すえさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

すえ

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千年女優(2001年製作の映画)

4.5

記録

再見、おそらく3回目。今回リバイバル上映に都合が会い、今年初劇場鑑賞。2024年、素晴らしい幕開けを迎えれた。

もう今作は散々語られているから、わざわざバカタレの俺がゴチャゴチャ言う必要はな
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.0

記録

俺「最近Z級映画を結構観てて~…」
友人「え、そうなの!それなら『アタック・オブ・ザ・キラートマト』は観た???あれは凄いクソ映画だよ!」

このクソみたいなやり取りが数回起こってしまい、俺
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

記録

性格ひねくれマンだから、こういう流行りの映画は否定してやるぞ~って気持ちで観るんだけど全然観れた。

途中のヒッチコックみたいな演出は面白かった、もっとテンポ良いと思ってたけど意外と緩慢だった
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ロッキーVI(1986年製作の映画)

-

記録

ちょっと、面白すぎるかも。

2024, 短編2本目 1/17 BluRay

浮き雲(1996年製作の映画)

-

記録

この寂しさ、この虚しさ、この遣る瀬無さ。けれどそこには人の温かみと、少ないながらにも希望がある。これぞカウリスマキ。処女作から追ってきたが、これは今のところ最高傑作。

今作では手への執着は劇
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パペットシャーク(2022年製作の映画)

2.6

記録

【知ってた。】

『ジュラシック・シャーク』、そしてあの伝説の『ウィジャ・シャーク』を生み出した名匠、ブレット・ケリー。
今作は『パペット・シャーク』という文字通り全編パペットたちによって成
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.2

記録

【“ゆめ”の消失と自分らしさ】

特に何かがあったわけでもなかったが、精神的に参っていたのですみっコぐらしをチョイス。今作を観ながら幸せな気持ちで寝落ちしたらビックリするくらい恢復した、心理療
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シャーキュラ 吸血鮫(2022年製作の映画)

2.5

記録

【ドラキュラ映画なのにずっと昼…?】

近頃、何かが足りないと思っていた。名作、人気作、どれだけ素晴らしい映画を観ても心は満たされやしなかった。そんなやり場のない気持ちはマーク・ポロニア氏へと
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.7

記録

再見、祖父にオススメの映画はないかと聞かれBluRayを取り出し、一緒に鑑賞。

以前はそれほど良い映画と思わなかったが、今回改めて鑑賞して今作の素晴らしがよく分かった。

こういった作品がハ
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

-

記録

【キートス!マッティ・ペロンパー!】

今作がカウリスマキ映画に欠かせない俳優、マッティ・ペロンパーの遺作となった。何とも面白い役者で、1度観れば忘れられない癖がありずっと何を考えているのかよ
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

-

記録

私事だが、年明けからずっと忙しくしており中々映画の時間がとれなかった。そんな中、先日成人も迎え、遠くに感じていた将来が段々現実味を帯びて近づいてきた。何をやりたいか、何になりたいか、今は絶対的
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ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

-

記録

ぐわーーーラスト・ショットにやられた、ここ最近でも1番かもしれない、100点満点中120点だこりゃ。

やっぱりカウリスマキ作品は要約すると、“短いのに長い変な映画”だな。今作も、ゆるさがある
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

-

記録

楽しそうに演奏する彼らの誰が戦争を望んでいるだろうか。そう単純にはいかないのも分かっているが、平和を実現するためには武力ではなく、文化が必要なのだと強く主張したい。

俺は音楽の力、そして映画
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悲しき天使(1991年製作の映画)

-

記録

シュールすぎるMV、たまんねぇよな。

2024,短編1本目 1/2 BluRay

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

-

記録

手への執着、溢れるリアリズム、救いのない絶望、いやーこんなもんほぼブレッソンやないですか。でもそれでいて一種の爽快さ(音楽に拠るところが大きい)があったり、カウリスマキ組のキチンとした役者を使
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

記録

完全な映画というものは、ある人物の人生をそのまま切り取って写したものだとする考えがある。それに則ればこの映画はほとんど完全なる映画に接近しているのではないか、フィクションではあるが平山という男
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.6

記録

【降霊、ダメ、ゼッタイ。】

でっかい黒目のキュルルンお目目がかわちぃ映画、怖かっためぅ~;;

2023,343本目(劇場47本目)12/30 なんばパークスシネマ

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

-

記録

俺にとってのレオ様は、大胆で強いレオナルド・ディカプリオとは違い、ダサくて人間味溢れるジャン・ピエール・レオ。トリュフォーのドワネル作品からすっかりファンになってしまった、彼の瞳には本物の孤独
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Bico(2004年製作の映画)

-

記録

このタイミングで追加してくるFilmarksさん、余りにも理解っていて好き。

2023,12/23 BluRay

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

-

記録

何とも言えない物悲しさと一種の軽快さ、そしてシュールなユーモアが融合したこの独特の空気が癖になる、ヘンテコロードムービー。

今までの作品とは少し違い、コメディ色を結構押し出してきているが、こ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.5

記録

関東の人はこれを観て笑いはるんやね、えらいおもろいどすなぁ。

良い作品じゃなくても話題性があって売れたらいいんだよという風潮を表した映画、まぁ分かってて観たからあまり文句は言えないけど。魔が
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

-

記録

なんでこんなに良いのかよく分からん映画も珍しい、この寂しさと温かさの絶妙なバランスが良い。人の死をそこまで特別に扱わないのがカウリスマキの好きなところ。

彼の映画はやっぱり深夜〜早朝の間に観
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

-

記録

アキ・カウリスマキ、そろそろ彼のことをアキと呼んでも良いだろうか。え、ダメ?馴れ馴れしい?そっかごめん…

こいつあれだな、クラスでは全然目立たないけど喋るとめっちゃおもろい奴だ、友達になりた
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

-

記録

はっきり言おう、これは俺のための映画であると。今作のマッティ・ペロンパーはとにかくダサすぎる。どれだけ格好つけても、どれだけ真剣でも、やっぱりダサい。俺と同じだ、肩肘張ったとて何も変わらないか
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

-

記録

何をどう評価すればいいのかさっぱり分からんけど、こりゃ傑作だろうと俺の全細胞が叫んでいるわけですよ。モノクロームが最高すぎる。

一見支離滅裂にみえる今作、じっくり観てみるとどうやら支離滅裂ら
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罪と罰(1983年製作の映画)

-

記録

限界大学生俺、まもなく公開の『枯れ葉』のためにもアキ・カウリスマキを知ろうと、再販されたキートス!!カウリスマキ BluRay-BOXをPart1,2と購入。中古でも5〜7万くらいしていたから
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.7

記録

この映画を観て、俺も死ぬまでには2人の女と“寝る”って決めたんだ。

2022,331本目 12/18 DVD

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

記録

嫌な毎日から逃げ込むように、久しぶりに劇場へ足を運んだ。劇場の暗闇は何もかもを受け入れてくれるような気がする。暗さがとても温かい、心地よかった。

たとい国が貧しくとも、心の豊かさ、子供の想像
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.7

記録

うーむ、やっぱりジェームズ・ワンは性格が悪い!ムカつくぜ!事故主張が激しすぎな霊もお手の物。

エルビスの『Can't Help Falling in Love』よりも、冒頭のザ・クラッシュの
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血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

3.0

記録

『オオカミの家』が傑作すぎて、久しぶりにストップモーションアニメを観ようと思い鑑賞。

ただ単にこの映画の奥深さを自分が理解出来ていないだけかもしれないが、この映画が微妙なのは手段と目的の倒錯
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.4

記録

「ここでやっと、これがオレだ!というものが出た。『素晴らしき日曜日』ではそれが出かかって出なかったような気がする。ただ、これは三船敏郎という男が出現したんで最初の考えが引っくり返ったという写真
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炎628(1985年製作の映画)

5.0

記録

タルコフスキーのような幻想的な美しさを孕みながら、これほどまでにリアリズムに満ち満ちている映画は他にないだろう、間違いなく戦争映画の極致。

ヴィーターリー・カネフスキーの『動くな、死ね、甦れ
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.0

記録

ルネ・クレマンの『禁じられた遊び』を観る方がよっぽど有意義である。

ホラーコメディだからまぁね、そうだよねって感じ。友人と観る分にはいいんじゃないかな、怖くなくて。橋本環奈と重岡大毅は被害者
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

記録

いや、時間的にも空間的にも臨場感が出ていて長回しで撮った意義は分かるんだけど、こんだけ単一のショットで良いものが撮れるなら、そこをもっとカットで割ったらより良いものが出来たんじゃないかとも思っ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.4

記録

再見。これはかなり思い出のある作品、高校1年生の時に友人3人と劇場に観に行った。今作と同時期にダニー・ボイルの『イエスタデイ』が上映されており同じ日に誘われたが、当時は音楽にも映画にもそれほど
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