Pyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

1.9

5時間17分の尺だからこそ自由にできた表現方法。真の演技とは何か、生きた台詞とは何かを考えさせられる作品。なんて生臭いことは言うつもりはない。

正直、誰にでも思い付く素材の使い方で面白くない。まず2
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.5

凄まじい心理的編集。一見編集が混雑しているように見えるが実は巧妙なのが正にエクスタシー。でもあざとくなってないのがリンチのテクニック。これぞ不可思議領域の爆発。

はっきり言って編集に統一感は無い。し
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

お、おもろいやんけ笑

ラフな視点で人生を覗き見る能力が優れている。ついでに客観的な視点の影響もわかっているような編集。ある意味勇気のいる自然なリアクションも平然とやってのけている。だからこそ共感が得
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.0

せっかくの脚本が生かしきれてない編集!

気に入らないのは編集のテンポと音響。監督特有のユニークな(笑える)演出を長回しで見せてしまっている。これによって、せっかくのユニークで面白い台詞の面白さが下品
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

2.9

脚本はユニーク!

劇映画の概念をぶち壊した新しい視点で主人公を覗き見る作品。演劇の1フレームを切り抜いたような絵。厚かましいまでのフィックスカメラ。カットバックだけでは語れない空間の演出、時間の演出
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.3

キャラクターの大切さ、重要さがわかる映画。どんな映画にも各々のキャラクターが存在するが、この映画はその力が抜きん出ている。多様な個性で奥行きを感じるというか、その場に自分が居たかのようなリアルな世界を>>続きを読む

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.8

愛とはこうあるべきか!?
クールな台詞にイカしたカット編集!

瞬きを忘れるほどカッコ良いカット編集。冒頭6分の繋ぎ方やタイミングはMVに近いのだが、注視して観るとしっかり映画らしい繋ぎになっている。
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

真のアンチ予定調和?!
絵のぶつけ方を知っている!

ストーリーに関係の無い会話もあえて練り込まれており、その後に起こる展開のインパクトを促進させるスパイスのような存在になっている。異種配合とでも言お
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.8

権力者の空虚さをおちょくった!オストルンド自身の意識の高さをも笑いのネタにしている!

改めてオストルンドの感性に脱帽する。レンズを通して見えた世界というよりも、観客もそこに居るような空気がスクリーン
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.9

パート2がクランクアップした1週間後に撮影が始まったこのパート3は、パート1はもちろんのことパート2と非常に伏線のやり取りが多くなっている。パート2と3は、パート1に比べ脚本を練り上げる時間が無かった>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

監督のロバートゼメキス抜きで脚本のボブゲイルが1人で仕上げたシナリオでクランクインしたため、パート1よりも話が難しくなっている。故にコメディ要素やシュールな描写は薄くなってしまっている。しかし、タイム>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

映画業界を目指したきっかけとなった作品。

自分自身、6歳で初めてこの映画を観て震え上がったのを今でも鮮明に覚えている。世界にはこんな面白い物を作る奴がおるんか…同じ人間やのに…悔しい…。と子どもなが
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(1974年製作の映画)

3.9

ワンカットの撮影技術。それに特化した芸術作品である。是非とも絵に注目してほしい。素晴らしいまでの投げ受けの構成。独特の撮影技法。その全てが観客をタルコフスキーの世界へ誘う。五感をくすぐられる作品だ。

ストーカー(1979年製作の映画)

4.3

タルコフスキーの傑作だと思う。独特のワンカット術に加え、色味の演出や効果的なハイスピードがフィクションをリアルにしている。観るのが怖くなるほど引き込まれる映画だ。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.1

緩急急急急急急急急急急急急急緩急
どこで呼吸すれば良い?

誰もが夢で観たことあるような世界観で素晴らしい。デジャブを感じた。しかし、凝ったアングルのカットや特殊効果が休み無く詰め込まれているので逆に
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