り所になっているのはわかるけど、指名手配から逃れるためとはいえ刑務所にいるより緊張感や神経使う逃走を子供にも強いていたのはかわいそうだった。
最後父親は
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セブン(1995年製作の映画)

4.1

久しぶりの再鑑賞。あの数秒の間に殺さずに新たな計画を練り直して殺すよりつらい仕打ちを考えていたのはゾッとした。最後の車中の会話も完全に楽しんでいたのが狂気を感じる。こんなひどい世の中に子供を産まない方>>続きを読む

カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

4.0

女性がほとんど出なかったり中には一切出ない映画も作ってきたアルドリッチの久しぶりの女性主役の映画。試合の中でファンを作るのは凄いことでそれを最後のクライマックスで持ってきた演出も素晴らしいし女優二人の>>続きを読む

チャンプ(1979年製作の映画)

3.8

いい映画で子役の演技も素晴らしいけど少し冗長に感じたのと、泣かせようとするところの展開があまりあわなかった。細かいところで7年間もほったらかしでいきなり子供を欲しがるというのもどうなのかなと思ったりも>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

4.4

嫌味無く痛烈でもないがそれだけに響いてくるいい反体制映画だった。
パナヒ監督がタクシー運転手になり様々な人を乗客として乗せる。その乗客を通してイランの問題点をつきつける。死刑問題や貧乏なための治安の悪
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.8

久しぶりの再鑑賞。荒さもあるし脚本粗い。キャラクターもあまりたってない。低予算なのであまり世紀末感も出せていないし、警官隊もっと多く組織できるぐらい街に若者もいるとか突っ込みどころは多いけど、荒さの中>>続きを読む

サンゲリア2(1988年製作の映画)

3.5

ナイトからだけでなくデイオブザデッドからもインスピレーションというかパクった感じもありかなり潔い。最後のヘリコプターはドーンからも影響受けてるか。ヒッチコックの鳥のオマージュもあり。
フルチらしくスプ
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

これは理不尽や不条理がそれぞれの角度から見たら殺された人間や娼婦たちなど全員(最初に切り刻んだ牧童以外)に言えるし、主人公にもすさまじい葛藤がみえる。伝記小説を否定する場面もあったし賞金稼ぎといっても>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

夫が事故死したシンママ。その夫も暴力的でありその後出会う男も良い出会いない。子供に音楽の趣味から暴力振るう男と別れて、同僚から自分の決めた道を突き進めといわれて、故郷に帰って歌手への復帰を誓ったはずな>>続きを読む

ガープの世界(1982年製作の映画)

4.0

プーはガープが好きだったのがこじれたのかあるいは欲望むき出しの男が嫌いなもう一人のジェシーだったのか。最後までジョーカーのように重要なところで出てきた。
ガープが生まれたのは一般的ではないし母親も強烈
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チャンス(1979年製作の映画)

4.2

冷戦もあったころだろうしアメリカの政治も経済も順調じゃなかったのかもしれない。そういうときにこういうキャラクターの人間が自分の側にいてくれたらと思わせるような人物を作り上げている映画かと思った。

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シリアスマン(2009年製作の映画)

4.0

中年男性にとって大事な家族(妻、子供、兄)と職とお金。これら全てにトラブルが同時に起こる。真面目な主人公に起きていくので悲壮だけど、頼りたいラビは誰も今ひとつ頼れそうにない。
トラブルの多くに解決が見
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

内容はシビアだし劇中誰も笑わない。だけどこれはコメディ人情劇。
最後は嫌な展開になりそうで恐らく迷惑かけたくないので出て行かざるを得なかったのかもしれないけど、やっと最後に笑顔がこの映画のなかで初めて
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.6

リリースして狩りなんかするから手負いの殺人鬼の被害者続出
最初から最後のシークエンスでも十分復讐になりそうだけどそれなら映画にならないか
復讐する主人公も犯人も両方気持ち悪い映画だった