Qさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.6

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シド・フィールドの本読んで、ストーリーの筋とは別で水がさりげなくでもしつこく出てくるっていう映画なのかと思ったけどめっちゃ水だった。

妹だし娘でもあるって複雑すぎる。この設定面白いな。

権力に押し
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.0

酷いことをした親は、自分のしたことと同等の苦しみを味わって罪を贖ってほしい。

(1954年製作の映画)

3.8

出会いと別れと死の映画。
旅芸人、いいな。

映像と音合ってないとこ所々あってモノローグなのか喋ってんのかすぐわかんなかった。

女が心を病んでからのシーンで、日陰にいたのにアップになって台詞言う瞬間
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.1

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睡眠薬の自殺未遂だと、助けるために起こそうとするのがこっちの世界へ呼び止めようとしてる感じになっていいな。
実際に睡眠薬で自殺未遂した人に叩いたりコーヒー飲ませたり歩かせたりしていいのかな。あの方法で
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.8

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マインドコントロールめちゃうま。
グレゴリーの計画と偶然が重なって現実が幻想になって消えていくと思わせられるとこよかった。

最後、ポーラが階段上ってくとこ「サンセット大通り」みたい。
「サンセット大
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.7

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刑務所とか死刑囚が出てくる話かと思ってたら全然違った。
あのエレベーターでの出来事が人を死刑に追いやるから「死刑台のエレベーター」てタイトルにするのかっこよすぎ。

事件後、主人公が子供に顔をさされた
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.6

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ユラがカズマへの手紙を書くシーンで察した。この映画の作者が、映画を手紙代わりにして特定の誰かに何かを伝えようとしてるんだ と思った。
「この映画を若くして亡くなった友に捧ぐ」という文を最後に出さなくて
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カフカ 田舎医者(2007年製作の映画)

4.0

世界観めっちゃいい。

声当ててるの声優さんじゃなくて、狂言師だったのか。しかも人間国宝だったのか。主役が狂言師の人間国宝の方で、その一家の人たちも声優で出てるのすごい。

こういう、アニメにしかでき
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明日の食卓(2021年製作の映画)

3.4

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「石橋ユウ」を取り巻く、三者三様の家庭環境の話。
それぞれの家庭を経済的な豊かさで分けていてよかった。
子供の名前を共通して「石橋ユウ」にすることで、別々の名前の三人の子供を出すよりも、性格は先天的に
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.2

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めっちゃグロい。グロすぎて笑う

典型的なDV男の相場が、どうしてそうなったのかをちゃんと描いていてよかった

いじめられ、泥だらけになって帰ってきた野崎を見て妹が泣き、「泣かないで」と言って野崎が妹
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.4

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お母さんが全裸になって泣きはじめ、綾野剛も泣いて(泣くふり)全裸になり、黒木華が酒を一気飲みするのカオスでよかった

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

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町が変わり、人が変わる、時の流れは止められない っていう「鉄コン筋クリート」の予告の言葉思い出した。
あのアニメであまり描かれてなかったヤクザ側の事情を詳細に知れてよかった。

オープニングのクレジッ
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.9

一方が話してるのに重ねてもう一方が話し出したり、動いたりするから展開が早いし、役者早口だし、現代人も好きそうな映画だと思った。

3人くらいがそれぞれ主張して大声出して喋ってるとこめちゃくちゃでよかっ
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(2017年製作の映画)

3.5

前半、人物の膝下を移さないカット多すぎて不自然で違和感あって気持ち悪かった。
地に足が着いてない、不安定なことを伝えるためにあの構図になってるんだろうけど、別の方法思い浮かばなかったんかと思う。

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自虐の詩(2007年製作の映画)

3.8

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本当によかった。

嫌われ松子の一生と、SPEC、TRICKが重なる。
嫌われ松子の一生に関しては、中谷美紀が幸薄い主役でぶっ飛んだストーリーの映画に出演してるだけでそう見えてしまう。
SPEC、TR
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.3

キャスティングすげー このキャスティングでこの映画撮るのすげー という気持ちが一番強い。

今際の国のアリス見て村上虹郎めっちゃ柳楽優弥に似てると思ったから兄弟役やっててちょっと嬉しい。この村上虹郎さ
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.6

こういう言い方はよくないだろうけど、君の名は。湯浅verみたいだった。
あと、ルーはポニョそっくり。

千鳥のノブは声わかりやすかったけど、大悟わからなかった。

人間が憎いな〜。

音楽の力を表現す
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クロース(2019年製作の映画)

3.3

争いが解決して平和が訪れるってよくある展開だけど、見てて幸せになれる。

争いの伝統を子供たちに教え込んで「これからも争っていくことが我が民族の誇りだ」と洗脳する国、実際にあるだろうから悲しくなった。

メメント(2000年製作の映画)

3.7

断片的に、少しずつ時間を巻き戻し、主人公のイメージの映像をバンバン挟んできて最終的に出来上がった映画を脳の錯乱みたいにする構成めっちゃすき。

記憶の曖昧さをテーマにしてるのもめっちゃ好み。

この時
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ笑った。
前歯ないと真面目なこと喋ってても間抜けな感じになるし、ごはん口いっぱい入ったままもごもごしてごはん飛ばしながら口論したり、蒼井優と池松壮亮がありえないくらい感情爆発させてぶつかっ
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.6

額に開けた穴を覗く瞳が第三の目のように見させる演出いいな。原作でもそうだったっけ? 言葉じゃなく、見て一発でわからせる画を出してくるのよい。

ホムンクルス=心の歪み=トラウマ
っていう作者の思想好き
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.9

エンドロールの企画に是枝裕和の名前があって、納得した。そんな感じの映画。

兄弟で奪い奪われる関係になってしまうことってあるよな。

タイトルが「ゆれる」で、揺れる感情と揺れる関係を描き、モチーフとし
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