スズナリさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

スズナリ

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復活の日(1980年製作の映画)

4.0

和製洋画と言っても過言ではないSF超大作。現地でロケを行い、CGを使わず、ジョージ・ケネディら世界の名俳優陣を揃え、ハリウッド映画に引けを取らない仕上がりとなっている。
そして内容も、新型肺炎が流行し
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ヨコハマBJブルース(1981年製作の映画)

3.2

松田優作の歌声が映画の世界観とよくマッチしている。(特に「灰色の街」が)
こういう日本映画本当に減ったよね。
ストーリーは正直面白いとは思わないけど、雰囲気を味わう分には良いと思う。

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.9

こーゆーアクション!の映画に飢えていたので鑑賞。
悪を鉄拳で成敗するのは観ててスカッとするね。署長最後に良いところ見せてくれた。
それにしても悪役がクソ。

マーニー(1964年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ショーン・コネリー演じるマークがマーニー(ティッピ・ヘドレン)に執着するシーンは、ヒッチコックの影を見た笑
今作はヒッチの性癖が爆発してると思う。
今回は、幼い子供が殺人を犯すというヒッチコック作品の
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.9

最後までドキドキハラハラした。
冷戦当時のピリピリした状況が画面からも伝わってきていた。世間からはどうも評価は良くないみたいだが、十分ヒッチコックを堪能出来ると思う。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.3

初見は高校生の時だったため、その面白さがイマイチ分からなかったが、今改めて見返してみるととても面白い。この作品以降ヒッチコックの映画は名作揃いのため、この作品がターニングポイントとなったことは間違いな>>続きを読む

第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.6

ヒッチコックお馴染み「間違われもの」
なぜ女性を前にすると男性はキザっぽくなるのか笑
「グランドホテル」のマッチから物語が急速に進んでいくのが良かった。

サボタージュ(1936年製作の映画)

3.8

陰で破壊工作活動をする男とその妻、刑事を描いた作品。
弟をそこまま爆殺してしまうのは驚いたが、逆に救いようが無くてリアリティを感じた。
ウォルトディズニーも協力しており、中々豪華。ラストも上手くまとま
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救命艇(1944年製作の映画)

3.3

『裏窓』に繋がる密室ものだが、プロパガンダ映画であるためストーリーにどんでん返しは無い。ドイツ人はひたすら悪者として描かれている。まぁ仕方ないことか。
コニーが勝気で嫌味ったらしい人物として描かれてる
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暗殺者の家(1934年製作の映画)

3.4

『知りすぎていた男』の元ネタ。したがって大まかなストーリーは同じだが細かな点が違っている。そこを見比べてみると面白いかも。教会の椅子投げ合うシーンは笑った。
悪役のピーター・ローレの演技が素晴らしかっ
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

モロッコへ観光に来た家族が政治的陰謀に巻き込まれていくストーリー。
とにかく夫婦がアグレッシブ。警察の手を借りずに犯人のアジトまで出向いちゃうのだから。子供が絡むと親は強いのか。
犯人グループが分かり
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間違えられた男(1956年製作の映画)

3.6

救われないなぁというのが第一印象。無罪となっても、心の傷までは癒されない。
現在でも冤罪で逮捕されるケースがある。警察はこれを見て自戒して欲しい。

断崖(1941年製作の映画)

3.5

結婚した富豪の娘がダメ男に殺されるのではないかと疑心暗鬼になる妻を描いた心理スリラー。
散々思わせぶっといて呆気ない結末であった。
刑事が見ていた絵の意味や、ビーキーを殺した犯人が分からずじまいなど、
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

3.9

90年前の作品なのであまり期待しないで観たら、とても面白い!
ヒッチコック&イギリス初のトーキーで黎明期の片鱗が垣間見える(いきなり歌い出すなど)のがまた良い。
ストーリーも分かりやすく王道で、192
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間諜最後の日(1936年製作の映画)

3.5

第一次世界大戦中を舞台にしたスパイ映画。「トパーズ」などと比べるとコメディ色が強い。
犬が主人の死を察知するカットバックなど、ヒッチコックらしい演出もあり。前年に作られた「三十九夜」よりも面白みが増し
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トパーズ(1969年製作の映画)

3.5

世間的には評価が低めの作品。確かに盛り上がりはいま一つだが、個人的には普通のスパイ映画として楽しく観ることが出来た。キューバ危機への理解が深ければより楽しめるかもしれない。
黒人スパイが自ら「Rest
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泥棒成金(1954年製作の映画)

3.5

引退した宝石泥棒「キャット」が自らの模倣犯(コピーキャット)を探し求める。途中少しダレるけど、後半の畳み掛けるような展開は流石ヒッチコック。カーチェイスシーンも多め。
グレース・ケリーの美しさがカラー
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.4

悪くはない。けど、長い。
でも飽きなかったのは物語に惹きつけるものがあったからだろう。
特にラストシーンは情緒が溢れていた。
でも、長い。

WASABI(2001年製作の映画)

3.5

深夜にやってた吹き替え版を鑑賞。ちゃんと日本でロケしてるから、洋画でありがちな「変な日本像」は(ゼロではないが)少なかった。むしろ2000年頃の日本の秋葉原や若者の雰囲気を楽しめる貴重な作品だった。(>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.7

ストーリーは難解だが楽しめた。
人間が義体化していったら果たして「人間らしさ」の定義はどうなってしまうのか。
実際に人間と機械の融合は始まりつつあるので、ヒヤリとした。

レベッカ(1940年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シンデレラストーリーもヒッチコックに掛かればサスペンスに早変わり。
レベッカを忘れられないのは愛してるからだと思いきやその理由が180度真逆だった。うまい具合にミスリードされた。

ハリーの災難(1955年製作の映画)

3.6

ヒッチコックには珍しいコメディ色が強い作品。死体を見てみんな自分が殺したと思い込むことから巻き起こるドタバタ劇。
カルビンが来た時に遺留品をあちこちに、隠してカードゲームしてるように取り繕うシーンは笑
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疑惑の影(1942年製作の映画)

3.6

愛する叔父が実は殺人犯なのでは......という疑惑から繰り広げられる緊迫したサスペンス。評価が高い作品と聞いていたが、評判通りとてもよく出来た作品だった。
テレサ・ライトの服が可愛い。ヒッチコックも
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チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.8

何も考えずに観れる楽しい映画。
なかなか有名どころの俳優が出てるのも見どころ(フレンズのジョーイとかルーク・ウィルソンとか)
キャメロン・ディアスも可愛いけど個人的にはルーシー・リューが良かった。「バ
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

4.0

シュワちゃんの方を見たかったがネトフリには無かったのでリメイクの方を。
終始ハラハラドキドキさせられる展開であっという間に時間が経ってしまった。
やっぱりサイバーパンクの世界観は好きだな。ブレードラン
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは完全にSchool Daysだが、最後の指輪のシーンで逮捕かと思いきや、まさかの展開。冒頭のシーンで上手くミスリードされた。
まさに運の強さも必要なのだと思わせる作品だった。男と女で感想分
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ダーク・スクール(2018年製作の映画)

3.5

とある学校に集められた不良少女5名。その中の1人キットは、学園生活を送るにつれ学校の恐ろしい秘密に気づいてゆく......。
なぜ落ちこぼれたちが急に才能を開花したのか秘密が暴かれていく様は見ていて納
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羅生門(1950年製作の映画)

3.6

何となく敬遠して観てなかったのだが、学校の授業で鑑賞。
まず、白黒映画ならではの光のコントラストが美しい。特に木漏れ日から差す太陽の光は。
そして、人間はいかに自分に都合の悪い所を隠してしまうか、痛烈
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.6

エロいのにそれほどエロくないと感じるのは、芸術作品要素が強いからか。
つまらないと感じる人もいるかもしれないが私は映画の世界観に引き込まれた。

汚名(1946年製作の映画)

3.4

マザコンナチ男が嫉妬深くて気持ち悪い(褒め言葉)。ヒッチコックはこーゆー気持ち悪いキャラ描くの上手いよね。
ラストのアリシアと一緒に屋敷から逃げ出すシーンも、ヘマしたとばれてはいけないマザコンの弱点を
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

予告みて「これ面白いやつやん」と期待してまさに期待通りだった。
ストーリーは単純明快だがそのおかげでテンポ良く観ることが出来た。「エリナー・リグビー」の歌詞を必死に思い出してるシーンは笑えた。
そして
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ラッシュアワー3(2007年製作の映画)

3.6

2から6年(劇中では3年)経っての続編。今回はゲストスターとして真田広之らが日本から参戦。ジャッキーと日本語で話すシーンも。1で登場したハン大使やスーヤンの再登場も嬉しい。
劇場での歌唱シーンは楽しく
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.5

CM畑で活躍してた大林宣彦監督映画第一作。既存の映画に縛られない演出や表現は、今見ても斬新で新しい。無駄に豪華なゲストに名作映画のパロディなど、バラエティ寄りな点も伸び伸びした時代ならではの特徴だ。>>続きを読む

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.8

渥美清版金田一耕助。設定も公開当時の現代にされており、辰也の働く空港(都会)と八つ墓村の「田舎」との対比がよく表れている。
ストーリーも丁寧に作られており、とても面白く観ることが出来た。どうしても金田
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

4.0

雑誌にデタラメの恋愛話をでっちあげられた画家が訴訟を起こす話。
悲しいかな70年前の作品だが今でも全然通じてしまう。故にとても面白く観れてしまった。
占領期の日本の様子も描かれており、クリスマスムード
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何だろう。一言では言い表せない重みを持った映画だった。
誰か彼のことを心から思ってくれる人が1人でもいれば、「ジョーカー」にならずに済んだのかな、と。これは映画だけの話ではなく、現実に起こりうるから余
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