すだ(ナードマグネット)さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

すだ(ナードマグネット)

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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

『グラン・トリノ』の精神的続編て感じ。どちらもイーストウッドがケジメをつける映画という意味で。相変わらず色んなものをドスンと持って帰らせられるんだけど、意外と全体的にコメディタッチなので観ている最中は>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

めちゃめちゃ情報量多くて実験的で新しいことやってるのに、そこで語られるのは僕らが慣れ親しんだおなじみのスパイダーマンの物語でした。スパイダーマンについてのアレコレの知識があると超楽しいのは間違いないけ>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

たぶんこの映画のせいじゃないんだけど『アクアマン』の異常なサービス精神とテンポ感のあとではどのアクション超大作も分が悪くなっちゃうな。でも戦闘シーンは全部よかったです!「みんな生身の人間じゃないから何>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

「ポール・フェイグの新作なのになんかガチのサスペンスっぽくない!?メリッサ・マッカーシーも出ないの!?」とドキドキしながら観に行ったんですが、わりといつも通りでした(笑)。おもしろかったし大好きだけど>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

学生時代の私にアメリカンコメディの面白さ、懐の深さを教えてくれたのはファレリー兄弟の映画たちだったので、オスカー受賞は本当に嬉しい。去年ギレルモデルトロ監督が半魚人の映画で獲ったのに引き続いて嬉しい。>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

こういう変則的なサスペンスは大好物!あと「最後の最後でタイトルの意味がわかる」映画も大好物!ということで大変おもしろかったです。
正直、中盤のとあるセリフへの違和感から脚本上のトリックには気付いてしま
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

豪華絢爛エマ・ストーン劇場。最近はもうハリウッドを代表する女優の風格が出まくってるけど、この人の最大の魅力は数々のコメディ映画で培ってきた顔芸だと思っております。すました表情から目をひん剥いて「こんの>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

DCユニバースの作品では文句なしぶっちぎりの優勝。やっと心から絶賛できるやつが来たのが嬉しい。ここ10年くらいの世界中のアクション超大作の面白いところ全部盛りみたいな映画!

ラスボスと戦うために伝説
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.5

「おじさんの執着心や嫉妬心が暴走するとそれはやがて怪物になる」という哀しいお話。ラルフの背中に私は泣いたよ。
でも"Never Gonna Give You Up"って結局反省してないだろお前!と笑っ
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

「19年もかかって成し遂げたんだ!途中で正気を失いそうになったけどね!」って監督本人の魂の叫びやんけ。ここまでほんとに長かったね…。

というわけで、時に心配したり時に呆れたりしながらもシャマラン先生
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SOUNDS LIKE SHIT the story of Hi-STANDARD(2018年製作の映画)

5.0

ハイスタ結成から現在までの歩みをメンバー3人のインタビューと当時の映像で振り返るというだけの極めてシンプルなドキュメンタリー(もっとエアジャム関連のバンドとかいっぱい出てくるのかと思ってた)にもかかわ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

予告やポスターからはもっと陰惨で残虐なテイストを想像してたけど、とてもホッコリする楽しい映画でした。いろんな人が言ってたとおりヴェノムはピョン吉でありミギーですね。顔がニュッて伸びてきてエディと会話す>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.5

例えばすんごいヤバい夢を見たときって、目覚めた直後はめちゃくちゃ興奮してるけどそれを後で誰かに伝えようとしてもなかなかそのヤバさって伝わらないじゃないですか。そんな映画です。超面白かったし興奮したけど>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

4.5

観る前の期待値の低さと映画館を出るときの満足感の高低差で言ったら今年1かもしれない。
中盤のとあるシーンでわかりやすいダイハードオマージュがあるんだけど、そこからの展開が「なぜダイハードはあんなに面白
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

マッコールさんの尋常じゃない強さは相変わらずなんだけど、それをヒロイックに描いてた一作目に対して続編では彼の背負う業や孤独という側面が描かれていて、二作続けて観ることでよりマッコールさんという人間につ>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.5

映画館で近くの席に海外の人が何人かいたので、オークワフィーナとかケン・チョンが出てきた瞬間にめちゃ盛り上がってて楽しかった!日本でももっと知名度上がらんかな。。
ベタベタなシンデレラストーリーでも時代
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いや、この設定なら「常にでかい音を街中で鳴らし続けておく」とか、いくらでも対処法はあったのではないか人類よ。みたいな突っ込みはいくらでも思いつくんですけど、楽しかったしラストショットが最高だったので全>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

観る前は「さあみんな仕事なんて辞めちまおうぜ!」みたいな気分にさせられる映画かなあ、と思ってたんですが、実際は「有給休暇を消化しようぜ!」くらいの着地点だったのでよかったです。

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.0

背筋が凍りました。ツイッターの公式アカウントは「仕事、家事、育児、頑張る総ての女性にオススメの映画となっております👏」って宣伝してたけど、むしろ全男性必見なのでは…。
監督、脚本、主演の組み合わせから
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

前作『アントマン』が公開されたのが『エイジ・オブ・ウルトロン』の次で、今回は『インフィニティ・ウォー』の次。つまり、アベンジャーズ全体のお話のスケール感がピークに達したタイミングで「一旦ちょっと落ち着>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

トム・クルーズはすごい。本当にすごい。こんなムチャクチャな事やってのける大スターは間違いなく今の世界では彼だけだし、その偉業をリアルタイムで目撃するためにも映画館で観たほうがいいのは間違いないです。す>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

「今までハリウッドで男たちがやってた役を女性に置き換える」というのは、『ブライズメイズ』以降のポール・フェイグ監督なんかがかなり意識的にやってたことなんだけど、たとえば『SPY』のステイサムや『ゴース>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭30分の長回し劇と、その裏では実はこんなことが起こってました!っていうタネ明かしパートの間に丁寧なドラマパートを置くことで、二重の伏線回収がバシバシ決まっていく気持ちのよさ!!伏線回収フェチの私は>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

ズシッと来た。こういう映画を観ると自分はまだまだアメリカという国を、というか世界のことを何も知らないんだなあと痛感させられる。

インフィニティー・ウォーにもMIフォールアウトにも参加していなかったジ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

「社会進出し活躍する妻と育児に苦戦する夫」という日本においても超タイムリーなテーマをこの家族で描くってのが面白いし、スーパーヒーロー禁止の法改正に向けて様々な能力者が集まって戦う展開もX-MENみに溢>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』ってカタカナ表記だとエッチな格好した人たちのお色気バトルみたいですけど、もちろんそんな映画ではありません。

女子テニス選手の賞金が男子に比べて安すぎるということをビリ
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.5

不気味な心霊ホラーかと思いきや、その怖さにはちゃんと理由や理屈があるので、そこが賛否分かれそうだけど私はとても真摯な作りだなあと思いました。ここ数年のアメリカの世相なんかも反映してるのかなー。とはいえ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.5

前作では何も悪いことをしていない人が必要以上に酷い死に方をしていたのが狂気じみていて最高でしたが、今回は「お前ら最低!はよ死ね!」と思ってたらちゃんと大惨事になるので結構ストレートな印象です。ホラー寄>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

おもしろかったですよ!!!
そもそも監督がクリストファー・ミラー&フィル・ロードのコンビからロン・ハワードに交代した時点でめちゃくちゃ期待値下がってしまってたんですけど、そんなドタバタの製作状況でもち
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

5.0

信じていた世界がすべてニセモノだとわかっても、そのニセモノに救われた気持ちはホンモノだし、それは他人から否定されるべきではないよな、ということがとても優しく美しく描かれていて、同じくフィクションに救わ>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

日本の宣伝ではまったく触れられてないけどこれ『ウォールフラワー』の監督の最新作ですからね!!!!

オギーの身に起こることはまあだいたい予告見ただけで予想がつくんだけど、だからこそ彼の周りの人たちの物
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

是枝監督の『誰も知らない』に影響を受けたショーン・ベイカー監督が『フロリダ・プロジェクト』を撮ったということを知っていると、どうしても『フロリダ・プロジェクト』と『万引き家族』には共通点を見出してしま>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

ジョナ・ヒルの妹の「ジョナ・ヒルの妹感」がすごい(でもかわいいよね)。たとえばこの物語から15年後くらいに、大人になったレディバードちゃんが思い返したら一番「ギャアーーー」となりそうな瞬間が詰まった9>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

オシャレじゃない方の80sリバイバル。徹頭徹尾ドライだった『アウトレイジ』シリーズとは対照的な暑苦しいやくざ映画でとても面白かったです。なんせ真夏でもみんながっちりスーツ。見てるだけで暑い。

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

Xフォースの初陣の無様さを思い出しただけで元気に生きていける。久しぶりに涙出るくらい笑った。めちゃくちゃ不謹慎でくだらないネタのオンパレードなのに、その根底に実はめちゃくちゃマトモな主張が込められてい>>続きを読む