リョーシさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

リョーシ

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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

4.0

フリードキンのリメイクが映画史に残る傑作だから正直そこまで期待してなかったんだけど面白かった。時代も違うからフリードキンと比べると登場人物のバックグラウンドとかスリルでは劣るけど、ストーリーと展開がや>>続きを読む

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

4.0

この不気味なホラー的要素とシュールな笑いの絶妙なバランス。黒沢清ワールドが色濃く出ててかなり面白かった。役所広司の悪役本当に好きだな。あと永作博美がめちゃくちゃ良い女。エロい。凶器が全部工具っていうの>>続きを読む

13人連続暴行魔(1978年製作の映画)

3.8

主人公がひたすら殺人と強姦を繰り返すけど、そこに快感はない。やり場のない怒りをぶつけるように犯行を行う。その背景の一つには成田空港建設の反対運動がある。主人公の家は差し押さえられていて、恐らく立ち退き>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.8

淡く粗い質感の映像と鮮やかな色彩、ただただ純粋に惹かれ合うキャロルとテレーズ…目に映るもの全てが美しかった。2人のお互いを深く愛するが故の行動が本当に苦しくて切ない。街で赤い服を着たテレーズをタクシー>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

4.8

出てくるキャラクター全員が清々しいほどの悪人。特にクァク・ドウォンの善人の皮をかぶった検事が本当に素晴らしかった。見てて腹立つくらいの迫力があった。そして一気に加速していく終盤からラストも惚れ惚れしま>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.6

3がこんなにも面白いとは思わなかった。マーティの人間としての成長、ドクの恋、2人の友情。3作の中で1番泣けました。そして西部劇としてもしっかり説得力を持ってるし、クライマックスの手に汗握る展開も素晴ら>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

個人的には少しガチャガチャしてた感じもするけど、それでもやっぱり面白い。前作を違う視点から撮ったり、1つのシーンで同じ人物が何役も演じたり、未来の世界を描いたり、画期的なことをやってる。これを思春期に>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

小学生か中学生のときにテレビで観たことあるはずなんだけど、おぼろげな記憶しか無かったので観直してみたら「こんなシーンあったっけ…」の連続でした。それにしても何て素晴らしい映画なんだろう。夢のような体験>>続きを読む

北国の帝王(1973年製作の映画)

4.5

汽車に無賃乗車しようとする浮浪者のジジイとそれを許さない車掌のジジイが攻防を繰り広げるだけの映画。それなのにめちゃくちゃ面白い。ずっとキレてるアーネスト・ボーグナインも最高です。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.2

凄すぎた。俺が"花筐/HANAGATAMI"で初めて大林宣彦作品を観た時の衝撃そのままだった。この人はずっとブレずに同じ感覚で映画を撮り続けてたことに感動した

ハンガリー連続殺人鬼(2016年製作の映画)

3.7

映画を取り巻く鬱々とした雰囲気と誰も救われない社会。良い映画でした。死体の撮り方も力入ってて良かった

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

3.7

評価あんま良くないけどこれはなかなかの力作。巨大銀行が裏で悪いことしてて、それを突き止めようとするっていうありがちな話だけどオチが良い。現実を見せつけられているようななんともいえない後味。

ケス(1969年製作の映画)

4.2

本当に観てて辛くなるけど、そこには確実にリアリティがあるし、50年前の映画なのに古さを感じさせない。むしろ今でもこの映画で描かれていることはどこの国でも未だに横たわってる。ケン・ローチの徹底した姿勢が>>続きを読む

ドーベルマン刑事(1977年製作の映画)

3.5

千葉ちゃんがめちゃくちゃやってるだけでもう最高なんですけど、これはストーリーも音楽も結構良かった。そして室田日出男の死にっぷりに拍手!

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

素晴らしい青春映画だった。孤独や闇を抱えた人たちにそっと寄り添ってくれるような優しさと厳しさがある。そして、ボウイ、ソニックユース、コクトーツインズ、イノセンスミッション…最高の音楽たちが彩ってくれる>>続きを読む

カリスマ(1999年製作の映画)

3.5

正直「俺は今いったい何を観せられているのだろう」という気持ちもありつつ、黒沢清独特の不穏でイヤな雰囲気はあって不思議で魅力的な映画だった

レポマン(1984年製作の映画)

3.8

「何だこの映画…」となりましたが最高でした。パンク、車、宇宙人、青春…もっと若い時に観たら衝撃が強かったんだろうな

ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

3.8

まさにロメロの映画だったな。皮肉や風刺が効いてて、映画全体を覆うやるせない空気。この後に"ゾンビ"が作られたのも納得。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

5.0

スピルバーグの凄いところは映画の表現し得る残酷性を理解してるところだと思います。所謂ゴア、グロ描写は嫌う人も多いけど、そこは映画にとって凄く重要なので、この映画でも戦争における凄惨な部分を包み隠さず表>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

音楽映画としても戦争映画としても素晴らしくよく出来てる映画でした 韓国映画のパワーが溢れ出した名作 いい意味で裏切られた

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

4.0

ストーリーとか展開がありきたりでも何でもいいんですよ エンジェル達が活躍するだけでこの映画は最高なんです 音楽も良かった

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ主演ってことで観に行ったけど、良い感じにザックリしてて力抜いて観られました。

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.5

暴力描写は少ないもののヒリヒリとした緊張感を持続させる俳優陣の素晴らしい演技とカメラワーク。ラストも凄く良くて魂が震える映画でした

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.1

これはとんでもないものを観た気がする。圧倒的な映像美と独特のカット割で3時間も長く感じさせない作品でした。

そして、これは遠い昔のことでも他人事でもない。フランツの生き様はいつでも心に留めておかなけ
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初恋(2020年製作の映画)

4.2

文句なしです。画としてカッコいいシーンがたくさんあってアガります。染谷将太は本当良い俳優ですよね。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

前半はバツグンでした。ホラーとしてのプロットをしっかり辿って、観客を不快にするカメラワークで「あぁホラー映画観てるな」って思えました。
ただ、もっと"得体の知れない恐怖"が観たかった。あともう少しタイ
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ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)

3.8

正直あんまり期待してなかったんですけど、かなりハッタリ感強くてデパルマ節炸裂してましたね

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

臨場感、迫力は一級品です。それだけといえばそれだけなんですけど。一見の価値はあると思います。観るなら是非映画館で

his(2020年製作の映画)

4.1

ある意味凄くシンプルな話だと思いました 誰かを好きになるなんて当たり前だし、その相手が誰であろうと構わない

優しさに溢れた良い映画でした テーマは違うけど"ラースと、その彼女"を思い出しました

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.7

ジャパニーズホラーならではのジメジメとした嫌な感じがしっかり出ていて良作でした それにしても終盤でまさかの号泣してしまいました

呪怨(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ怖かったですね…"俊雄"のラストの家の2階からヌッと女が出てくるシーンはちょっと感動しましたね 「うわっ!今のやべぇ!!」と思って巻き戻して観ちゃいました

抱きしめたい(1978年製作の映画)

4.1

全てをなげうってまで体験したいと思わせるものがあるって本当に素晴らしいことだと思う こういう青春を過ごしたかった

チャンス(1979年製作の映画)

3.9

正直最初はどういう気持ちで観たらいいか分からずに半ばヒヤヒヤするような心配するような目線で観てたけど、映画が進むにつれてジワジワとおかしさがきて、チャンスという人物に愛着を持ってる自分がいました。政治>>続きを読む

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.3

特に見せ場もなく淡々と進んでいったんだけど、オチもしっくりこなくて「なんだかな〜」って感じでした ジャズは良いよね