Q太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.1

シリーズ3作目。原作でも前半のクライマックスである馬陽の戦いが描かれます。

前半は政の秦への脱出行、後半が馬陽の戦いという構成。杏さん泣かせてくれます。

今回もスケールの大きい戦闘シーンで興奮しま
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

原作読んでたんですけど、かなり期待を裏切られました。とても良い方に!

シリーズの映画化ですが、1本の独立した映画としても完成されていました。シリーズ未見でも全然大丈夫そうです。

キャラそれぞれに見
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.9

シリーズ8作目。
マドンナは池内淳子。上品です。今の時代ではなかなかいないでしょうねえ。

そして森川信のおいちゃんが最後。もうあの「バカだねえ」が聞けないかと思うと寂しい限りです。寅さんも好きだけど
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

MIシリーズ7作目。
はい、面白かったです。映画館で観て良かったと思える作品です。

ストーリーや登場人物がちょっとややこしいかな、とも思いましたが考えてるうちに怒涛のようにアクションシーンがくるので
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

原作本はベストセラーということで公開時からかなり話題になっていたので気になってました。やっと鑑賞できました。

冒頭で若い男性の死体が見つかり、犯人としてカイアが捕まる。彼女は本当に犯人なのか?裁判シ
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.8

シリーズ7作目。

のっけからミヤコ蝶々の芸達者ぶりよ。立板に水のごとく、まあよう喋る!寅への愛情も感じられて良かったです。

今作のマドンナは榊原るみ。ちょっとゆるい感じで、いつものしっかりものマド
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

ここまで事前に情報がなく映画を見たことは初めてかも。とても新鮮でワクワクする体験でした。ありがとう!

ということで今後鑑賞される人のためにも内容に触れるレビューはなしで。とはいえ、何を書いてもネタバ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

庵野版仮面ライダー。ゴジラ、ウルトラマンより庵野色が濃いーですね。監督だから当然か。

自分が生まれた年が仮面ライダー放送開始年なのでリアルタイムではないですが、再放送やシリーズは結構みてました。仮面
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

インディ5作目にして最終作。レイダースから42年!長きに渡りお疲れ様でした。そしてありがとう。

監督はスピルバーグからジェームズ・マンゴールドに変わりましたがインディ愛は変わらず。シリーズのオマージ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

最後まで観てタイトルの意味がわかり、鑑賞途中のモヤモヤが全て解消されました。こんないい人ばっかりいないよ!というなかれ。これが映画のいいところ。

この映画のキモは石原さとみ。途中まで結婚・再婚を繰り
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

実はあんまり期待してなかったんですが、大当たりでした!めっちゃ面白かったです。

ゲームのモブキャラが自我に目覚めてゲーム世界を救う。ある女性に恋をすることから毎日同じ事を繰り返す1日から変化が。サン
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソン初鑑賞。
一言で感想を言うと敗北感。はまれなかった。ちょっと自分には合わなかった。

豪華なキャスト。多彩な映像表現。カラーとモノクロを巧みに使い途中アニメまで使い、もうお腹いっぱ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

噂に違わぬいい映画でした。
コメディタッチで描くことでシリアスなシーンとの落差がより一層戦争の悲惨さを強調する。シリアス一辺倒よりよっぽど響きます。ライフ・イズ・ビューティフルを少し思い出しました。
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

アントマン史上一番スケールの大きい話。でもアントマンにスケールのデカさはいらない。まさに小さきものを見逃すな、だ。

アントマンらしさが一番ない作品になってしまった。小さくなることで周りのものが大きく
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

良くも悪くもチャドウィック・ボーズマンの偉大さを感じる映画となる。

彼へのリスペクトをとても強く感じる素晴らしい映画だった。追悼という意味ではこれ以上の作品はないだろう。

ただブラックパンサーとい
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

シリーズをリアタイで観てきたので集大成として期待して鑑賞しました。

前作で広げた大風呂敷はある程度広げたまんまって感じで、ちょっとスッキリしなかったですね。

6作目ともなると恐竜にも慣れてきて新た
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

ドラマの劇場版。スペシャルドラマでいいんじゃね?というのはありますが、ドラマが好きで観ていた自分は十分楽しめました。

いろいろツッコミどころはありますが、最初からそんなものだと思って見ているのでまあ
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.0

シリーズ6作目。
ここまでの中で一番良かったなぁ。

マドンナは若尾文子。
さすがお綺麗ですし、所作は上品ですし素晴らしいです。

宮本信子と森繁久弥の親子の話も良かったですね。森繁の涙にこちらも泣け
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

やっと観ました。
観たいんだけど、ちょっと苦手な感じでずっと敬遠しててみたいな。いやあ衝撃でした。

非道の限りを尽くすアレックス。見てるこちらも胸糞悪くなるぐらいの非道っぷり。結局は警察に捕まり謎の
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.8

寅さん第5作。
監督が山田洋次に戻り安定の面白さです。

マドンナは長山藍子ですが登場はラスト30分ほど。30分で恋してフラれて寅さんも忙しい!

今作は寅さんとさくらのシーンが多くて印象的です。兄想
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刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.9

昔から見よう見ようと思いつつずっとスルーしてましたが、やっと鑑賞しました。

ハリソン・フォードが若くてカッコいいです。SWやインディでバリバリの頃ですもんね。そんな無敵ヒーロー役から一転アカデミーに
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.6

ルパン初の3DCG作品。

思ったより悪くなかったと思いました。声を先に収録してから映像を作ってるので声と口がピッタリあってます。

小林清志氏の声がやはり少し衰えを感じてしまいますが、劇場版ラストと
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.4

寅さん4作目。

ちょっとストーリーは粗めだが、おいちゃんやタコ社長、御前さまと軽妙な掛け合いがとっても楽しい。

さくらの出番は相変わらず少なめでしたが、しっかり存在感あり。

栗原小巻きれいです。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

3時間の長尺、村上春樹原作、アカデミー賞。なかなか敷居が高い。自分の体調や時間が整わないと観ることが出来なかったがようやく鑑賞しました。

淡々と話は進みますが、長さは感じない。劇中劇と同じように棒読
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.5

寅さん3作目。監督は森崎東。ということで、微妙に雰囲気は違うレア寅さん。でもやっぱり面白いです。

マドンナは新珠三千代。全2作と比べるとあまり印象に残らない感じです。でもさすがお綺麗です。

旅先で
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

いい映画でした。
人種差別を扱いながら最後は爽やかなエンタメ映画となっとります。

トニー役のヴィゴが一体誰なのかわからんぐらいのお腹になっててビックリ。役のために増量してたんですね。

トニーが最初
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.7

おなじみ寅さん2作目。

今回は寅さんのお母さんとの再会。ミヤコ蝶々の芸達者ぶりよ。なんか親子に見えるから不思議。

東野英治郎、山崎努、佐藤オリエと皆素晴らしいです。そして当然若い。黒澤作品を最近ず
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

新年一発目。今流行り?のタイムリープもの。90分と短めで観やすい作品。とてもコンパクトにまとめられてて面白かったです。

何度も同じ1日を繰り返すパターンですが、今作品は一人じゃないのがミソ。同じ1日
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

IMAX3Dで鑑賞。最高の映像体験をさせていただきました。没入感が半端なかったです。画面が回転するシーンでは本当に目が回りました。

ストーリーは1と同じように人間対ナヴィという構図。今回はテーマに家
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.5

アオイホノオからの流れでめっちゃ楽しめました。ウルトラマン愛に溢れた作品。自主制作でこのクオリティは脱帽です。

普通の人間が巨大に感じるスゴさ。庵野秀明=ウルトラマンがシンウルトラマンで本当にウルト
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阿弥陀堂だより(2002年製作の映画)

3.7

パニック障害になった妻の治療のため、長野の田舎町に越してきた夫婦の再生の物語。とても穏やかで優しい映画でした。

北林谷栄もとても可愛らしいおばあちゃん役でこっちも同じように喜んだり悲しんだりオロオロ
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雨あがる(1999年製作の映画)

3.9

黒澤明の遺稿を長年助監督を務めた小泉堯史が監督。とても優しい時代劇になってます。心がほっこりします。黒澤明が監督したら同じ脚本でも全然違うものになったんだろうなぁ。

後期黒澤作品常連の寺尾聰が主演。
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まあだだよ(1993年製作の映画)

3.5

黒澤作品マラソンも今作品で完走。デルスウザーラのみ未見ですが。黒澤明監督の遺作。

監督自身はまだまだ創作意欲があったはずなので、遺作のつもりで撮ってなかったと思いますが集大成のような作品になってます
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八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

公開当時に観た以来なので約30年ぶりの再鑑賞。リチャード・ギアが出てたのとラストの雨のシーンは何となく覚えてましたが他は記憶なし。

孫4人のシーンが不自然というか、何というか。当時80越えの黒澤の書
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(1990年製作の映画)

3.8

8本のオムニバスからなる映画。「こんな夢を見た」からはじまる黒澤の夢。

リアルタイムで見た時は正直なところ、あんまり面白くないなあと素直に思ってしまいました。今見直してみて往年の黒澤映画の面白さは確
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(1985年製作の映画)

4.1

初めてリアルタイムで観た黒澤明作品。中学生の時に友達と一緒に映画館へ行った記憶があります。その時の素直な感想は「うーん?」てな感じ。子供には難しかったのかもです。

子供でも七人の侍や用心棒を観たら無
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