すえさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

すえ

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さようならCP(1972年製作の映画)

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この映画を観るにあたって自分なりに覚悟はしているつもりだった。しかし、覚悟も、理解も、何もかもが足りなかった。

この作品が嫌いだ、原一男のカメラが嫌いだ、そう思った。何もかもが近い、そうして
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.8

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あーおもしれぇや、ガイ・リッチー好きだわ。
こういうのでいいんだよ、こういうので。たまにはこういう映画が必要なんだよ。
脚本がうめぇからもうなんでもいい、すげぇや。拡散させるだけさせて、最後に
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シャーコーン! 呪いのモロコシ鮫(2021年製作の映画)

2.0

自分はサメ映画を全く独立したジャンルだと考えていて、観る際に3つの鉄則を設けている。
①残り時間を確認しない
②携帯は触って良い
③どんなにクソでも最後まで観る
この3つだ。サメ映画はクソなので観る
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大脱走(1963年製作の映画)

4.6

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午前十時の映画祭にて。幼児〜大学・専門はプレミアボックスシートが1500円で使えてしまうという、なんたるサービス。非常にありがたい、快適に観させていただいた。

3時間弱の超大作、それでいて無
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

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思っていたよりも楽しめた、良作ホラー。
個人的には全く怖くなく、全体的に可愛らしかった印象。というか、色々なシーンがギャグに見えて面白かった。ただ、ジャンプスケアだけは体が反射的に反応してしま
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

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劇場で観たかったのだが、色々と都合が合わず観れなかった因縁の作品。AmazonPrime、配信してくれてありがとう、封切りから配信まで爆速で嬉しいけど複雑な気持ち。
ジョーダン・ピール、やっぱ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

記録

多分観るのは3回目、ジョーダン・ピール大好き。撮る映画が全部自分の好みに合致する、お気に入りの監督。『アス』を観ても思ったが、単なるホラーに留まらず社会的な問題を絡めてくるのがたまらん。
根底
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(1974年製作の映画)

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美しい映像に酔いしれて微睡みの中で観てしまった、もっと覚醒している時に観るべきだったと後悔。
正直、この映画の本質は全く理解出来ていないと思う。恣意的に評価するのは冒涜にあたるかと思い点数はつ
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暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

4.8

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いやー、ちょっとちょっと、良すぎるでしょう。
フリッツ・ラング、やっぱり好きだわ、どのショットもバチッとキマってる。光と影の使い方が痺れる痺れる、たまんねぇ。
なぜこうも美しいショットを生み出
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.2

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坂本龍一さん、素晴らしい音楽でたくさんの映画を彩ってくださりありがとうございました。あなたの音楽はいつまでも残り続けます。

青い、とにかく青かった。まるで映画そのものが泣いているかのよう。そ
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

5.0

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淡白で、冷酷で、暗い。久しぶりに観るのが辛い映画に出会った、絶望に絶望が重なっていく。戦争の場面を直接描くよりも暴力的で、重く苦しく胸に刺さる
何より演者の顔、特に目が全てを語っている、芝居を
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ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

3.7

記録

トリュフォーの長編2作目。
ヒッチコックの影響が顕著。
男と女、愛、静かなエロス。彼の描く男性は気弱で人間臭くて良い、女性には強く芯がある。

2023,171本目 6/10 DVD

詩人の血(1930年製作の映画)

4.3

記録

初ジャン・コクトー作品。
うーん、内容はちっとも分からん!初めて本格的なアヴァンギャルド映画に触れた、90年以上経った今でも前衛的であり続けているのが凄い。
撮影法には驚かされるばかりだった、
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サンライズ(1927年製作の映画)

5.0

記録

これを超える映画は現れないだろう。
この映画と出会えて良かった。

2023,168本目 6/8 LD

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

4.1

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まず、ドラえもんによくある現代風刺などの大きな社会的テーマはあまり感じられなかった、エンタメとして楽しむべき作品。
のび太の冒険譚として凄く面白かった、子供にはちょっと怖すぎるかなってくらい、
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.4

記録

ブレッソン作品2作目。
最近『私、オフガヘプナロヴァー』を鑑賞し、そこで話題にあがっていた今作。なるほど共通点が多い、『私、オルガヘプナロヴァー』は現代の『少女ムシェット』ともいえるのかもしれ
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.7

記録

歴史的価値のあるフリッツ・ラングの傑作。そして自分にとって初のフリッツ・ラング作品。やっぱりモノクロームは良い!!
いやー、素晴らしい。文句の付けようがない。画の強さが半端じゃない、光と影の使
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ドラえもん のび太とブリキの迷宮(1993年製作の映画)

3.6

記録

良作。
人間が作ったロボットに支配されるディストピア世界という設定は良かった、ただどっちつかずというか、設定は良いのだからもう少し分かりやすくシリアスにして良かったのではと思う。自分が観た状況
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.5

記録

前途中まで観たけど、おもんなさすぎてリタイアした因縁の作品。リベンジ成功!
正直評価するのもちょっとだるいかなー、まぁ大変つまらんわけですわ。元々期待してなかったけどやっぱりつまらん!
うーん
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

1.4

記録

どうせつまらないだろうと思い、鑑賞。予想を超えてきた、うーんつまらん。
POVありきでここまで怖くないのは中々珍しい、自分はPOVホラーが怖すぎて苦手だけど、これだけは鼻で笑って観れた。CGの
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ドラえもん のび太と雲の王国(1992年製作の映画)

4.1

記録

いやー、流石。やっぱりドラえもんの映画は深い。
夢いっぱいでワクワクの前半と、現代の社会問題に警鐘を鳴らすシリアスな後半、分かりやすくて良い。何より、この作品が発表されてから30年、今でもこの
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

4.7

記録

ずっと観たかった、初のルイ・マル作品。
興行的には失敗したそうだけど、自分の中では傑作。単なるコメディに収まらずその時代の社会を捉えた作品でもある。
映像、音楽、色彩、観ていて飽きがこない。
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ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年製作の映画)

3.5

記録

普通に面白い、やっぱりドラえもんは設定に夢があって良い。
世界史を勉強していたからより面白く観れた。
オバQが出てくるのも良いポイント。
主題歌の『夢のゆくえ』が素敵、優しい歌声であたたかい気
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

記録

自分は特撮に明るくない、しかし仮面ライダーを詳しく知らなくても楽しめる作品ではあったと思う。知っていればもっと面白かったのかもしれない。
好みはあると思うが、自分には刺さらなかった。庵野秀明ら
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

記録

いやー、凄かった。なんというか、良い意味で捉えどころのない映画だった。表現が難しいけど、輪郭が上手く掴めず少しボヤけている感じ。しかし、それで良いし、それを狙って作ったんだろうとも思う。
心に
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.6

記録

主人公を演じたミハリナ・オルツァンスカがすごい、痛々しくも美しいオルガ・ヘプナロヴァーという存在を演じきった。猫背で、未熟な少年のような体つき、でもその目は真っ直ぐ何かを捉えている。
これが実
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.9

記録

久しぶりに映画を観れた、ここ最近大学に部活に夜勤で忙しかったけど、やっと自分の時間がとれた。やっぱり映画が好き。
もうクソ笑ったわ、こういうずっとバカでぶっ飛んでる映画は大好物。一々面白いシー
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

記録

あまりにタランティーノすぎる、めちゃくちゃ好き。
前半はいつも通りどうでもいい会話がずっと続くから中々退屈、その退屈を一気に解放してくれる後半がもう最高!クレイジーでバイオレンス!これを撮影し
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.3

記録

イエジー・スコリモフスキ監督の『EO』を鑑賞後、インスパイア元だと知りDVDを即購入。初のブレッソン作品。
『EO』と比べてどちらが良い悪いと語るのはナンセンスだけど、『EO』の方が直接的でよ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

記録

みんな言うように、とにかくケイト・ブランシェットが凄い。彼女じゃなければこの映画は駄作になっていたと言っても過言じゃない。本当にターとしての人生を生きているかのようだった。
正直、自分が想像し
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偽牧師(1923年製作の映画)

4.5

記録

チャップリンレビュー(3/3)
めちゃくちゃ面白い、コメディとしての完成度が高い。緊張感があるようでないような感じがたまらない。子供が好き勝手するシーンが好きすぎる、可愛いし面白いしで、ここ最
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担え銃/チャップリンの兵隊さん(1918年製作の映画)

4.6

記録

チャップリンレビュー(2/3)
こんなにマヌケで楽しく、緊張感がない戦争映画はいまだかつて観たことがなかった。しかし、それでいて社会的でもあり、素晴らしい作品。
現代の笑いはチャップリンがもう
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犬の生活(1918年製作の映画)

4.1

記録

チャップリンレビュー1/3
やっぱりチャップリンの作品好きだなぁ、サイレント映画ってこと忘れるくらい面白くて楽しい。やっぱりチャップリンの優しくて温かいハッピーエンドは観てて穏やかな気持ちにな
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.9

記録

最近は、部活にバイトに大学にで忙しい生活を送っていたため、お久しぶりの映画鑑賞。やっぱり映画はいいな。

『地獄の黙示録・特別完全版』はフランシス・フォード・コッポラが送る、超大作。しかし、3
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チャップリンのニューヨークの王様(1957年製作の映画)

3.9

記録

最盛期の頃の作品に比べるとさすがにキレが落ちたと感じるけど、十分に良い作品。風刺、皮肉に満ちて、チャップリンの思いがよく伝わってくる。前回観た『殺人狂時代』と並んでアイロニカルな笑いが多かった
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.6

記録

他の作品に比べたら評価が少し低かったから、あまり期待せずに鑑賞。とんだ傑作だった…
今回はサスペンスチックな構成、明暗の使い方とか、音楽がそういう雰囲気を醸し出していて、ほんまに多才やなぁと。
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