スズナリさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

スズナリ

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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

3.6

女子の学園に迷いこんだ伍長がハーレム状態になって先生から生徒から好かれるが、それが嫉妬を招いて恐ろしい出来事を引き起こす。
まぁあちこちチョッカイ出すイーストウッドも悪いから自業自得だけど、こういった
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.6

邦題が酷いので何となく見てなかったがウディ・アレン×スカヨハの「マッチポイント」コンビという事で視聴。
冒頭から驚きでラストも映画のお約束を逆手に取ったもので、ウディ・アレンのコメディセンスが冴え渡っ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.7

タイトルが「死刑台のエレベーター」だから冤罪ものかと思いきや、人を殺したらエレベーターに閉じ込められて脱出したら倍になって返ってきたという話。フランス映画にしてはエンタメ寄りで、ラストのオチの付け方は>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

長いし難解な内容と聞いてたため敬遠してきたが、思い切って観て良かった。
面白すぎる!!
内容も思ってたよりはそこまで難しくなく、「夢」のまた「夢」で奮闘するコブたちにどんどん引き込まれていった。いきな
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.7

会社の配送係として入った主人公が重役に成り済まして出世を狙うサクセスストーリー。一人二役になるため奮闘するブランドリーはコントみたいで笑ってしまった。
バブル期の時代も映画にピッタリでこの時代に生きて
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画は楽しいねぇ。終始頬が緩みっぱなしだった。
こうやって観ると、歌って踊りも演技も出来る俳優さんはやはり凄いなと思った。キワどいネタだが最後もハッピーエンドで終わって、後味バツグンだった
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.7

イブリンがただただ狂気でしかなく「もう出てくんな!」と何度も思ってしまった。愛憎とはよく言ったものだ。
今作がイーストウッド初監督作品だが、社会的メッセージ高い最近の作品も良いが、こういった作品もなか
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目撃(1997年製作の映画)

3.6

大統領の犯罪と隠蔽を目撃した凄腕泥棒がシークレット・サービスに追われながらも大統領を追い詰めていく。
この手の話はテンポが大事だと思う。今作はプロットは魅力的だが「北北西に進路を取れ」のようなスピード
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

サイコホラーの金字塔という触れ込みからどんな恐ろしいのが待ってるかと思いきや、意外と怖くなく見れた。
レクター博士の冷静さが逆に観る側に恐怖を与えた。見たところ全く瞬きをしていないのは、「常に見られて
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.9

尾道の街並みがどこか懐かしい雰囲気を醸し出している。ヒロキたち三馬鹿の関係も中学高校時代を思い出した。
謎の少女「さびしんぼう」の正体は中盤でそれとなく推測出来るが、なぜ出てきたのかはどういうことか語
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セックス・チェック 第二の性(1968年製作の映画)

3.9

題名で損してる感もあるが、スポ根×お色気という異色作品。セクハラのオンパレードで、今となっては作ること自体出来ないだろう。
かつて名スプリンターとして名を馳せた宮地が、ひろ子という原石を見つけたことで
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黒の試走車(テストカー)(1962年製作の映画)

3.9

自動車会社の産業スパイの暗躍を描いた作品。テンポよくストーリーが進んで飽きない。機械(車)の為に人間が翻弄される様子はチャップリンの「モダンタイムズ」に繋がる部分があると感じた。
ただ、白黒&昔の俳優
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巨人と玩具(1958年製作の映画)

3.8

増村保造監督作品初視聴。スピード感のある作風とは聞いていたが、今見てもフルスロットルに感じた。当時の日本映画からしたら斬新だったのではないか。
キャラメルの売上競争に勝つために奮闘する宣伝マンの悲哀物
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非常線の女(1933年製作の映画)

3.6

サイレントの和風ギャング映画ということだが、ギャング要素は最後の最後にチョロっとあるだけ。少し間延びした印象だった。田中絹代と水久保澄子は役柄を逆にしても良いような気が。ニッパーくんの登場にはびっくり>>続きを読む

あゝ同期の桜(1967年製作の映画)

3.9

今の自分と年齢が変わらない青年たちが、夢半ばに特攻していく。終戦から20年しか経っていないため、兵学校のしごきなどは非常にリアルである。特攻する側も、残される側も辛い思いがある。
このような歴史を繰り
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緯度0大作戦(1969年製作の映画)

2.9

日米合作の特撮映画だが、これまでの特撮作品と何ら変わりは無かった。日米合作ということを念頭に置けばむしろチャっちいと感じるかも。ハラハラドキドキする展開も少なく、興味深いテーマだけにそれを生かしきれて>>続きを読む

トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

3.9

日米合作でパールハーバーを双方の視点から描く超大作。日本は戦争馬鹿でアメリカは危機管理が低い。どっちもどっちで戦争が始まるのは愚かだと思った。
淵田海軍中佐役の田村高廣が爽やかで良かった。戦争を美化す
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二・二六事件 脱出(1962年製作の映画)

3.8

二二六事件を舞台に、陸軍将校らに支配された官邸から生き残った総理を脱出させるミッション・インポッシブル。
白黒映画なのが逆に昭和初期の不穏な空気を演出しておりGood。
ストーリーも90分という短い尺
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情婦(1957年製作の映画)

4.5

こんな名作があったとは!
裕福な夫人を殺したとして裁判に掛けられた男。状況証拠が揃う中、ウィルブリッド卿は彼の無実を晴らすため弁護を引き受ける。しかし、被告の妻であるクリスチーネ(マレーネ・ディートリ
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生きる(1952年製作の映画)

4.0

「いのち短し、恋せよ乙女」
胃がんで余命幾ばくもない渡邊。限らない命を、公園の整備に尽力する。
だが、お役所の官僚主義に辟易する。渡邊の遺志を継ぐ者はおらず、同僚は我関せずといった態度。
人はいつ死ぬ
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サクラ大戦 活動写真(2001年製作の映画)

3.4

話の展開は悪くはない。むしろ良いと思うのだが、90分にも満たない尺では詰め込みすぎと言われても仕方がない。ラチェットという新キャラも深掘り出来ておらず、もったいないと感じた。ストーリーを簡潔にするか、>>続きを読む

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.7

戦争とは何なのだろう。見終わってから色々考えさせられた。捕虜としてながらも時間掛けて作って愛着もある橋を、戦争とはいえ同胞によって事もなげに破壊する。
とどのつまり、戦争は何も生まないのだ。このような
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京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最初は「なぜ舞台が日本統治下の時代なんだ?」と思ったが、その設定が真相が露わになる時に生きてくるのが上手かった。
話の筋は「LUCY」と「ダークスクール」を足して2で割った感じだが、女優さんは皆綺麗だ
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ザ・インターネット(1995年製作の映画)

3.6

ウィンドウズ95が発売された年に公開された作品。インターネットがまだ人々に身近な存在でなかったことから、得体の知れない怖い存在として描かれている。とはいえ、この話は今の時代でも起こる可能性は高いと思っ>>続きを読む

危険な情事(1987年製作の映画)

3.8

たった一晩の過ちが、恐ろしい事件を巻き起こすー。
後の『マッチポイント』などに繋がる不倫サスペンス。アレックスから妊娠を告げられた瞬間からガラリと空気が変わるのが良い。実際、こんな女に捕まったら生きた
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新ポリス・ストーリー(1993年製作の映画)

3.6

実際に起こった資産家誘拐事件をモチーフにした作品。アクションは最低限に留め(と言いつつ最後の最後で我慢できずアクションするが)、シリアスに演技するジャッキーもこれまた良い。ハン刑事との睨み合いは痺れた>>続きを読む

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.2

もう少し「ヒロシマ」が絡んでくると思ったら、冒頭だけだった。
公開当時の広島の様子を伺い知ることが出来る。

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.8

エロティック・サスペンスの名に恥じぬ女優陣の脱ぎっぷり。肝心のストーリーもよく出来たサスペンスで、最後の最後まで目が離せない展開 (とはいえ、犯人はすぐに見当がついたが)。足の組み替えるシーンや「めま>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

日本ではあまり知られていないFOX元会長のセクハラを扱った実話もの。
保守系メディアであるFOXの元アンカーのグレッチェンが会長のロジャーをセクハラで訴え、それに人気アンカーのメーガンが追随する。この
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞を受賞したので鑑賞。途中までは何となく予想してた展開だったが、途中から物語が想像の斜め上の方向に進んでいく。この感じが観ていてゾワっとした。まさに超展開。
同時に韓国の貧困事情や災害時の対
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

リーマンショックで思うように稼げなくなったストリッパーたちが、ウォール街の男たちを誑かして金を巻き上げていく......。
クライムムービーではあるが、女同士の友情を中心に描いていた。やってることは犯
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三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.2

何も解決してなくね?と思ったが、それはまた続編に続くのか。
しかし、CGが無い時代の特撮技術は本当に良く出来ていて今でも十分通用する。
若林映子が綺麗だった。そして志村喬の演技も素晴らしかった。

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.7

日本を舞台に007が大活躍するシリーズ第5弾だが、テレ東で放送されたやつはかなりカットされていたので改めてノーカット版を観ようと思った。
とはいえ、ボンドと肩を並べる丹波哲郎はイケメンだった。
個人的
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スキップ・トレース(2015年製作の映画)

3.4

シリアスなのかギャグなのかイマイチ分からないストーリーだが、すでに還暦を超えているジャッキーのアクションは流石。足を怪我しながらもアクションに拘る姿勢は頭が下がる思い。
黒幕は意外性あったし、コナーと
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

重かった。
オリンピックイヤーということもあって、尚更人ごとでは無いと感じた。当時の映像を使っていたのは粋だった。
リチャードが言っていた「ジュエルの二の舞になるのは御免だ」と思って誰も助けなくなると
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ゴルゴ13 九竜の首(1977年製作の映画)

3.4

高倉健版に比べるとゴルゴの容姿は原作に似せている。
香港、東京、京都をまたに掛けてゴルゴと香港警察、シンジゲートが対峙する。志穂美悦子が出ていたのはビックリした。
香港警察署内にエリザベス女王夫婦の写
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