tabiさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

最初から夫婦仲が冷めきっていて、終始、居た堪れない。
そこに至るまでに何があったかは分からないし、ナマハゲの出来事はきっかけでしかないのだろうと思わせられる。
主人公が不器用で、東京に行っても、地元に
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.5

ホラー風アクション映画。
日本の幽霊と違って、直接的な危害を加えてくるし、家を壊すところから始まるからアトラクション感が強い。
殺人鬼、モンスター、幽霊って延長線上にある感じ。
前作と比べてスケールが
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.3

ストレスフリーな映画。
画面がずっと明るくていい。
ヨーロッパ行きたくなる。
最後のシーンは必死に探した。

悪の法則 特別編集版(2013年製作の映画)

4.1

救いのない話なんだけど、観入ってしまう。
面白いのは確かなのに、うまく言語化できない。
キャメロン・ディアスは何考えてるか分からなくて、恐ろしいしカッコいいし。ストーリーは無駄がないし、起きてる事象は
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

2.7

期待値が高かったけれど、好きになれなかった。
登場人物の誰一人、共感できないのはやはり辛い。話の作りも凝ってるとは思うのだけど、何故かハラハラできなかった。

そんなに嫌ならもっと真っ当な方法があった
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

1.3

期待してなかったけど、悪い方に越えてきた。ニコラス・ケイジのスラムダンクは唐突過ぎて驚いたけど、それ以外に見どころがなかった。

逃げる、離れる、病院行くみたいな行動を全然取らないのが違和感半端ない。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

2回目の観賞。初回の時の様なインパクトはないけど、久しぶりにこの湿度と緊張感が刺さる。
バリー・コーガンの雰囲気が最高に気持ち悪いし、コリン・ファレルのダメさ加減や終盤の家族の行動がどうにも醜悪。
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.0

スポーツの映画というより政治の話。チームにフォーカスが当たっているかというと、必ずしもそうでもない印象。
個々のチームメンバーがいまいち記憶に残らなかったし、何となくやる気出したら勝てたくらいに見えた
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.0

ネコが可愛いに尽きる映画。
ネコ載っけてるだけで、あんなにコミュニケーションの壁超えられるのかな。
とりあえず、ネコ可愛い。短毛飼いたくなる。

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

2.1

しんどい。
街並みの雰囲気とか綺麗。ヨーロッパ行きたくなる。旅行の広告みたい。
だけど、如何せん、主人公のキャラが共感できない。描写が足りてないのもあるだろうけど、安定した生活の中で突然、泣き憂う姿と
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.4

作家夫婦の愛憎。
家族の諍いはどこの国でも変わらないけど、言わなきゃ良かったってことは多々あるし、後で後悔するよなーってのは、人の死に立ち会わないと分かんないことだと思う。
昔、担任に言われたことだけ
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DEMON デーモン(2015年製作の映画)

3.0

嫌がらせしてくる相手に文句を言うために相手を探しに旅に出る。
みんなヤバい奴って認識してる割にどこに居るか探すところから始まって少しロードムービー感あるのが不思議。どんな悪党が出てくるかと思ったら、想
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

2.6

ひたすら酔っ払いの乱れっぷりを見せられるかと思ったら、色々と不快なものを見せつけられる…
事業としては凄いのだろうけど、映画としては観客が置いてけぼりな印象。あらすじで先々の話が見えているだけに余計退
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.7

若い劇団員がスキャンダルに巻き込まれながら女優として生きていく話。
今の時代だとネットで叩かれそうな表現や演出が多かったけれど、男とか女とか関係なく使えるものは全て使ってでも成り上がろうとする姿勢を、
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BEYOND BLOOD(2018年製作の映画)

2.0

一時期、ゴア表現の強いホラー映画がよく出てたなと思ったら、ニューウェーブとして認知されてた様子。
とは言え、作中で紹介される映画はハイテンション、屋敷女、マーターズ、フロンティアの4作、次いでRawに
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

2.1

何だかよく分からん映画。期待値が高かった分、ちょっと残念。
途中の映像、演出は面白かったし、ストレスフルな緊張が続く感覚は気持ち良さもあるのだけど、話としては動きが単調で予定調和感もあった。
フロアの
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.7

北の核開発を探る諜報員の物語。実在の人物を基にしているとのことだけど、切り抜けられることは分かっていても緊張する。
話は徐々に核開発から逸れていくし、主人公の置かれた立場とか細かいところは分かりにくか
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

少し型にハマった感はあるものの、丁寧な印象。
銭湯であんなもの処理できるのかとも思うし、色々と現実離れしていて、箱庭っぽい世界観ではあるものの、であるが故に悲壮感も緩和され、穏やかに観れる。
考察・監
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

2.6

ふざけた企画で大好きなんだけど、映画としては詰めが甘過ぎる。
演技も大味だし、演出も雑。ジェットコースタームービーだから、それくらいで良いのだけど。
対決に向けて期待感を煽ったわりには意外と呆気なかっ
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アリソン(2016年製作の映画)

3.2

性犯罪にあった女性のドキュメンタリー。
冒頭から主人公が穏やかな表情で語り始めるけれど、語られる内容は現実とは思えない凄惨さ。どこまで本当なんだろうと思ってしまうほど。奇跡。
再現の多くは模型に置き換
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.9

小津作品を観るのは東京物語に続いて2作目だけど、笠智衆の鷹揚とした佇まいが好み。
友人の生活、恩師の生活を見聞きする中で徐々に気持ちが変わっていく流れは丁寧に作られているなと感じる。
今は映画やドラマ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

話はベタだし、終わり方もすごい唐突感ある。色々と現実を置いてけぼりにした話ではあるけど、90分の尺を終始穏やかな気持ちで観れる良い作品。
純朴な子どもとの逃避行という意味では、パーフェクトワールドが浮
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.0

人口爆発→食品の遺伝子改良→多胎児の増加…導入部を見た時はソイレントグリーンかなと思った。
サスペンスかと思ったら、アクション映画に仕立てられていた。そのせいか、設定の割に悲壮感に乏しいし、ストーリー
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.3

冒頭から劇伴が好み。話自体はシンプルだけど、主人公の動きが潔すぎてテンポも早いから、サクサク話が進む。
後、窓から落ちたり、諸々タフ過ぎる。
知らない間に支配されているとは言え、弊害がはっきりしない印
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

1.0

ストーリーは映画として良く出来てると思ったが、最後の最後で心情的に賛同できなくなった。
過去を学び、今の教訓とすると言うなら分かるけれど、この作品はかえって分断を煽っているように感じる。
途中の主人公
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アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.5

全編iphoneで撮影って聞くとタンジェリンを思い出す。
タンジェリンはロサンゼルスの街の灯りがギラギラと輝いていたけれど、こちらはうって変わってざらりとした粒子が不安を滲ませる。劇伴のチープな感じや
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

最初は設定を説明されても、良く分からないままに観ていたけれど、中盤から一気にクリアになる。
客観的な観測から始まって、次第に主観的な体験に変わるところで、世界が直感的ではなくなる。情報の処理が追いつか
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

突撃作戦の中止命令を伝えるために未知の戦場に送り出される若い兵士。

実態は分からないけど、戦時には上官命令を信じて直走るしか許されてなかったんだろうなと思うと、絶望感に襲われる。
当の本人は家族のた
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

単純に作りが上手で面白かった。
トントン拍子に入り込んでいくし、話が進むから、ちょっと物足りなさも感じた。ポンジュノ映画と言うからにはストーリーにもう一捻り欲しかった。
面白かった一方で、何となく余韻
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

4.0

何となくマイケル・ジャクソンが亡くなった後に出たものは受け付けなかったんだけど、お酒に酔った勢いで視聴。
共演者たちのリスペクトや本人の意気込み、強いプロフェッショナリズムが見えて嬉しくなった。
色々
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

優等生の少女が最初は軽い気持ちで友達のカンニングを手伝い、徐々に深みにはまっていく。それも結構なテンポで駆け抜けるから、まさに手に汗握る2時間だった。
主役の女の子は本当に優秀だし、苦労をしてきたんだ
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.6

何でか分からないけど、気持ちが騒ついている時に突然観たくなる。そして、2年おきくらいに年末に観ている一作。
発色が綺麗だし、ペネロペ・クルスが綺麗過ぎる。歌ってるシーンが観たいだけな気もする。
何度も
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

2.4

シュールな映像が続くばかりで、あんまり好きになれなかった。
作品の背景とか解説を読んでみて少し評価はポジティブになったけど、露悪的に描かれ過ぎていて、疲れた。
終始、神経を逆撫でされるような感覚だった
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

高校最後の日に、これまで勉強しかしてこなかった学生生活を取り戻すべくパーティーに潜入する話。
概ね予想通りの運びで、話の展開に目新しさはないものの、何か好き。
2人の掛け合いと言うか、空気感が良かった
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.4

少し前にちょっと話題になっていて観れなかった作品。
人間って信じたいものを信じるし、合理化のために記憶も変えてしまうから、記憶が全て正しい訳ではない。一方で、記憶はその時々によって、当人にとっての本当
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

漸く視聴。
ラース・フォン・トゥリアーの舞台がかった演出、映像は好みなんだけど、ニンフォマニアックと言い、今作と言い、咀嚼が追いつかない。
あまり退屈せずに2時間半を駆け抜けたのだけど、何が起きたのか
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