はるなさんの映画レビュー・感想・評価

はるな

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

スピルバーグは映画で語る
その点において唯一無二でいて最高峰
なのに、それでいながら普遍的
なんか野暮な気がして話すのも勿体無いような、でも語るのが楽しい
二律背反で感情の振れ幅が凄い
ラストカットは
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

5.0

映画の感想を送ったつもりがポエムみたいになってしまいキモがられ、古臭い感性でダサいとYoutube世代からはバカにされる田母神の姿は、まさに今映画を見ている自分自身と重なります。いつもの吉田恵輔節でひ>>続きを読む

夜歩く男(1948年製作の映画)

5.0

実話ベースでほぼ脚色が無い犯罪ものなら必然こうなる
淡々と事件が起こり淡々と捜査が進む
決着がついた瞬間The Endで終わり
登場人物の心情は一切描かれないがドラマが無いってのとはまた違う
改めて、
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

ホラーかと思ったらモンスター映画だった、と思ったら西部劇だった
と思ったらこれ、映画の映画だった
読み解き甲斐ありエンタメあり
良い映画だなあ面白かったなあ

ラスト、未確認飛行物体との対決に向け立て
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ボルト(2008年製作の映画)

5.0

暗黒期ディズニーの隠れた傑作。ヒーロー映画として100点満点。

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

-

あんまよう分からんかったけど悪そうなおっさんめっちゃ出てきてめっちゃオモロい。

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

5.0

知らんかったこといっぱい知れるし
それがめっちゃカッコいいしで最っ高やわあ
気持っちええわあ

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

無音の瞬間は周囲の息を飲む音が聞こえてくるようで劇場全体で固唾を飲んで試合の行方を追っているような、本当のスポーツの試合を観戦しているような映画体験。
漫画ならではの“静”の表現とアニメーション、映像
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マッドストーン(1974年製作の映画)

5.0

世間から疎まれ常人からは理解され得ないような集団であっても、彼らには彼らなりのルールや掟があり守るべき矜持もある。墓掘り軍団というなんともダサい日本語名を付けられた暴走族は悪魔を崇拝し、働きもせずバー>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

人は誰しも生きていくうちに何かしらのコミュニティに属している。それは家族であったり学校であったり友だち、恋人、親戚、あるいは宗教や地域。あんなに愛していたのに、否応の無い現実が別れを迫ってくる。ある者>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

5.0

親切心で乗せてあげたヒッチハイカーが殺人鬼だった。
超単純なプロット、舞台は車の中か変わり映えのないアメリカの田舎道のみ。それでも演出と見せ方、役者の演技力で緊迫感を維持しており、90分間ダレることな
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

好きなシーン挙げようとすると3時間全シーン全カットになるので、箇条書きするだけでも物凄い分量になりそう。
こと面白さ楽しさで言えばぶっちぎり今年最高。観賞中ずっと開いた口が塞がらず、ニヤニヤが止まらず
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

5.0

ワカンダ国葬2時間50分

ワカンダ王国の抱える巨大な空白、喪失の悲しみをどう乗り越えるかがメインテーマの本作。ティ・チャラ/チャドウィック・ボーズマンが前作で成し遂げた達成(作品内での偉業や現実の社
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キャノンボール(1980年製作の映画)

5.0

この世で最も愚かな爆速アメリカ大陸横断レースの開幕じゃあ!アメリカからエジプトからイギリスから、津々浦々からくせ者たちが集結。日本代表はジャッキー・チェン!(?)レースの鍵は速さじゃない、いかに警察を>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

50億?100億?
俺の欲しいのは金じゃない
日本列島を俺の夢で埋めるのだ・・・!

予告超カッコいい

政府の研究施設からプルトニウムを盗み出し、自宅で原子爆弾を作った高校科学教師(=沢田研二)、執
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

アニャ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、この2人を同時に拝めるだけで👍(Good)しかも撮っているのがエドガー・ライト監督と撮影監督チョン・ジョンフンという。本作は全面に華やかさを押し出し>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

宗教や信仰、祈りや信じるということ全般、ひいては人間が生きていく上で信じている社会規範そのものを揺るがすようなでっかい問いをぶつけてくる最恐ホラー。エンドクレジット流れ始めてから数分間の水を打ったよう>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

5.0

『はちどり』Netflixで観賞しました。
今更の観賞になりましたが勧めてくれた方、ありがとうございます。

本作では1994年韓国を舞台に男性社会、出世第一主義的な社会の中で生きる少女の姿を描きます
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ワッツ監督『コップ・カー』は『グーニーズ』や『フェリスはある朝突然に』『スタンド・バイ・ミー』等の一連の名作ジュブナイルものの系譜を受け継いだ隠れた名作です。ジュブナイルもの、特にその中でもホ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

5.0

花の天カス学園を観たので、シリーズを遡ってみたくなり未観賞のものから順に観ていきました。いやー面白いですねブリブリ王国の秘密は。う※こ○んちんギャグはキレッキレだしアクションはカッコいいし、大怪獣バト>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

ポール・トーマス・アンダーソンの映画はいつも、観てる最中色んな感情になるのでどのレビューも「分かる」と納得してしまいます。『リコリス・ピザ』も多くの人が言うように分かりやすい筋道の立った一本のストーリ>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

5.0

2016年のカナザワ映画祭オールタイムベスト投票2位だったので気になってました。調べたところ当時から簡単に観ることの出来る代物では無かったらしく日本では2010年のカナザワ映画祭オープニングで一度上映>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

5.0

ラップ、ヒップホップ好きに刺さる映画であると思ったのと同時に、門外漢にとっても『ボーイズ・オン・ザ・フッド』『フルートベール駅で』や『ドゥ・ザ・ライト・シング』の流れで見ると差別構造の根深い問題につい>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

5.0

平成生まれ、大好きなフレディ・マーキュリーも生まれる前に既に亡くなっていて、中学生の頃海外の音楽にハマりニワカを極めていたタイミングでマイケル・ジャクソン、プリンス、デヴィット・ボウイ、ジョージ・マイ>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。面白かったけど、良いところも悪いとこも両論併記。一時期の出す作品出す作品が漏れなく超絶ハイクォリティだった頃から考えると『エターナルズ』『ソー ラブ&サンダー』と、手放しで「良い」とは言え>>続きを読む

チャイルド・プレイ/チャッキーの種(2004年製作の映画)

5.0

色々考えた挙句「人間面倒くさい、病気とか老いとか」俺もう人形でいいや!の境地に辿り着いたチャッキー。俺は俺だ伝説の殺人鬼として生きるんだ!って超カッコいい人形やなコイツ!性自認とかアイデンティティとか>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

5.0

小さいハコではあったんですが7割くらいは席が埋まっていて、安心と信頼A24新作ホラーへの期待値の高さも実感。本編ですが、前評判で聞くほどのグロさはあまり感じず、その後何が起こるかは事前に示唆程度に教え>>続きを読む

チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)

5.0

青年になったアンディ、兵学校でもチャッキーに追いかけられる
髪型に厳しい鬼軍曹が自分の部屋に今まで切った学生の髪の毛を飾っていたり「ここでは個性は必要ない、だからファミリーネームだけ名乗れ」ってセリフ
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マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

5.0

ジム・キャリー出演作で一番好きな作品。
コメディアンを題材にしているのにコメディ要素は抑えめ、ジム・キャリー主演なのにジム・キャリー要素抑えめ、無いことはないがアイロニー通り越してナンセンス、悪趣味の
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

5.0

前作以上のバリエーションで次々大人たちを殺していくチャッキー。テストの答案用紙に「Fu*k you」とか、僕らの心の鬱憤を晴らしてくれるチャッキー。嫌いなヤツには中指を立てるチャッキー。腕と脚を失くし>>続きを読む

魔の巣 Manos(1966年製作の映画)

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カルト教団の教祖(身体機能ボロボロ)に美しい妻たちが道徳心から反逆するって話だけだと『マッドマックス怒りのデスロード』
あちらが2時間を5分に感じられたのに対し『魔の巣』では1時間が3~4時間に感じま
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

5.0

昨日は松居大悟『ちょっと思い出しただけ』、今日は鈴木清純『殺しの烙印』ですよ。この振れ幅、これも映画、最高ですわ。タクシーの車内から話が始まるという点でこの2作は共通している。

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