パンケーキとペンギンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パンケーキとペンギン

パンケーキとペンギン

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.9

20年前に2人に何があったのかふわっとしか語られないので想像で補うしかないのだけど、やっと会えた時の2人の涙を見て、彼女たちはきっとソウルメイトのような関係だったんだなと思った。愛する人であると同時に>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

有名な雨の中で唄うシーンが見られて満足!親友のコズモが唄う「笑わせろ」もとても良かった。ミュージカルって楽しいなぁと思った。

昔の映画には音がなかったなんて初めて知った。もっと映画の歴史を知りたくな
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.7

子供の頃に一度見たことがあるけど、大人になってから改めて見てみたら、家族たちのケビンへの対応があまりにも酷くてびっくりした(笑)

留守番中、ケビンがテレビの音声でピザ屋さんや泥棒をビビらせるシーンが
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

恋愛映画だと思って観に行ったけど、実際に観てみたら恋愛パートと仕事パートが半々くらい?の印象で、より共感できたのは仕事パートの方だったかもしれない。
希望いっぱいで入社したものの、配属された部署で任さ
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ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

3.0

セリーヌ・ディオンの半生をなぞった作品。本当に出来事をなぞっただけという感じで、主人公の心情が深く掘り下げられることはなかったので少し意外だった。

セリーヌ・ディオンは生まれつきの天才で努力せずとも
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良い!
映画館でボロボロ泣いた。

学校の合唱団に入ったことがきっかけで歌に目覚めたルビーは歌の道に進もうとするも、なかなか家族の理解が得られない。理解されるどころか、「反抗期ね。私が盲目
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.3

政治がテーマのブラックコメディ。
ピュアで熱い川島候補と冷製で現実的な周囲の人々との対比が面白い。緊張と弛緩がうまく使われていて笑えた。

一番好きなのはミサイルの動画のシーン。

ただ、完全に個人の
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと退屈だけどほっこりする映画。

大好きだったお父さんが突然「女性になる」と言い出し、両親は離婚へ。
11歳の女の子にとってはショックで到底受け入れがたい出来事だと思う。
自分がもし同じ立場でも
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

ビートたけしと師匠の絆を描いた物語。

二人の間で交わされる毒気のある江戸っ子のような会話は現代の自分からしてみると新鮮だった。知らない世界を垣間見れたような感じで良い体験ができた。

たけし役の俳優
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.0

設定がとにかくロマンチック。優等生っぽい爽やかさがある映画だった。

水上の過酷な環境の中で、たった一人の教師としてやっていくのは孤独で戸惑いが多いと思う。
そんな中で、過去に同じように苦労を乗り越え
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

4.5

「どこにでもいる冴えないサラリーマン」の話だと思って見たけど、全然そうじゃなかった。こんなに優しい人はそうそういるもんじゃないと思う。
人を喜ばせることが好きで争いを好まず、不満を飲み込んでしまいがち
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.6

時系列がバラバラだったり登場人物の言動が矛盾していたりするから、見ていて混乱する映画だった。でもそれが認知症の人が感じている世界なんだなぁと思った。

娘さんは辛いだろうし、周りの人はイライラするだろ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

映画館で鑑賞。お客さんのリアクションが大きくて、度々クスクス笑ったり手を叩いて笑う声が聞こえてきた。

ドラマの延長線上で2人のイチャイチャを見せつけられ続ける2時間。微笑ましい気持ちになった。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.9

最初は謎の多い始まり方だったけど、いろんな人の視点から物語が描かれることで徐々に話が繋がっていって、最後に真相にたどり着く。「??」と「なるほど!」が交互に来る感じが面白かった。

登場人物一人ひとり
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

青臭くて不思議な映画。コウの魅力がまったくわからなかったけど、ナツメにとっては心惹かれる人だったんだろう。

後半のコウのメンタルのやられっぷりには驚いた。万能感が打ち砕かれて落ち込んでるんだろうけど
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.7

アナとエルサも可愛いけど、何よりオラフが可愛すぎた。
わかりやすいストーリーで気軽に楽しめる映画。

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.8

主人公は背中にタトゥーを入れて芸術作品になることで、お金と移動の自由を手に入れる代わりに人間としての尊厳を踏みにじられていく。

物語の設定はぶっ飛んでいるけど、主人公の心の動きはリアルで人間臭く、と
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

ショーの部分が賑やかで楽しい!
主人公は出来た人間ではないけど、圧倒的な行動力で結果的に周りの人を幸せにした。正直あまり感情移入はできなかったけど起承転結がはっきりしたストーリーで面白かった。

ファイター、北からの挑戦者(2020年製作の映画)

3.0

普段生活する中であまり馴染みのない「脱北者」の人たちに思いを馳せる良い機会になった。静かで、まるでドキュメンタリーを見てるみたいだった(途中、少し退屈だったかも…)

主人公ははじめ周りが全員敵である
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.0

オシャレさと奇妙さが混ざったような作品。
台詞がなく独特な世界観なので慣れるまでは少し苦痛だけど、少しずつ面白くなっていく感じ。

おばあちゃんがあまりにもパワフルすぎて笑えた。

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

登場人物がちょっと一癖あるマイペースな人たちばかりで、シュールな面白さがある映画だった。

笑いどころはたくさんあったけど、特に終盤3組の男女が鉢合わせるシーンでは爆笑してしまった。
笑える映画だとは
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.8

陰キャでパッとしない主人公が持ち前の文才を活かして辛口批評家として大成功!だけど、成功の裏で何か大切なものを失っていることに気づいて…というお話。

全編を通して結構パンチが効いてる印象。主人公は個性
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

ほのぼのとした懐かしい雰囲気の映画だった。
三浦春馬と多部未華子の話がメインと思いきや実はそうでもなく、むしろ2人の周りの人たちのストーリーが丁寧に描かれている。
人物相関図が複雑に絡み合っていて「あ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーは普通だったけど、映像の美しさとセブの弾くピアノの美しさのおかげでなんとか楽しんで観れた。

★映像について
2人の出会い〜交際中のシーンでよく出てくる、夕焼けと夜の中間の空がとても綺麗で好
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

映画館で鑑賞。めちゃくちゃ迫力があって気分が上がった。
ミュージカル映画はあまり得意じゃないと思ってたけどこれは好きだった。

ハイツの人たちはは皆それぞれ悩みを抱えつつも明るく生き抜いていて、そんな
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

変わり者2人の凸凹なコミュニケーションがとても面白かった。

コミュ障な男性としっかり者の女性が憎まれ口を叩きながらもお互いに惹かれ合っていくところは「結婚できない男」に少し似てるかな?

途中、先生
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

事前にあらすじを読まずに観たので物語の設定を把握するのに時間がかかった。途中、中弛みした感じがあったけど、後半の流れは面白くて夢中になった。最後はすべてがハッピーエンドにおさまってスカッとした!

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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

最初の方はちょっとつまらないかな?と思いながら見ていたけど、佐々木が出てきたあたりから急に面白くなった。
みんなの前では馬鹿っぽく振る舞ってるのに、実は複雑な家庭環境の中にいて、美術や読書などの内省的
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

現実と漫画の世界がリンクしながら進む感じがドキドキして面白い。途中から何が現実で何が作り話かわからなくなって、どんどん引き込まれた。

あと、旦那さんの間抜けな演技が面白くて何回も声出して笑ってしまっ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

主人公は他の映画ならあまり物語の主役にはならないタイプの無口な女の子。
コミュニケーションがうまくいかない感じとか視聴者ゼロのYou Tubeで前向きな言葉を発信する自我の強さとかリアルで痛くて、共感
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

モリーとエイミーの友情にほっこりした。
特にモリーがニックへの恋心をエイミーに打ち明けるシーン。自分を卑下したモリーに対して、エイミーが「私の親友に何てことを言うの!」と怒るところが最高に良い。

猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.0

金曜ロードショーをながら見。

日常から異世界に迷い込むシーンが夢があって好き。
先週見たもののけ姫と比べると、同じジブリでもテイストがかなり違って、こっちはびっくりするくらい平和なお話。
懐かしい気
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.8

ライブシーンが良い。「さよならくちびる」「誰にだって訳がある」は名曲!映画を見終わった後もしばらく頭に残りそう。
それに、中盤のMCに出てきたホームレスのくだりには感動した。

次に、ストーリーについ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.5

動物vs人間の戦い。
元はと言えば動物の森を脅かしたタタラバの人達が悪いのだと思うけれど、彼らのことを完全なる悪人としては描いていないような気がして面白いなと思った。彼らはシーンによって善人に見えたり
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

何て言ったら良いのか…街も人も全員狂ってる。呆気にとられてる間に終わってしまった。

アーサーが母親を殺すシーン、ジョーカーになって階段をステップ踏みながら降りていくシーンは、やけに綺麗で印象的だった
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

すずは自分が痛みを知っている分、他人の痛みにも敏感で、だからこそ竜を放っておけなかったんだと思う。

ただ、自分の素性を明かしてまで彼を助けようとしたり、高知からはるばる東京まで行ってしまったりするシ
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