takuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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バットマン(1989年製作の映画)

3.6

ジョーカー誕生を見直すために鑑賞。ジョーカーは悪だが、バットマンも絶対的正義とは言えない。その代償がジョーカーの誕生。ティムバートンがバットマンの監督だとは知らなかった。ジョーカーの色使いやパレードの>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.4

アメリカ人にしか作れないとにかくかっこいい作品。好き。色の違いは見える世界の違いって感覚がわからないから、新しい概念を得た気分。基本セリフがラップ調でそれがまたかっこいい。地元への誇りが肌色で踏みにじ>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.0

ザB級映画。脚本も演技も。設定とたまに起きる笑いを狙ったやりとりは面白いけど、深みに欠ける。仕事だから黙ってこなす金髪くんの徹し方はすばらしい。まあこのチープな感じがたまらない人はいるんだろう、笑いも>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

エンディングで軽く震えてしまった。この震えは今の自分の境遇と重なった彼らの心の強さに響いたからだと思う。若者なりの正義と大人の妥協・偽りってパワーバランスは釣り合ってないけど、正義に向かって進む力は若>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.2

楽な人生より楽しい人生を。悪いことをしてる時って何であんなにワクワクするのか。これまで散々悪いことしたけど、あの時のドキドキ感はたまらない。同時に生まれる焦燥感と他人への迷惑でもう決してやることはない>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.6

月並みだけど、今自分が友達と遊べて、家族と仲良く、打ち込める仕事がある環境に感謝しなければならないし、これって当たり前のことではない。むしろこんな生活できてるのって、全世界で見るとマイノリティかもしれ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

重い。誰も幸せになってない。ハッピーエンドが好きなマルコのバッドエンドな物語。肌色とか性とか職とか、人間の本質には関係ないし、個々人が幸せを感じられれば良いだけで、それを実現するのが法なのに。だいぶ時>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

自分も思わずやってることをこうやって映像化されると、自分だけじゃないんだと気づかせてくれる。人間の真意、繊細さを響かせてくれる好きな映画。勝手に妄想を膨らませて、自分の中であれこれ考えて、相手の反応を>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7

いたるところに共感している自分がいた。何かをやらないといけないと学生時代に思うこと、衝動に駆られて変な使命感を抱くこと、実行直前になりビビること、実行して初めてことの重大さに気づくこと。浅はかさがまさ>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.6

ティムバートン感満載。ホラ吹きシーンではカラフルで明るく、現実の闘病シーンでのモノトーンな対比。確かにホラ吹きばっかり聞かされてウィルが嫌になるのはわかる。だけど、エドワードのホラ吹きは善の行いでいい>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

精神的にズンとくる映画。はじめ、リーは何て不器用な男なんだろうと思っていたけど、話が進むにつれて気持ちが理解でき、むしろ人間らしさを感じた。あそこまで追い込まれると、しかもマンチェスターという同じ土地>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

ストーリーも映像も完成度が高い。かなり重い内容だけに、ジョークを盛り込んで、伝えてくる。人間らしいトニーと自律に徹するシャーリーのバランスたるや。伯があるシャーリーの言うことはいつもごもっともだが、ト>>続きを読む

私の20世紀(1989年製作の映画)

3.6

対比と余白の映画。ひたすらに対比が表現されている。夜も照らす星と電気、ロバと列車、伝書鳩と電報、男性と女性、動物と人間、ドーラとリリ、ドーラ自信リリ自信の中での光と陰、そしてモノクロの白と黒。20世紀>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

魔法使いはやはりワクワクする。毎回だが、登場人物が多く名前が覚えられない。今回は血縁関係も入ってきてさらに混乱しそうになる。ニコラスフラメルが出てきたことに感動。ニュートとティナの間に見える信頼関係が>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

ハリーポッター好きとしては楽しめる有難いシリーズ。ただ、魔法の数が少なく野獣の紹介に時間が割かれている。カタカナ名前、用語がたくさん出てくるので、混乱しそうになる。エディレッドメインは相変わらずカッコ>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.2

自分を振り返って、立ち返る映画。薬物の話だから一方向にしかストーリーが流れないシンプルさはあるけど、そこに人間らしさが詰まっている。ニックが最後完全に孤独になるシーンは目を覆いたくなる。自分と照らし合>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.8

人間らしさをテーマにした映画。かつメッセージとストーリーがシンプルだから心に響く。目の前のことに向き合う大切さ。"失った時に初めてその価値を知る"って言葉があるけど、その価値を知ってから自分を変えるこ>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

キャロルのこの上ないかっこよさと美しさ。余韻がすごい。テレーズがそんなキャロルに性別関係なく惹かれたのは理解できるし、現実的にあり得ることだと思う。一見、キャロルは身勝手な行動をしているように思えるが>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

3.8

口数少ないアジョシの言葉が心に残る。”明日を生きる奴が、今日を生きる奴に殺される” “知ってるふりをしたい時、知らんぷりしたくなる"。描写、設定ともに残酷に描くのは韓国らしい。アクションシーンもかっこ>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

考えさせられる。特別な才能を持つから特別な生活をするべきか、それでも普通を取るか。特別な才能でしかできないことがあるからって考えも理解はできる。ただ、あくまでもメアリーは子供であり人間。メアリーがもっ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.6

終始、緊張感と異様な雰囲気が漂う。シャロンの口数が少なく、秘めて感じがそうさせているのかも。ただ、フアンへのリスペクトが終盤見られるし(職業売人、容姿など)、シャロンはフアンに心を開くまではいかないも>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

クレイ映画はあまり見ないけど、リアルな演技に見える場面とアニメーションらしい場面とバランスが良い。現代のメカニックなとこと、日本の古風な雰囲気を融合してて見入る。日本を舞台にした理由は何かあるはず。元>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

笑って怒って泣いて喜んで叫んで、いつでもまっすぐなレディーバードがかわいい。そして、こんなに感情を出して行動できる彼女がカッコよく見えた。悩み自体が青春で、田舎で過ごした高校時代を思い出した。親は最大>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.8

1つのPVみたい。音楽良し、映像良し、色彩良し。10代後半に戻りたくなった。横にいるのが当たり前だった人は、いなくなってその有り難みがわかる。そんなに遠くない話に思えた。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.3

セリフが少なく淡々と流れていく。眠くなってしまった。ジョニーがゲオルゲに恋に落ちる様子が散りばめられている。無言のゲオルゲに恋に落ちたジョニーの表情はどんどん変わっていく。動物、植物、人間の生死が映像>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

普通じゃない話が普通になる。普通じゃない人が普通の人になる映画。テンポが速くて細かいところまでセンスが良くて引き込まれる。独特過ぎて、こういうのが見れるのが映画のいいところ。何度も見たくなる。

ルーム(2015年製作の映画)

3.7

何が幸せか考えさせられた。生まれてから外界を知らない人にとって、監禁の生活は普通であり幸せなのかもしれない。母は外界を知ってるからもちろん脱出したいんだけど。外界に出てからも孤独だし、ろくに外には出れ>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.6

何だかんだでめちゃくちゃ仲良し。1を踏まえた上で見たほうが楽しめると思う。1の古めかしさを残しつつ、現代の流行りも盛り込んでる。1は薬薬金。2は女金薬。音楽は1と同様群を抜いて素晴らしい、家具やポスタ>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

現実を突きつけられた。前半は特に引き込まれた、子供達が誘拐されるシーンは恐怖を越えて絶望。人間不信になるがこれが世界の現実だと。後半は何とくのEDが予測できて、まずまず。孤独の時に何で人を頼れないのか>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

美しい映画。とにかく自然、音、建物、出てくるものが美しい。17歳にしての葛藤とそれを見守る恵まれた両親。ただどうしても同性愛がすんなり受け入れられない。サングラス+プールで音楽制作は究極のおしゃれ。風>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

モノづくりを担う者としての価値観が一致した。本質的に良いものは隠れがちで、道を開くには体力と精神力、孤独を受け入れる覚悟が必要。一方、世間は流行りやその場で縋れるもの、一過性のものに流れやすい。モノの>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

泣かせにくる
ブラッドリークーパーにすごい共感できる
飾りつけはいらない、自分を信じろ
ただそれが世の中で売れるものとは限らないのがやるせない、特にアーティストは
紳士すぎる立ち振る舞い、勉強になる

シャレード(1963年製作の映画)

3.7

ランパード
騙し騙し騙し、さらに騙し
ヴィトンのスーツケース
OPかっこよい