人の顔のクローズアップのショットを写し続けることでブルジョワの欺瞞を暴こうっていう、監督の意図が見え見えすぎて萎える。
監督の意図などわからん方がおもしろいのである。
画面は端正だが、どのショットも味気がない。
人妻も美人なのだが、乳が貧相で全くエロくないし、口がつねに半開きでベンアフレックのようなアホ面である。
まぁ、アホなことする役なんでそれでもいーのかな。
気ちがいすぎて本気で武のことを心配してしまう傑作。
ラストの蹴飛ばされた缶の軌道は偶然らしい。
映画に愛され過ぎている。
超面白い。途中で助けに来るおっさんの職業性がちとよわいがそれでも超面白い。
あと、あれ。
やっぱりモニター越しのシーンが良い。
人生ベスト。
現実と幽玄の境界のギリギリ内側をさ迷い歩く映画。
また、その境界は国境ともリンクしている。
まー、アンゲロプロスの映画はどれもそうだが。
回想シーンの青空が切ない。
死ぬほど美しい映画なのに主人公が性欲丸だし。でも死ぬほど美しい。
船が通りすぎるシーンはこの世のものとは思えない。
おっぱいもみもみ。太ももさわさわ。
ここまで来ると、もはやテクノである。
ミニマルテクノあたりかな?と思ってたが、ミニマルテクノは音の質感が若干、温もりがあるので、どちらかというとセイバーズ・オブ・パラダイス辺りである。
キェシロフスキのベスト。
会社の宣伝ビデオを撮るために初めてカメラを手に取ったサラリーマンが、たまたま映画コンクールで賞を撮ってしまい調子に乗るって言う、最高のプロットを持つ映画。
全ての調子に乗っ>>続きを読む
「映画は映画館で見ろ」とはあまり言いたくない方なんですけど、これだけは映画館で見るべき。
(あと、アピチャッポンも)
視覚と聴覚を主人公にリンクさせた“体験”の映画だからである。
話は全く面白くもなんともないのだが、映像が凄すぎー。
架空の作曲家を使った遊びもお茶目~