ろーたすさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ろーたす

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人生、ただいま修行中(2018年製作の映画)

3.2

看護師の方は勿論、社会人である大人の方々には共感性の高い作品だと思う。
1番凄いと思ったのは、ここの看護学校の教育態勢が手厚いこと。(作品の3章部分。)
座学や基礎的な採血方法などの知識は日本でも勿論
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.6

ロマンス?成長ドラマ?ホラーコメディ?
安心して下さい、全部これ抱えてます。

後に回収していくフラグの巻き方がいかにもB級と言った具合で、前半は少し退屈だったけれど、ベビーシッターの本性が分かってか
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78回転(1985年製作の映画)

3.0

生活シーンの変わりゆく様を眺める4分弱。
最初は少し不気味にも感じたけど、慣れるとどう移り変わるのか期待しながら観られました。

アートのお値段(2018年製作の映画)

3.0

アートの価値はどう付けられるのか。
その価値の定義ってなんなのか。
この疑問が少しでも晴れるかなぁと思って観に行きましたが、釈然としない感じで終わりました。

私の思う芸術の評価順序は
この絵は素晴ら
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

凄く好き。かなり面白かった。
ただ、若干掴みきれない箇所もあった。

純粋で心優しい性格。ただ、女性経験がなかったり知識が欠けていたりして、生きづらい環境にいたトラビス。戦争が彼を傷つけ、町は救ってく
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

なんだろう、この心地良いごちゃ混ぜ感。しかも、このカオスでコミカルな一手一手はちゃんと計算し尽くされていて、観てられる。
ブルースウィリス=ダイハードな私からすると、本作のコーベンも一貫して命をかける
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初恋(2020年製作の映画)

4.0

いまのヤクザに仁義はないのか。
そんな事を問いかけながら、日本のヤクザや犯罪を昔ながらにも時にコミカルに、ラブストーリーを織り交ぜながらに描くこの作品は、Vシネマァ!みたいなゴリゴリのヤクザ映画ではな
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.3

予告を観てちょうど想定していた出来で、悪くはなかったし、めっちゃ良い訳でもなかった。

行こうぜ、相棒。といって困難な旅路を進むというよりは、俺たち、相棒って呼び合える仲だよな。と友情や信頼を深めなが
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初は、エルファニングが可愛すぎて。でもただそれだけな気がして、彼女が好きなので観たけど、エルファニングじゃない女優だったら観なかった程度の恋愛ものかなぁ…。なんて思ってました。

でも、フィンチこそ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

"郷に入れば郷に従え"の限界を試されるサイコな要素がある一方で、主人公ダニーの心の終着には納得させられたりしなかったり…。

こうゆう古来からの考えがあってさ!と共有し、共感させようとする村の囲い込み
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.2

予告を観て面白いだろうなぁと思って、実際に皆さんのレビューも楽しそうなのに、何故か私はハマらなかった…。
狙ってチープな雰囲気で仕上げているんだろうけど、面白さよりもそっちの方が目立ってしまった。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.2

お父さんが娘の友達に恋をする。
このあらすじだけ聞けば、どう味付けしてもコメディ映画ですよね。それにしてもバカすぎる笑
レスターのアンジェラへの挨拶がキモ過ぎ+リッキーがシンプルに変態で、かなり不快に
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

これ観る前に、作品賞にノミネートした他8作品のうち、まだ日本未公開のストーリーオブマイライフを除いた、7作品を全て観終えていました。その7作品も全て素晴らしかったため、この中で選ばれたパラサイトにとて>>続きを読む

カジノ(1995年製作の映画)

4.3

まず、序盤のストーリーテリングが最高。
デニーロとジョーペシ両者がナレーションで全部喋ってくれるから内容がばっちり掴めるし、2人がある程度の成功を掴んだ状態で登場するので、キャラが既に出来上がってます
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.7

映画を観終わるまで、わたしは最前線へ向かう兵士と共に、戦場を駆け抜ける3人目の兵士でした。
過去最高の没入感と臨場感で、映画が終わってから我に帰るような、まさに究極の映像体験。おそらく、かつてないほど
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

期待以上!
ゾンビの溢れた非日常の中で、生き残るためのルールや癖のあるキャラを交えて描かれるホラーコメディ。
ポンポンと話が進んで、一筆書きの様にいい意味で端的なストーリー。それでも単調にならないのは
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Hair Love(原題)(2019年製作の映画)

3.7

この短さで、にっこりしちゃう濃い内容に仕上がってるのがすごい。
how to動画を観て一生懸命な彼女は勿論ですが、ラストに分かる"こんなに張り切っている理由"もたまんなく微笑ましいですよね。
ヌルヌル
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

アイリッシュマンを観る上で、グッドフェローズとカジノをまだ観ていないという、ギャング映画界で人権のなかった私は、アイリッシュマンを観た翌日に即鑑賞させていただきました笑

評判で聞いていた程テンポが早
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.5

ギャング映画には、成り上がってから落ちるまでが描かれる共通項がある様に感じます。今作はその失脚期を長尺かつゆったりと魅せることで、ギャングの終着地を描く。哀愁に満ちた超ヒューマン映画でした。

一端の
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.5

当時の捕鯨方法をどれだけ忠実に表現出来ているのかは知らないけれど、いかに命懸けだったかが伝わってきた。
傷心し、痩けてゆく姿はずっと忘れられないし、役者達の役作りの努力を感じた。彼ら以外にも、作品全体
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.1

レイプ犯が誰かを巡る最中に描かれるミシェルの人柄が…というのを予想してたので、というかそうゆうあらすじだったため、思ってたのとは違いました。いや、そのあらすじ自体は合ってるんだけど、ミシェルの感じが自>>続きを読む

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.5

猫の動きのクオリティが高過ぎる。
というか可愛すぎる…。
題名の通り、ピットブルと猫との距離の縮まる様子がハートフルで素敵でした。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.4

映画みたいな好展開が一切起こらず、どん底までの転落っぷりがまさに映画みたいな作品。
ライティングが印象的で、モーテル?の血飛沫越しの画とかも細かくて、スローモーションの使い所も好き。
そして寡黙なゴズ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

厳しくも雄大な自然を映した映像も、寒々しい音楽も、侘しさの伝わるストーリーも、全てが繋がっていて一体感のある作品だった。
この作品で凄く良いと思ったのが、冒頭の例の女性が雪山を走るシーンが、最後まで観
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.6

知的障害の子供は(同じ知的障害を抱える)自分も欲しいとは思わない。でも、あなたのような父親の子供にはなりたいと思う。
そう言って、父になる事へ一歩押し出す。
コーチとして教えているようで、多くの事をチ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

もし、どれか1作品だけ記憶を消してもう一度観れるとしたら、インターステラー。これを選ぶと思う。
それくらいに、まだ観てない人には観てほしい。
超集中モードで。


宇宙へ行ける上に、
宇宙より大きな家
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.2

「よく知らんがバカをやる顔だ 俺も入る」
ここまで熱くなれるセリフもなかなか無い。

熱量だけで中身はないけど、熱くなるのに頭は使わない訳で。
前作よりド派手になりすぎたアクションに、相変わらずなコン
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

コメディというよりサイコ系SF。
味付け次第でより狂気に見せる事もできる題材ですが、希望を絶やさず見守れたのはトゥルーマンの人柄のおかげ。

どんでん返しパターンの作品は、観終わった後に「こうゆうこと
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.0

続編の予習シリーズです。
主演のウィルスミス、そして新作の予告を観るに、大味なアクションかな〜と思ってましたが、
「Directed by Michael Bay」で全てを察しました笑
カメラワークか
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ビニール袋の夜(2018年製作の映画)

3.3

最初、彼に絡みつくプラ袋は子供が欲しい女の執着を映した何かなのかな?って思ってたけど、普通に環境問題でした。

いやいやご冗談を、っていう過激なビニール袋達の逆襲。でも、割と冗談じゃない問題になってき
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

カメラワークと、光の映し方が印象に残った。
邦画をほとんど観ることがないから、この切なさの表現が監督らしさなのか邦画らしさなのかは分からないけれど、フィクションの中にどこか懐かしさを感じられた。

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キャッツ(2019年製作の映画)

-

感情移入も出来ないままに、踊り歌うのを蚊帳の外で観てるような感覚の2時間。IMAXで観たので余計に目と耳が疲れて、見終わった後はもうぐったり。数時間何もやる気が起こらなかった笑

(不気味かどうかは置
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.7

まず、題材とストーリーのチョイスが良い。
時代背景も盛り込んであって、妻を自分の拠点内に置きたいという考えを持った夫と、自らの力で切り開いた自分の居場所が欲しいという願い、価値観を持った妻。
2人とも
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

ブラックジョークの効いた和やかな雰囲気。なんだか平和ボケしてきたある一瞬で、突然氷点下に持っていくシリアスシーン。このジェットコースター的な緩急の付け方が秀逸で、ナチス映画をコメディで味付けしました!>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.8

本当に素晴らしかった…、心から感動した。
作品にも、リチャードジュエル彼自身にも、イーストウッドにも。

「人がこんな風に傷ついてしまっていいものか」と腹の底から怒りが湧き上がりました。
しかし、この
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.8

シティハンターをまっったく知らない若者ですが、予告を観た時は「なんやこのふざけた映画は笑」と一蹴したのですが。いやー、劇場で声出して笑いました笑
周りの(おそらく原作ファンの)おじさんたちの笑い声にも
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