ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価 - 100ページ目

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.5

隣で見てたおばちゃんコンビが爆笑しまくってて最高だった。

まずオープニング、玄関先での家族と龍三の切り返しのショットが全盛期kitano作品を思い出させる。
そして、ここでの勝村の嫁が余りにひっそ
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5

前作には劣るけどこれまた面白いわ。なるほど、サクサク小細工なしに進むことで魅せる映画ですな。

残酷描写が前回よりも減ってるから駄目 みたいな意見はどうかと思うな。 まるで、残酷描写だけでもってるよう
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

傑作過ぎて泣いた。“海外受けを狙って日本的風景を入れてる“とか言ってるやつ、死ねばいい。
ならなんで桜の次のショットが雪山で、雪のショットの合間に蛍のショットが挿入されるんだよ。時空を旅するロードムー
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.5

超絶大傑作。ラストの登場人物たちのスナップショットのモンタージュは『静かなる男』のようだ。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

傑作。ただし中だるみあり。
やはり小僧が武の後ろを“ついていく”運動。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.0

武映画にしては珍しく人間が横並びで歩く。
通常は前後関係で歩くのに。

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

3.0

武の映画におけるタクシー(タケシー)が表現する糞詰まりの日常感な。

明日は来らず(1937年製作の映画)

3.5

アメリカ版『東京物語』みたいな、家を銀行に取り上げられた老夫婦が子供たちにたらい回しにされる話。泣いた。ラストの2人のデートシーンが素晴らしいね! ちょっとしみったれ過ぎてるけど。

ブリッジを教える
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新婚道中記(1936年製作の映画)

4.0

早い話、ただの夫婦の痴話喧嘩なんだが傑作!!

奥さんがドア一枚でケーリー・グラントを隠しながら、言い寄る男に対応しつつ、そこにまた別の男からの電話がかかってくるという、困難な状況を被せまくるクレイ
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ロイドの牛乳屋(1936年製作の映画)

4.0

爆笑した。

ジャーマネがロイドにボクシング教えるくだりが完全にジャルジャル『野球部』のコントの元ネタ。

調子こいたロイドが故郷に凱旋するシーンで、帽子をブーメランみたいに飛ばしたり、傘でゆっくり落
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ローレル&ハーディの リバティ(1929年製作の映画)

3.5

めちゃおもろー。

前半はなかなかズボンを交換できない二人のギャグでひっぱるが、後半の建設中の高層ビルの頂上のシーンが凄い。っていうかこれガチで撮ったのかな? 

恋の情報網(1942年製作の映画)

3.5

42年の作品だけあってヒトラーへの敵意むき出しのバキバキな国策映画って感じ。 まー、それは置いといて、ジンジャーとグラントが最初に出会うシーンでの切り返しのショットが決定的で好き。 ずきゅーーん‼って>>続きを読む

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.0

昔なんかで見たな。
なんか会話してるばっかだったな。

条理ある疑いの彼方に(1956年製作の映画)

3.0

面白かったが、強烈なショットは無く、ラングにしちゃー下の方かな。
語りは相変わらず上手すぎる。
ラストの電話なんかも、ジョーン・フォンテーンからではなくダナ・アンドリュース側から撮るのが良い。
また、
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ドミノ(2005年製作の映画)

3.5

再見。

ここまで来るともはや前衛。ジョナス・メカスの日記映画ばりに画面はチカチカしているし、「この場面は実は嘘でした」と逆再生映像で元に戻すし、大林宣彦ばりにセリフをわざわざ文字で画面に貼り付ける笑
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ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いやー、面白い。ラスト、コロシアムで黒人なのに馬に乗るフットボーラーが最高。この頃のトニスコは、例のよく言うMTV風編集が少ないね。

二人の会話がしゃれてるというか、イチイチ面白いんだよなぁ。こうい
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.0

傑作。泣きました。撮影も今までのトニスコ映画の中で一番陰影がクッキリしていてベスト。特にヨーロッパのシーンの夜が素敵だ。フリッツ・ラングが現代の人ならこんな映画撮ってたかもって感じがする。

スパイ
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ後味悪い映画だけど面白かったよ。
いつ爆発するかわからないデ・ニーロの狂気にヒリヒリしっぱなし。
クライマックスの試合の豪雨+8回裏っちゅー展開には笑っちゃうがそこからのまさかの審判=デ・
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フランシスカ(1981年製作の映画)

2.5

画面は凄いのだが、『アンジェリカ』のような寄り道、画面内での遊びもなくひたすら真面目で長くて疲弊し尽くした。

ファニーに平手打ちかますときと妙なズームは好き。
ジョセフ・ルイスみたいだ。

赤い靴(1948年製作の映画)

4.0

カラーが凄すぎる大傑作。
思ったよりケバケバしくもなく、以外と光が自然なシーンも多い。
横顔➕画面奥に窓のショットが特に冴えてる。

息の跡(2015年製作の映画)

3.0

おっさんがカメラ目線で話しかけてきまくる映画で、新手のギャルゲーか?と思った。
他のギャルとの関係も育みたかった。

映画内時間の表現がちと甘いかな。
雪のシーンくらいで。
小森はるかとおっさんが過ご
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.5

クッソ傑作。トニスコの映画はモニターを見つめるシーンが多い。んで、モニター内で事が起こることに対しての、どうしようもなさが切ない。モニターの映像が過去であろうが現在であろうが。

ハンガー(1983年製作の映画)

3.0

まぁまぁ面白かった。なんか、兄貴のブレードランナーに似た感じの“スタイリッシュな映像”派です。って感じだねこの頃は。鳩とか使っちゃったりしてね。
デヴィッド・ボウイが数分でシジイになってしまう描写が好
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.0

トニスコにしちゃー下の方だった記憶あり。
要再見。