モモイさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.0

引っかからないぞ〜という気持ちであれこれ考えてみていたけど、特に引っかけはなく、まあそうだねーという結果。いちばん怖いのは人間、行いが悪いと罰が当たるよ、てこと(?)だけではなんか弱いような。けど、カ>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.6

文句なしの傑作なんですが、映像の重厚感に負けず劣らずの音楽(マーラーのアダージェット)、これが本当に神がかっている。なんだろうこの曲は。神様からの贈り物のような音楽。いつか映画館でこの曲を聞きたい。何>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

コテコテの恋愛映画、the ラブロマンスをイメージしていたけど、そんなこともなかった!(物語自体は王道だけど)
サクサク進む展開で、終始安定感があるし、ユーモア溢れる人間ばかりで(主人公とその友人や身
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.0

指を食べたり、フォークで刺す音のサクッと感が気持ちよい。
あと、主人公と恋に落ちる女の人の肉感そそるボディがたまらない。
特に興奮したのがダンスシーン。体のしなりから目が離せなかった。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.0

主人公がインタビューを通して、人気俳優ジョンとの交流を語り、2人それぞれの人生を回想させていく。
そのありきたりのラブロマンスのようなアプローチが古いと感じた。そして、なんだか見ていて窮屈な気分だった
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白夜(1971年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

繰り返される昼と夜。そのどこを切り取っても絵画的で色っぽい。
特に夜。色彩がとても繊細。
静かな夜の景色がゆっくり流れるだけの場面が何度かあるが、その時間の贅沢さといったら!!
眩いばかりの光を放って
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疑惑(1982年製作の映画)

3.5

メイン女優2人の、最後までぶれのない説得力あるキャラクターが良い!見事にハマってる。
はじめはこの年代のギラギラした感じや、活気溢れる役者たちに慣れなかったが、裁判がはじまってからは違和感なく入り込め
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まわり道(1974年製作の映画)

4.8

この作品の「旅」は、ある青年が旅を通じて人と出会い成長していく、というよくある感動的な旅物語ではないし、見ているこちらをワクワクさせる旅でもない。ワクワクどころか暗い。まず視覚的に暗い。(だいたい曇り>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ホラー、サスペンスとしての見応えもあったけど、人間ドラマとしても楽しめた。
設定から面白く、オチも納得だがまだ謎は残る。2では背景の部分(なぜループするのかなど)が明かされるのだろうか。

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

30-40分という短い尺にしてここまでのクオリティ、圧巻の一言に尽きる。短い長い関係ないかもしれないが、とにかく素晴らしい。
人、空間ともに退廃的だが、それらの間に流れる空気や時間にさりげない温もりを
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渚にて(1959年製作の映画)

3.7

まったく世界の終末を感じさせないメルヘンチックな音楽が不安感、虚無感を高める。この物語とそう遠くはない世界に自分は生きているということに気持ちがどんよりした。この時代SFといわれていたものが今ではもう>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

教育ビデオみのある可愛いオープニングから自転車のパンクがきっかけで2人の少女が出会う冒頭ですでにわくわく絶頂期。小さい子が描く絵日記のような、不思議な感触の、見応えある作品。夜明けの静寂に2人が耳を澄>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

国も言葉も時代も違う人たちのやりとりが今までにないくらい身近に感じられた。(俳優の即興演技により?)
しかし近しく感じられる分、人物間に流れる空気、時間に自分の体力が追いつかず。再度見直したさはある。
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満月の夜(1984年製作の映画)

4.0

『海辺のポーリーヌ』とは真逆の、刺すように冷たい空気を纏った冬の日常。ヒリつく真夏より心地がいい温度感。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

みんな自分が信じたいように信じるしかなくて、裏切られて傷ついて怒って、、傍から見てると心底くだらないと思うけど目が離せない。

私はパッカーンな夏の眩しさが苦手だけど、しつこくない映像でよかった。4人
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

泥臭さが消えない。

嫌とまではいかないが、
普段、他国の映画を見ても決して感じることのない異国情緒があって肌が慣れない。

吸血鬼(1932年製作の映画)

5.0

1回目は妙な映画を見たなあぐらいだったが、2回目3回目と、目にする異様な光景にぞくぞく震えた。あちらの世界にに支配されてしまったかのように何度も何度も見てしまう、、そうするうちに自分があちら側の世界に>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ニューアトラクション!
あっという間でぽつんと立ち尽くしてしまった、、
どこをとってもキメキメ。雨が降り出してからは特に、、(砂時計みたいな仕組みの)液体がぽたぽた落ちるヤツをむやみやたらにひっくり返
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

せわしなく掛け合うセリフも鬱陶しいほどかかる「エリーゼのために」など、、心地悪い、、呼吸しづらい。(正直苦手だ)途中何度か止めながらの鑑賞になってしまった。
おぼえているのは、ぎゅうっと凝縮された1つ
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ロリータ(1997年製作の映画)

3.4

個々のキャラクターが強くて、序盤から構えてしまった。元の「ロリータ」を知らないので何ともいえないけれど、なんとなくなぞりましたよ~という感じがする、、

花様年華(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ねっとりじゃない、うっとり
ラスト覗くところが好き

2019

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

果てには何が・・・・?
中盤もっと情報をくれ状態で、メタファー的な隠された意図が分かりそうで分からないなを繰り返し続けた末、長風呂から上がったようなのぼせた体で映画館をでた。

セッション(2014年製作の映画)

3.9

ふらっと立ち寄った程度に見てたけど
手に汗握る熱さで、こんなに自分が盛り上がるとは(スポーツ観戦ってこんな感じ?)
取り憑かれたようにドラムを叩く姿、
魔力だ。。
ずっと魔力を欲してる、あこがれ。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

ホラー映画を観て感動したのは初めて。
最後、レザーフェイスがチェンソーを振り回す姿に、『エレファントマン』を観た時のような"祈り"に近い感情が湧き上がってきてびっくりした。

わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督の講演会付きだったので、とても勉強になった。
もしかしたら映画の中の世界とこっちの世界の間は薄皮一枚の境界で、手を伸ばしたらむこうの世界と繋がれてしまう?と感じる不思議な作品。
・「独立した複数の
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

光って消える花火みたいとは、まさにこれ

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても丁寧で無駄のない映像作品。
特におにぎり、車の衝突のショットには目を奪われた。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

授業中に観せられるくらいだから正統派作品だろうと思っていたが、わりと変な映画だった。
まずこの頃の坂本龍一の顔が面白すぎる。
コントに見えてくる。

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私は女1男2の三角関係が描かれた作品が好きだけど、これは格別で、ずっと求めていた作品だった。
冒険的で、どこかおとぎ話みたいな3人の物語。
見終わった後、お腹いっぱい〜!!って大声で叫びたくなったし、
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