リボウスキさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

リボウスキ

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ピンポン(2002年製作の映画)

3.8

松本大洋作品の実写化なんて無理無理。絶対無理。と思ってたら無理じゃなかった。「青い春」もそうだけど配役のセンスが素晴らしい。原作漫画5巻分をまとめてるので駆け足感、ダイジェスト感は多少あるもののよくま>>続きを読む

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.8

蒼井優が俳優の演技ではなく、ちゃんと声優の演技になってて軽くビビる。内容は良くも悪くも原作に忠実なんだけど、とにかくヌルヌル動き回るシロとクロを見れるだけで観る価値あり。アジカンの主題歌も好きだー。

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

プロフィールにスコア2.0未満はあえてレビューしないと記載したが、これだけはレビューさせて欲しい。製作者の方々には申し訳ないが、今まで自分が観た中にも本当に観るに値しないと思える駄作映画が残念ながらい>>続きを読む

幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

3.5

ここで他の方のレビューを見たら無性に観たくなったので本当に久しぶりの鑑賞。キョンシーの帽子を持ってたぐらいには好きだったはずなのに映画の内容はあまり覚えておらず。ただめっちゃ懐かしい。今観ると特別怖い>>続きを読む

マイ・フレンド・メモリー(1998年製作の映画)

3.9

マコーレ・カルキン上手いなー、と思って観てたら弟だった。いやー泣いた。まんまと泣いた。「マイフレンド・フォーエバー」の模倣かと思いきや、こちらはこちらで良かった。この映画のように極端でドラマチックじゃ>>続きを読む

ステイク・ランド 戦いの旅路(2010年製作の映画)

3.6

いわゆるヴァンパイア(ゾンビ?)映画で、ダサいジャケット、そしてダサい邦題から駄作臭が漂っていたが、なかなかどうして面白い作品だった。 ホラー映画やパニック映画というよりロードムービーの要素が強く主人>>続きを読む

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.0

レオナルド・ディカプリオをなんとなく食わず嫌いしていた頃にこの作品を観て、それから急いで彼の他作品を観まくった。それぐらいディカプリオは凄かった。ごめんなさい。この作品のようなことがどこまで真実でどの>>続きを読む

Uターン(1997年製作の映画)

2.8

これは完全にハリウッド版世にも奇妙な物語。
真面目にやるとあまりに悲惨で救いようのないストーリーを、お洒落な映像と軽いコメディ要素でさらっと観れるように仕上げている。
リヴ・タイラーがぼーっとしてる
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記憶の棘(2004年製作の映画)

3.2

陰鬱で切ないながらもどこか美しさを漂わせる不思議な作品。
魅力的ではあるけど面白さをどう表現したらいいのか困る作品。
サスペンス映画としてオチを期待しながら観進めると結局何なの?と拍子抜けすると思う。
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.2

ジャケットから明るいドタバタナースコメディを想像してたら全然違って驚いた。なんともブラック。
外傷性精神障害が根幹にあるので面白いというよりかは恐いような居心地の悪いような印象が先行して素直に笑えない
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

言わずと知れたロードムービーの金字塔。 言葉数は多くないが映像から伝わってくる温かな家族愛、美しいシーンの数々、青い空が印象的な風景、ライ・クーダーの音楽、ヴェンダースの魅力が詰まっている。ナスターシ>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.8

中学時代レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を読み、初めてハードボイルドという言葉、世界を知った。 それから10数年経つが、今だに自分の中でハードボイルドと言うとフィリップ・マーロウであり長いお別>>続きを読む

テシス 次に私が殺される(1996年製作の映画)

4.0

「アザーズ」のアレハンドロ・アメナバール監督の処女作。 正統派で素晴らしく秀逸なサスペンス。 当時若干23歳のアメナバールが処女作にしてここまでのサスペンスを撮ったことに彼の凄まじい才能を感じず>>続きを読む

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

4.0

パリ、テキサス以来、監督ヴィム・ヴェンダースと脚本サム・シェパードが再びタッグを組んだ脚本。 パリ、テキサスをよりわかりやすくしたような印象。 家族のあり方について考えさせられる。近年のヴェンダース作>>続きを読む

マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

3.8

ミシェル・ウィリアムズ扮するマリリン・モンローに魅了されっぱなし。 正直、内容はあまり印象に残ってないのだけれどそれでもいいのだ。 ミシェル・ウィリアムズに魅了されっぱなしだったからそれでいい。

悲しみが乾くまで(2008年製作の映画)

3.9

死んだ人間が繋ぐ新たな友情。 善は受け入れろ。地味だけどじんわりと沁みる素敵な映画。デル・トロの肝臓悪そうな哀愁漂う表情はもはや名人芸の領域。

ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

見応えあり。 サスペンスを観たなー!とお腹いっぱいになれる作品。戦争を背景としたサスペンスなのでやはり重い部分もあるけど、脚本が上手いのであまりストレスを感じない。ロボコップの監督、こんな映画も撮れる>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

2.8

強迫性緊縛症という恐らく架空の疾患をテーマにする辺りが岩井俊二らしいわー。山口智子好きだわー。なんか妙にセクシーだったわー。トヨエツも控え目だけどかっこ良かったわー。映像も相変わらず美しかったわー。で>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.0

この純粋で透明でノスタルジックな空気感がまさに岩井俊二。 夏になる度観たくなる佳作。花火大会の楽しいけど切ない感じとか、夏休み半分終わったぐらいの言いようのない気だるさとか夏の匂いがこの作品の45分間>>続きを読む

フラッシュバック(1990年製作の映画)

3.8

キーファー・サザーランド演じるCTU・・・じゃなくてFBI捜査官の男と、今は亡きデニス・ホッパー演じるテロリスト・・・じゃなくてヒッピーの男のロードムービー。
笑いあり涙ありで楽しかった。
まあなん
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.1

素晴らしき変態の世界。 何度観てもどこが面白いのか上手く説明出来ないけど、不気味で妖しい世界観と美しい映像と強烈なキャラクターで観る者を虜にしてしまうリンチは凄いと思う。
デニス・ホッパー演じるフラン
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カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.7

夫婦の絆が涙腺を刺激するシリーズ。 そうそう、男の無駄なプライドの高さに女性はイラっとしてるんだろうなー。うわー。うわー。 でもそんな無駄なプライドがまるっきり無かったらそれはそれでつまんないよね。な>>続きを読む

クライム&ダイヤモンド(2001年製作の映画)

4.5

勝手にややメジャー作品だと思い込んでいたけど思いのほかレビュー数が少なくて驚いた。 これは本当に面白かった。 総じてセンスが良い映画。 映画好きの殺し屋が自分のターゲットである詐欺師の男(主人公)に>>続きを読む

この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.8

テーマは「贖罪」。重い。
重く、悲しく、しかし美しく温かい物語。
主演のアリソン・エリオット、自然、音楽、ストーリー、全て美しい。
邦題のセンスも良い。
作文を笑いながら読み合うシーン素晴らしか
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白い嵐(1996年製作の映画)

4.1

仲間の絆に、師弟の絆に、胸が熱くなりっぱなしだった。 めっちゃ泣いた。
海の美しさと恐ろしさの対比が素晴らしい。
ジェフ・ブリッジス演じる船長も素晴らしい。
厳しいけど本当に生徒の事を考える姿に胸を
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コントロール(2004年製作の映画)

3.3

凶悪な殺人犯に狂気をコントロール出来る新薬を投与する非合法の人体実験を行い……メディカル・サスペンスらしい。

キャスト、あらすじ、タイトル・・・こ、これは・・・とてつもないB級感が立ち込めているでは
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メメント(2000年製作の映画)

3.8

特別斬新ではないストーリーをワンアイデアで斬新な作品にしてしまった。これがノーランのセンス。3回観た。ちょっとだけわかった。リピート必至な割に、気軽に再チャレンジ出来るような軽めの作風ではないのが難点>>続きを読む

ブラス!(1996年製作の映画)

3.8

良い。
音楽映画としても秀逸だが、痛烈な社会風刺も込められていてガツンときた。
国の政策で職を失い一度はバラバラになった炭坑夫達が、次第に絆や誇り・自尊心を取り戻す姿に勇気を貰った。
苦難に見舞われて
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モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

4.0

死に瀕した恩師モリー先生の最後の授業。名優ジャック・レモンの最後の名演。 モリー先生が語る恋愛観、家族観、仕事観、そして死生観、特別説教じみたことは語っているようには思えないのに一つ一つが生きる喜びに>>続きを読む

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.6

ジャック・レモン、アル・パチーノ、アレック・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシー、エド・ハリス、アラン・アーキン、キャストが豪華過ぎて渋過ぎて引くレベル。なのに、ストーリーが地味で知名度低過ぎて引くレ>>続きを読む

バウンド(1996年製作の映画)

3.8

エロいし映像カッコいいしドキドキするしエロいし面白かった。うん、そして何よりエロかったな。ウォシャウスキー兄弟(姉弟)のSFの世界観も良いのだろうけどこっちの路線でまた作品作って欲しいな。

ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー/ハリウッド女優になる方法、教えます!!(2005年製作の映画)

2.9

ただただナオミ・ワッツを愛でる映画。ストーリーは明らかに面白味に欠ける内容だが、彼女の演技の多彩さには驚かされる。9割方ナオミ・ワッツが画面に映っているような映画なので、ワッツ好きは必見。逆に彼女に興>>続きを読む

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.2

少し先が読めるのと、主人公のダメ具合にイライラする部分もあるけどクセの少ないコメディで誰でもある程度は楽しめそう。ただこの映画、明らかに邦題がおかしいような。別に昨日は選んでなくないですか?(笑)

アウェイク(2007年製作の映画)

3.7

ジェシカ・アルバは凄く好きで出演作はとりあえずチェックするのだけど、どうも大抵の出演作がB級でイマイチな印象がある。そんな中この映画はなかなか面白かった。脚本が上手い。テンポが良く緊張感が程よく保たれ>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.1

面白かったけど、世にも奇妙な物語臭がプンプンする。やり過ぎた。明らかにやり過ぎた。嫌いではないけどフィンチャーなら「セブン」や「ファイトクラブ」の方が遥かに上出来なのは言うまでもない。

アイズ(2008年製作の映画)

2.5

ジェシカ・アルバ目的で。サスペンス期待して観たら結構怖かった気がする。あんまり目新しさもなく面白くなかったけど、クロエ・グレース・モレッツが出演していて得した気分。