リボウスキさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

リボウスキ

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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

監督らしい愛しさと切なさとユルさとが溢れる作品。相変わらず薄味に見せかけて鑑賞後にジワジワくる。デル・トロの一瞬の出演に笑った。エル・ファニングが透き通っていてやはり可憐。「レオン」のナタリー・ポート>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.9

メジャーになった内田けんじ作品。
前作「運命じゃない人」が「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」だとしたら本作は「スナッチ」みたいだ。と何故か唐突にガイ・リッチーに例えてみたけど、脚本の
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.3

邦画のサスペンスでここまで気持ち良い脚本はこれと「アヒルと鴨のコインロッカー」ぐらいしか思い浮かばない。
アヒルが原作付きだったのに対してこちらは原作無しでまだまだ無名だった頃の内田けんじの脚本・監督
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

(2013.9.1 追記)
宮崎駿監督が今作をもって長編映画の監督を引退されると発表されました。
この映画を観た時に遺言にも似た強いメッセージ性に、なんとなく引退を感じてはいたのですがいざ決まるとや
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都会のアリス(1973年製作の映画)

4.3

ヴェンダースの作品で「パリ、テキサス」に次いで好きなのがこの作品。 特に何が起こるわけでもないロードムービーだけど、観てるだけで癒される。おっさんと少女の画がいちいち可愛い。ずっと二人と旅してたくなる>>続きを読む

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟の西部劇。名作「勇気ある追跡」のリメイク作品。

全体的によく出来た作品だったけど薄味というかストレート過ぎるというか。リメイク作品ということもあってかコーエンらしいブラックユーモアや凝
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ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

4.2

コーエン兄弟が描くコーエン兄弟らしからぬど直球で、どカッコ良く、ど渋い傑作ギャング映画。
個人的な好みは置いておいて、コーエン兄弟の作品で最もまとまりが良く完成度が高いのはこの映画だと思う。

ガブ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.3

コーエン兄弟といえばこれ。 雪に覆われた綺麗な映像と残酷なストーリーと印象的な音楽。 最初はほんの些細なほころびがどんどん大きくなって最後取り返しのつかない事になっちゃうっていうコーエン兄弟お>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.4

コーエン兄弟の作品では一番好き。
もう爆笑。 どうやったらこんなバカなストーリー思い付けるのか不思議だ。

変な奴ばっかり出てくる。 変な奴しか出てこない。

やっぱジョン・グッドマンはめんどくさい役
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.6

筋肉バカ達の大運動会。
筋肉バカ版オーシャンズ12とでも言いましょうか。いや、それよりももう少し豪華でしょうか。
ランボーとターミネーターとマクレーンが並んで銃をぶっ放すのを観て感涙するための映画。
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.5

筋肉バカ達の祭典。
筋肉バカ版オーシャンズ11とでも言いましょうか。いや、それよりももう少し豪華でしょうか。
もはや小難しいストーリーとかあっても野暮ったいだけ。
頭空っぽにしてアクションを楽しむのが
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メカニック(2011年製作の映画)

3.0

いつも通りのステイサム。
良く言えば安定している、悪く言えばマンネリ化。
毎度のことながらアクションシーンは素晴らしく格好良いが中身はペラッペラ。
文句無しぶっちぎりの3.0点!!!
結構前に観
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ロシアン・ルーレット(2010年製作の映画)

2.4

あれだけど真ん中に写っててまさかのハゲ兄は主役ではない。スナッチの時ブラピにやられたから仕返しですね。わかります。
これは完全にカイジですね。わかります。カイジ読んだことないけどね。
うーん、ある程度
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.6

高橋留美子の同名人気マンガを原作に、1981年よりテレビアニメ化された作品の劇場版第2作。監督は今や日本が世界に誇るアニメーション監督・押井守。
非日常的でスピード感溢れるストーリー、幻想的な世界観
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.8

まず邦題がダサい。
「ミニミニ大作戦」と比肩するダサ邦題の称号を与えたくなるほど。
ちなみに自分の中のキング・オブ・カッコいい邦題は「あるいは裏切りという名の犬」だ。
そんな事はどうでもいいが、とても
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.9

アキ・カウリスマキ監督のロードムービー。
ツンドラ地帯を拠点とするバンド「レニングラード・カウボーイズ」がバンドの成功のためにアメリカを目指すお話。
うん、面白い。
台詞は少ないけど、目で見てわ
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.6

今や世界中に利用者を持つ有名SNSサイト「facebook」創設までを描いたヒューマンドラマ。監督は「セブン」のデヴィッド・フィンチャー 。
創設者マーク・ザッカーバーグを中心に訴訟、嫉妬、裏切り、ド
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.6

うわー、これは。
近年、「苦役列車」とか「桐島、部活やめるってよ」とか「みなさんさようなら」とか、邦画の青春映画が個人的に当たりまくってるけど、ここにきてまたハイエンドが現れた。
160分という長尺に
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

映画館で絶対観ようと思ってたのに観れなかった作品。
良かった。
想像してたより重いテーマに最初は戸惑ったが、個性的で愛らしい登場人物達が暗くさせない。特に主演二人の不器用で真っ直ぐな所がたまらなく愛お
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.9

このお洒落で完成された世界観、何とも言えない可愛らしさ、愛おしさ、切なさ。安定のウェス・アンダーソンクオリティ。この監督の作品は初期の頃から完成された世界観を持っていたけれど、本作が一つのクライマック>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

2.8

TVシリーズ未見で。何を隠そう物凄いエロいのを期待して観ました。ごめんなさい。
あまりエロくなかったし、そんなに面白いとも思えませんでした。2時間枠でやる内容じゃないのかな。TVシリーズは面白いのかも
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.7

ダサいし、弱いし、カッコ悪いし、仕事出来ないし、キモいし、鬱陶しいし、不器用だし、汚いし、変態だし、愛想笑い下手だし、空気読めないけど、あんた最高だよ。
正直で真っ直ぐな奴ばっかりが勝てればいいのにな
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リボルバー 青い春(2003年製作の映画)

2.3

うん。あまり好きな作品じゃないけど、せっかく追加されたし松本大洋好きだから一応書いとく。と言いつつ昔書いたものをほぼほぼ転載しとく。

ストーリーの性質上映画「青い春」には組み込まれなかった「リボルバ
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幻影師アイゼンハイム(2006年製作の映画)

3.7

「プレステージ」とどっちがどっちだっけ?と記憶が混乱するが、あ、エドワード・ノートンがM字ハゲだった方か!と思い出す。
マジシャン映画らしく華麗なネタバラシが気持ち良い。ノートンはやっぱ達者だなー。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.2

「幻影師アイゼンハイム」とどっちがどっちだっけ?と記憶が混乱するが、あ、スカーレット・ヨハンソンがセクシーだった方か!と思い出す。
時間軸の交錯がノーランらしいのだろうけど、もう少しスッキリ観せて欲し
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

ディズニーの熱心なファンではないので、割と久々のディズニー作品だったのだけど、まんまとワクワクさせられた。
ど直球のストーリーとメッセージでもこんなに新しい物が作れるのか。
創造力とセンスは流石の一言
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.6

TVシリーズを大流行当時に観て、初代劇場版をリアルタイムで劇場に観に行って、本作は15年ぶりぐらいのビーン体験だが、やはりビーンはビーンだった。
昔みたいに行動とか表情に爆笑させられることは少なくなっ
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

素晴らしいレビューが既に沢山あるので今更書くのも気恥ずかしいですが。記念すべきスタジオジブリ長編第一作。ちなみに同い年。自分の生まれた年に作られた映画に幼い頃からワクワクさせられて、今だに観ると変わら>>続きを読む

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

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とてつもなく強烈で残酷で衝撃的な反戦メッセージ。 戦争によって視力・聴力、そして両手足を奪われた青年。他者との意思疎通を一切奪われた青年。 人間が生きる上でこれ以上の極限状態は想像できない。 ベ>>続きを読む

アルティメット(2004年製作の映画)

4.0

アクション映画が特別好きなわけではないので、ほとんどのアクション映画は強く記憶に残っていたりはしないのだけど、この映画は本当に面白くて記憶に焼き付いている。 ストーリーはシンプルでアクションに思いっき>>続きを読む

ホット・ショット2(1993年製作の映画)

3.8

外国のコメディ映画ってノリに付いていけなかったり、風刺が理解出来なくて思ったより笑えなかったなんてことがよくあるのだけどこの作品は涙出るほど笑った。ただひたすらにバカバカしくて。パロディだけど元ネタわ>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.6

大友克洋原作の漫画を本人を含む三人の監督がアニメ化したオムニバス作品。 三編ともそれぞれ個性があって面白い。 中でも最臭兵器は馬鹿らしくて大友らしくて好き。

ウェルカム トゥ コリンウッド(2002年製作の映画)

3.5

まるでドリフのコントを観ているかのようなノリの作品。 小粒ながらしっかりと楽しめる作品で暇つぶしのお供程度にはオススメしたい。 キャストも意外に豪華。

フェア・ゲーム(2010年製作の映画)

3.4

メディアコントロールの恐ろしさ、アメリカ合衆国の恐ろしさを痛感し、何もかも失いかけた時最後に残る家族の強い絆に素直に感動した。 でも何故ナオミ・ワッツとショーン・ペンが共演する作品はどれもこんなに暗い>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.3

とにかく雰囲気が好きな作品。 ストーリーは正直あまり理解出来てないかも。 ブラピの怪演が光る。 テーマソングが作品の世界観に見事にマッチしていて秀逸。

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

4.1

スタジオジブリのもう一人の天才・高畑勲の初期監督作品。原作の良さももちろん多分にあるだろうけど、このどこまでも温かくて、その時代を生きてない人ですら懐かしさを感じることが出来る優しい演出は流石高畑監督>>続きを読む