lvsさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

  • List view
  • Grid view

ロストケア(2023年製作の映画)

3.7

今後、医療技術が進化すればする程に深刻になるであろう問題。

自分の親の最期が殺人の被害者だというのは、どんな理由であれ悲劇意外の何モノでもないと思ってしまうが、過酷な介護から解放され、ようやく自分の
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

1923年、関東大震災後の千葉県東葛飾郡福田村で、香川県からの行商人15名が福田村らの自警団に暴行を受け、内9人が殺害されたという痛ましく愚かな実在の事件の映画化。
福田村事件で殺害された彼らは日本人
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

公開当初は『チャーリーとチョコレート工場』の続編だと思い込んでいたため、もし劇場に足を運んでいたらかなりガッカリさせられただろうなと思うが、既に前作とは全く関係の無い、71年の『夢のチョコレート工場』>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.7

ファストフードが健康面に与える悪影響を、自身の身体を持って実験するというドキュメンタリー映像。

マクドナルド側も「マクドナルドは、ほとんどの栄養士が言うように“健康食”だ」なんてめちゃくちゃな発言を
>>続きを読む

スペル(2020年製作の映画)

3.2

自分を虐待していた父が死に、葬式のために家族と実家に向かっていたところ、突然の嵐でセスナが墜落し、目が覚めたらカルト一家に監禁されてしまっていたというストーリー。
監禁されていた当初は、映画『ミザリー
>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

前作『X』の主人公が、前作の性豪殺戮婆の若い頃を演じるという面白い試み。
今夏にアメリカで公開が決定している次回作『MaXXXine』でも「ミア・ゴス」が主演を演じるため、実質「ミア・ゴス」の主演ホラ
>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.6

密猟者に群れを狩られ、孤立し、ならず者となったライオンから娘2人を守るために戦う父親の話。

カッコいいアクションがあるわけでも驚きのサスペンスがあるわけでもないが、個人的に嫌いな映画ではない。
その
>>続きを読む

フローズン・ブレイク(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

リフトに取り残される2010年のB級アメリカ映画『フローズン』と酷似したB級ロシア映画。どちらもちゃんと面白くないが、『フローズン』の方がまだマシ。

唯一助かったヒロインも、彼氏と離れた途端に言いよ
>>続きを読む

スーパーヒーロー ムービー!! -最’笑’超人列伝-(2008年製作の映画)

3.6

この類のパロディ映画は大好物なのだが、配信もレンタルもなく、今まで観る機会がなかった。

無印の『スパイダーマン』をベースに、『Xメン』『バットマン』『ファンタスティック・フォー』等、様々なスーパーヒ
>>続きを読む

世にも不思議なアメージング・ストーリー(1986年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

オムニバスホラーという事で視聴したものの、ホラーというよりコメディ色がかなり強い。
1作目『最後のミッション』は、このままグチャグチャに潰されるのか、それともタイヤが出た途端に友人に撃たれてしまうのか
>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

原作となった怪談は昔に何度も読んでいたし、フィルマの評価もそこまで低くなかったので楽しみにしていたが、蓋を開けてみれば怪談『リゾートバイト』の要素を入れただけの別物で、原作では男3人のところを、あえて>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

敵の親玉、何度も観た覚えがある顔だと思っていたら、映画『ダークナイト』の冒頭の銀行で口にガスぶち込まれてたマフィアだった。

どんでん返しに次ぐどんでん返しだが、どんでん返し系だからといって面白いとい
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スコアが高めだったので期待していたホラー映画。
日本で言うコックリさんではないが、降霊術をテーマにしたホラー作品で、個人的に怖い要素は全くなかったが、映画としてはそれなりに作られていると思う。とはいえ
>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.8

以前から観たいと思っていたのだが配信にもレンタルショップにもなく、今日ようやく観ることができた。

パラレルワールドうんぬんはちょっと微妙なところだが、あまり深く考えすぎなければかなり面白い映画だった
>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.7

実際にあった未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフにした小説を原作に製作された映画。

事件の犯行声明に声を使われたテーラーの青年と、その事件を追う記者との2つの視点で物語が描かれ、実にサスペンス小
>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

面白かった。
ジェイク・ギレンホールの鍛え上げられた筋肉も圧巻だが、敵のサイコモンスター役、本物のUFC世界2階級同時王者のコナー・マクレガーの筋肉も凄まじい。

設定が元UFCファイターという事もあ
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

序盤から物凄くA24っぽいなと思っていたら、案の定A24だった。
最初から最後までA24らしさは全開。

所謂フェミニズム的な映画なのだろうか。
言わんとする事は分からなくもないような気がするが、表現
>>続きを読む

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットで「完結」と言っておきながら、この後少なくとも3作続編が出る。

前作の視聴から半年も開いてしまったが、少し曖昧な記憶でも特に問題はなかった。
前作のラストから悪霊に身体を乗っ取られたパパが
>>続きを読む

ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「この子は世界一優しい犬なんです!」と声高に主張する飼い主の犬が他人に噛み付くなんて話は珍しくない話だし、ましてやピットブルともなれば、本当にしっかりと飼い主が管理する義務がある。
犬を飼えない物件で
>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

『用心棒』の続編的作品。
リメイク版しか観たことがなかったが、ストーリーは同じでもここまでキャラクターの風格が変わるとは思いもしなかった。恐るべし三船敏郎。
こっちを観た後では、織田裕二版は失敗かも…
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

物凄く不快で過激なエログロだと聞いていたので覚悟していたが、ちょっと覚悟しすぎてしまっていたせいか、正直思っていた程だった。性的な不快要素は多いが、グロさのレベル的にはたぶん『グリーン・インフェルノ』>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.5

「人間の心の底のエゴイズムは醜悪無惨である。 しかし猶、人間は、人間の善意を信じないでは生きていく事はできない。」というテーマの映画。
子供の頃に観たっきりで今観たら印象が変わるかと思ったが、この映画
>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

3.9

昔何度か観た、織田裕二が演じた『椿三十郎』が好きだったのだが、リメイク元があると知って今更ながら視聴。

1960年代の映画なので仕方がないが、本当に何を喋っているのか聞き取れない事が多く、途中までは
>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.7

男女間に友情は成立するかという事をテーマの1つにした映画だが、友情以前にハリーの言動が失礼すぎて、10年越しとはいえよくこんな男と友達になってくれたなと思う。

96分の割に結構長く感じたので、話の割
>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

玩具に搭載したAIが暴走し殺人人形と化すストーリーは、2019年の『チャイルド・プレイ』が1番近いと思う。

両親が亡くなって不安定だとはいえ子供が中々のクソガキで、最後は守ってくれるはずのミーガンに
>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.6

何回見ても鉄板で泣けるストーリーなのに泣けなかった。
リメイクのために色々足してみたものの、昔のアニメが完成されすぎていて、何をやっても余計な要素になっているように感じる。

昔の泣けるストーリーを3
>>続きを読む

ドラえもん のび太の恐竜(1980年製作の映画)

3.5

ドラえもんの映画第1作目。
のび太達もだが、しずかちゃんの顔がやたらスッキリしていたり上裸になったり、のび太がスイスイ海中を泳げたり、ジャイアンの歌の威力が弱かったりと、色々古さを感じさせてくれる。
>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的には微妙。
こうなんじゃないか?という考察を読んでみたが、だからといって特に評価が変わることはなく、面白い風そんな面白くない映画だと思う。

肝心のタイムリープも、叔母のビンの中身の力なのかヴィ
>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

2時間というやや長尺な上映時間とテーマの重さから、随分と長い間マイリストに放置してしまっていた作品。

1969年に本当にあった、とある医師と嗜眠性脳炎患者達とを描いたノンフィクション作品で、脳炎患者
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

恐らく15年振りくらいの鑑賞。
ストーリーは完全に記憶していたのに、10代の頃に見た印象とはまた違って面白かった。
これぞジャック・ブラックの真骨頂。

ザックのギターソロが気持ち良くて、思わず自分の
>>続きを読む

レンフィールド(2023年製作の映画)

3.6

ニコラス・ケイジが好きなので視聴。
90分弱のコメディだが、体感120分くらいに感じた。
ちょいグロのアクション爽快で、ニコラス・ケイジも超ハマり役。普通に面白かったけど、ヒロイン役がオークワフィナと
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

映画『怪物』がめちゃくちゃ良かったので、公開当時には全く興味が湧かなかった同監督の有名作を視聴してみたくなった。

万引き、ネグレクト、年金不正受給等、現代日本の暗部をテーマとして取り扱っており、リア
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今年観た映画で一番。邦画の中でなら歴代一番面白かったかもしれない。
前情報一切なしで観始めたので中盤まで完全に舐めていたが、これは間違いなく名作。

うちもまさにこんな感じのシングル家庭だったので、母
>>続きを読む

劇場版 幽☆遊☆白書(1993年製作の映画)

3.5

幽遊白書初の劇場版でありながら、上映時間は25分。ドラゴンボールとDr.スランプとの同時上映だったらしく、昔のアニメ映画ってそんな感じだったよなと懐かしくも感じた。

映画版ドラえもんのように作画がと
>>続きを読む