さいきパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

さいきパパ

さいきパパ

映画(955)
ドラマ(0)
アニメ(0)

声もなく(2020年製作の映画)

4.0

ポスターと同様にずっと色彩が美しい映画。

美しい色彩と反対に内容は重く暗い。だが色彩やコミカルなタッチで気楽に観れる。

「タクシードライバー」のように犯罪者である主人公に感情移入出来る素晴らしい演
>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

2.0

某著名人が昨年の年間ベスト映画に選出されていたので、レンタル開始日を心待ちしにし鑑賞した。

正直なにも刺さらなかった。0点なのだが大沢一菜が素晴らしかったので2点とする。

「コーダ あいのうた」の
>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、ジャレッド・レトという3人のオスカー俳優が共演したクライムサスペンス。

何故にこんな豪華俳優の映画が劇場公開ではなく配信で観れるんだ?←が第一印象。

評価が結
>>続きを読む

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.5

原作コミックも邦画版も観鑑賞。
日本版も観てみたいがたぶん観ないかな??

とても美しい四季折々の景色と食事にほっこりした気分になった。

原作との違いはわからないけど、母親失踪理由や手紙を送ってきた
>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

邦題の「あなたの名前を呼べたなら」はとっても素敵だと思う。

原題の「SIR(旦那様)」じゃ野暮ったいよね…

ありがちな格差間恋愛物語なので、インドが舞台のシンデレラストーリーなのかな?と思いながら
>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.5

「少年の君」に感動しデレク・ツァンの監督単独デビュー作である本作をを鑑賞。

タイトルと予告から、七月と安生と男前さんの三角関係映画だと勝手に思い込んでいて観る気がしなかったんだよね…

もっと早く観
>>続きを読む

半狂乱(2021年製作の映画)

3.5

「狂視」「超擬態人間」と比較すれば編集が進化してますね。

藤井秀剛監督はかなりのホラー映画マニアなんだと勝手に想像するが、ブライアン・デ・パルマのような作風があっている気がする。

「超擬態人間」は
>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.5

「A GHOST STORY」を観てデヴィッド・ロウリー監督のファンになった。
早く本作も観たかったが、やっとこさ鑑賞。

やっぱり映画は面白いと思わせてくれる良作でした。

映画は小説じゃないんだか
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

あらすじも知らず原作コミックも未読で鑑賞。
最初は永野芽郁のキャラクタに違和感があったが、最後には永野芽郁でなければダメだ!と思うようになった。
可愛い系キャラじゃなく、やさぐれキャラも出来るんですね
>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

間違いから生じた出会いのお話。
大事なものに気付くまでのお話。

発想は良いし終わり方も好き。
でも要らないシーンが多く、その分を減らして本筋を深く描いて欲しかった。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

超胸糞だけど必見の価値ある映画。

キャッチコピーの「これは悪夢か、無慈悲な現実か…」が映画の内容を上手く表現している。

遠い国での悪夢のようなディストピアな世界を描いているように見えるが、日本でも
>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

4.8

「なまず」鑑賞後、ムン・ソリつながりで本作を鑑賞。
全てが完璧な映画ですね…完全にやられました。

まずはタイトルが凄い! 鑑賞前はもう少し考えてタイトル付ければよかったのに…と思っていたが、鑑賞後は
>>続きを読む

なまず(2018年製作の映画)

4.0

なんとなく邦画のような韓国映画。
ポップだけどメッセージ性がある。

社会問題をベースにつながりのないようなストーリーが続くオムニバス形式の作品なんだが、どのストーリーも「信じること」と「疑うこと」が
>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.0

レビューが低評価なのは知っていましたが、スティーブンキング+ブラムハウスだったら間違いない!と思って観てみたら面白くなかったですw

なにがしたかったのでしょう?

もう少しファイアーして欲しかったな
>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

西川美和監督作品は「すばらしき世界」「ゆれる」も好きなんだが、なぜか本作は鑑賞機会が無かった…

やはり西川美和監督は感情を映像化するのが巧いなぁ~

奥さんを亡くしたことにより自分を見つめなおす点は
>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.5

友人に勧められて鑑賞。

笑って泣けるいい話やん…と思ったら原作は西加奈子なんですね…

実写ではなくアニメにした理由はなんとなく想像できるが、もう少しキャラクターデザインをなんとか出来なかったのか?
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.5

韓国映画の最高傑作ではないでしょうか?

実話ベースなので脚本が素晴らしいとは言えないけど、圧倒的なスケールとリアリズムに驚いた。

日本では絶対にこのような作品は作れないだろう。

どうやって撮影し
>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

壮大なスケールと迫力の濃厚な復讐映画。

ただ残念ながら私は北欧神話もハムレットも中途半端な知識しかもっていなかったので、北欧神話をモチーフにハムレットを演じているのだと思って観てしまったのよね…
>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

ほっこりして笑って泣ける。
法廷後に傍聴席から歌われる「エルサレム」が泣ける。
英国のあらゆる権威や権力に屈することのない自由な精神活動を続けていくことの決意宣言した歌。

「007 ドクター・ノオ」
>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.8

英国映画協会(British Film Institute、BFI)が選ぶ「史上最高の映画100」において、2022年版で1位に輝いた作品。
タイトルすら聞いたことが無かったので気になって鑑賞した。
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

友人に酒を飲むと仲間と喧嘩したり奥さんに暴力ふるったりする人がいて、数年前に断酒した。
その決断は善行であるが、私を含め吞んでいる者に対して断酒すべきと忠告をしてきた。

面と向かっては言わなかったけ
>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.5

知は力なり。
勢いで闘うよりも、冷静に状況を見ることが出来る者が勝つ。
シンプルなお話で良し!!

プレデターはもう少しきっちり背骨を抜いて欲しかったな~

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

気持ちが暖かくなる優しい映画。
好きなものを共有できる幸せを感じた。
芦田愛菜の腐女子演技に打ちのめされた。

ただラストの描き方にとても違和感を感じた。
他の方のレビューを読むと原作に忠実に描かれて
>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.8

B級モンスターホラー?怖さは全くないけど…

クロエちゃんの敵がグレムリンであり日本兵であり米空軍男性たち…という多重構造が面白い。

なおかつ「ギルティ」のようにワンシチュエーションで通信音声だけで
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

海外のランキングで常に上位に選ばれていることは知っていたが、機会がなくこの度初鑑賞に至った。

この作品に点数を付ける行為自体が冒涜行為であるように思うので5点としておく。

どこにでもありそうな平凡
>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.0

なんとも評価しにくい映画だな…
なんというかヒーロー誕生の前日譚だけ見せられて、これからどう悪と戦うのかは見せられない…
要するにヒーロー映画として物足りない。
モービウスというマーベルキャラクタを知
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

胸熱お仕事ムービー!というキャッチコピーに過言無し。
物づくりの苦悩がテンポよく描かれたいた。

私はアニメの仕事はさっぱりわからないけど、日々設計業務を行う中で王子千晴のようにデスクに座っている時間
>>続きを読む

友情にSOS(2022年製作の映画)

4.0

邦題がとにかく観る気を損なわせる。

肌の色が違うだけで見える景色が全く違うことを教えられる映画。

重いテーマだがコメディーに仕上げているので軽く観る事が出来た。

奴隷時代の映画で黒人が白人におび
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

インド神話とインドの歴史を元に、歴史なんぞ無視してエンターテイメントに仕上げた作品。

文句のつけようがないエンタメムービー!

マーベル作品はアクションが凄いけど、CG技術に頼っているためか、この映
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ面白かった!
ミステリー+サスペンス+コメディー映画というジャンル最高だね。
前作以上にミステリー要素があって本作の方が好きかな?

ブノワ・ブランのクールさが無くなっていたのはちょっと残
>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

ピクサー映画に日本アニメを混ぜたような絵作りが楽しいね。
主人公は「メイメイ」なのか? 母親である「ミン」の物語のような??

徹底的に「4」がダメと描いているところがバカバカしくて面白い。
「4」が
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

2.0

映画のテーマはとてもいいし、高評価されている方の気持ちもよくわかるが、映像と脚本が物足りない。

成仏出来なかった平家の魂を唄にし世に広める障害を持った2人のライヴパフォーマンスはいいと思うが、
壇ノ
>>続きを読む

画家と泥棒(2020年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画であることを忘れてしまうほど衝撃的な内容で、観ている途中に何度か役者の演技や脚本に感心してしまったw…役者も脚本も無いのに…
終わり方にもうひと工夫出来なかったかな?とは思う。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.5

原作未読。前作は鑑賞済み。

スケール感と熱量には感心したが、内容が薄っぺらすぎる。
マーベル作品に見られるような闘う理由を原作から改変して付け加えればよかったのでは?
ファンが許さないのかな?

>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

いい意味で頭を空っぽにして観れる映画。
考察などする必要なし!

テンポとリズムが良いのでややこしい相関関係も気にせずさらっと観れた。

日本の描き方に苦言を呈しておられるかたもいるようですが、リアル
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

この映画の名前だけは知っていたが観たことがなくて、クリスマスも近いのでやっと鑑賞した。
噂どおりの素晴らしき不朽の名作でした。
70年も前にこんなに斬新な映画があったんですね…

内容的には、徳ある者
>>続きを読む