リボウスキさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

リボウスキ

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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.6

どこか変な映画が多いコーエン兄弟の作品の中でもトップクラスに変な映画。 蒸し暑い夏の夜になんか観たら蒸し暑さ倍増でおかしくなりそう。よく意味はわからないが目が離せない面白さがある。 壁紙めっちゃ気にな>>続きを読む

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.7

お洒落インディペンデント監督四人によるオムニバス。オムニバスだからサクッと観れて良い。順当にいくとタランティーノの4本目か、ロドリゲスの3本目が人気を二分するのだろうが、個人的にはアリソン・アンダース>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.5

ただ設定が面白いだけの薄っぺらなSF映画からは辛うじて一歩抜け出した印象。 前半は設定の面白さとかっこ良い世界観に引き込まれる。中盤、意外なほどあっさりと路線変更で肩透かしを喰らい若干の退屈に襲われる>>続きを読む

砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.5

タイトル通り、砂漠でサーモンフィッシングを実現するために右往左往する話。 観終わった後に調べて、これ実話ベースだったのか!事実は小説よりも奇なり!と驚くことは多々あれど、この作品は、これ実話ベースじゃ>>続きを読む

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

4.2

瞬発力のある映画ではないから評価され辛いかもしれないけど、割と好きな映画。観てる途中は抑揚の少ない展開に眠気すら覚えたが、最後まで観た後に、あれ?面白かったんじゃね?ってなるタイプのやーつ。 ケヴィン>>続きを読む

バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

3.9

なかなかの秀作。 アクションゴリ押しのステイサムも良いけど、記憶に残るのはこんな作品。 「カオス」と色々と対照的な作りになっているので、続けて観賞するとなかなか楽しい。 全然続編とかじゃないんですけ>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.4

初監督作品にして既にソフィア・コッポラのカラーが確立されている。 凄く陰鬱な内容を美しいと思わせるセンス。女性監督ならではの繊細さ。光る物がある。 キルスティン・ダンストの存在感も光る。可愛いとか綺麗>>続きを読む

25時(2002年製作の映画)

3.5

確かに渋くて、E・ノートンが魅せてくれるのだけど、少しだけ退屈に感じてしまった作品。 どう感情移入するとより楽しめるのかな。とりあえず、とにかく掘られるのが嫌なんだね(笑)あと、いい彼女持ったなーおい>>続きを読む

シーズ・オール・ザット(1999年製作の映画)

2.8

冴えない女性が変貌する系の王道青春ラブコメ。
レイチェル・リー・クックが冴えない女性を演じるのには無理があるほど可愛過ぎた。
途中でヒロインが着てる「千円札」のプリントTシャツが気になった。
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.0

宮崎あおいの下手かわいいライブシーンを愛でる映画。原作に忠実に作ってる印象。原作がそこそこだっただけに映画もそこそこ。「エレファント」や「明日、君がいない」に通ずる繊細で脆く瑞々しい感性や、閉塞感はよ>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

これぞウディ・アレンな傑作ラブコメディ。
モノクロの映像が本作の雰囲気とマンハッタンの街にとてもよく似合う。
オープニングのマンハッタンの街並みを観ただけでこの映画の世界にすっと入り込める。 アレ
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ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

2.2

おぉ、なんだこの込み上げてくる愛おしさは。めっちゃツボを押さえた豪華なキャストなのにもしかすると全然面白くなかったんじゃないだろうか(笑)面白そうな気配を出しといて面白くない。例えるなら、めっちゃ調子>>続きを読む

クリミナル(2004年製作の映画)

3.3

スティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーのプロデュースによるスタイリッシュ・クライム・サスペンス。
息つく間もない騙し騙されの連続がウリの映画。
テンポが良く上映時間も短いのでサラッと楽し
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

アカデミー作品賞も納得。
人種差別を核とした重いテーマを扱っていて、時には目を背けたくなるような不快でショッキングなシーンも出てくるが、それでもスピーディーな展開でしっかりとエンターテイメント性が保た
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ザ・バッド(2008年製作の映画)

2.6

主演クリストファー・ウォーケン、脇にモーガン・フリーマン、ウィリアム・H・メイシー、そしてヒロインにマーシャ・ゲイ・ハーデンの超豪華ベテラン俳優陣によるクライム・アクション・コメディ。
パッケージから
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

ティム・バートンってあまり得意な監督じゃないんだけどこの作品はなかなか良かった。
アリソン・ローマンが相変わらず美しくて騙されてるだけかもしれないけど。
別にめちゃくちゃ感動するってわけでもないけ
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.5

流石はポランスキーと思わせてくれる上質なサスペンス映画。
目新しい派手な展開は無いが、練りこまれた脚本でじっくりと楽しませてくれる。
役者の演技、音楽、カメラワーク、ロケーション、セット、全てが鑑
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カオス(2005年製作の映画)

3.9

駄作臭いB級感漂うタイトルだけど、いい意味で予想を裏切ってくれた作品。
カオス理論に基づいたサスペンスアクション。
ジェイソン・ステイサム主演作にしては珍しくアクションよりストーリー勝負。うん。面
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インベージョン(2007年製作の映画)

2.7

SF小説「盗まれた街」の4度目の映画化だそうな。
当時40歳のニコール・キッドマンがただただ美しい。本当に美しい。 オメガ美しい。
そこが見所の映画。
ストーリーは正直面白くなかったな。
ホラー
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.2

意外にシリアスで、予想通りコミカルで謎解きも上出来でなかなか見応えのある映画だった。
作品全体に漂うレトロで少しチープな雰囲気と北海道の雪景色が二時間サスペンスドラマっぽくもあり、反面テンポが良くバ
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ふたりにクギづけ(2003年製作の映画)

3.8

性格が正反対の結合双生児が繰り広げる ハートウォーミングコメディ。 沢山笑えて、ホロリとさせられる素敵な映画。 下手したら差別的とも取られかねない難しい題材をあえてとことん明るい作風にしお涙頂戴を排除>>続きを読む

告発(1995年製作の映画)

4.2

リーガルサスペンスには名作が非常に多いが、その中でも特に秀でている一本。 友情とか執念とかプライドとか正義感とかそんな言葉ではとても言い表せないほどのとてつもない決意・絆を感じさせられ、心震えた。 >>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.4

スティーブン・キングとフランク・ダラボンの三度目のタッグ。
何故かサスペンスとして紹介されているこの映画だが、どう考えてもSF。百歩譲ってホラー。むしろヒューマン。
わけわからんモンスターや賛美両
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.0

エレン・ペイジが出てるという理由での鑑賞だったため、鑑賞前は内容に関しては全く期待していなかった。
正直、どうせ「キックアス」の劣化コピーだろう、程度にしか思ってなかったのだがこれが良い意味で予想を
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デビル(2010年製作の映画)

3.3

M・ナイト・シャラマン企画・制作・原案によるソリッド・シチュエーション・ホラー。
この手の作品では、観客を引き付ける斬新な展開であること、そして観客を飽きさせないテンポの良い展開であることが特に大事
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.2

サイコキラーの脳内に入り込み事件の解決を試みるというシュールな設定と、斬新で圧倒的に美しい映像が際立つ作品。まさにヴィジュアルショック。
ストーリーは少し物足りなくて惜しい作品だと思った。
観てい
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穴/HOLES(2003年製作の映画)

3.6

ルイス・サッカーの児童文学の映画化。 ソーラ・バーチじゃない方の穴。
ディズニー作品だし、日本でもウケそうな内容なのに意外にも日本では劇場未公開。
シガニー・ウィーバー、ジョン・ボイド、パトリシア・
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.1

非常によく出来たサスペンス。
ジャケットの雰囲気とケヴィン・スペイシー主演ってことで勝手にサイコスリラーみたいな映画を想像していたらめちゃめちゃ硬派で重いサスペンスで不覚にも泣かされた。
悲しいほど
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ゲスト(2009年製作の映画)

3.2

ホラー映画は苦手なのだが、エミリー・ブラウニングのために観た。 頑張った。
思ったより全然怖くなくてホラー映画としては全然駄目だなーって思った。が、意外にもサスペンスとしては割と楽しめた。
最後まで
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終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)

3.8

ナタリー・ポートマン出演作で面白そうなのを探してたら辿り着いた作品。 地味で小粒ながら確かな名作。 少しミステリアスな役のナタリー・ポートマンが最高に可愛い。良い演技。 しかしそれ以上に主演のザ>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.0

後にキューバ革命を成功へと導く革命家チェ・ゲバラの若き日の南米大陸旅行記。 友情、美しい大自然、人々との出会い、成長……ロードムービーとして、抑えるポイントをきっちり抑えた佳作。 なんとなく鑑賞し>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.8

ナタリー・ポートマンが珍しく悪女を演じていて新鮮。
ナタリー・ポートマンもスカーレット・ヨハンソンもこういう中世ヨーロッパを舞台にした作品に最高に映える。
二人とも息を呑むほど美しくて、それだけで
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アマデウス(1984年製作の映画)

3.8

才能に溢れるが仕事に恵まれないモーツァルトと、仕事には恵まれているがモーツァルトの才能に嫉妬するサリエリ。互いにとても孤独で切ない。
クライマックスの盛り上げ方が巧い。オペラシーンはもちろん素晴らし
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ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

4.0

ジャン・ピエール・ジュネが贈る壮大なラブストーリー。 圧倒的なスケール、美しい映像、そしてオドレイ・トトゥの美しいお尻・・・監督の才能がほとばしっていた。 ジュネの代表作「アメリ」とはまたテイストが>>続きを読む

カラフル(2010年製作の映画)

3.9

子供向けのアニメかと思いきや、なかなか重く暗い内容でどちらかというと大人向けのアニメ。しっかり泣かされてしまった。
派手さはないけど丁寧で温かみのある画風・作風が好印象。
自分の周りには何気なく転
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