クラゲライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.3

前作同様、アクションと美術は本当にすごい。

桂小五郎の高橋一生は良かった。

日記は、もっとちゃんと隠すべきでは?

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.1

シリーズ1本目。
そういえば見てなかったな、と初鑑賞。
クライマックスはやっぱりひろしの告白。
男、前田吟の勇気を出した告白にグッときた。
それに比べてバカだねー、寅は。
偉そうにしてるけど、いつも大
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.2

この映画を一言で言うと、90年代、真夜中に何気なくテレビをつけたら、偶然やっている日本映画って感じ。
昔はこういう、薄ぼんやりした日本映画はたくさんあった気がする。
見てる途中で自分は一体何を見させら
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

音声分析官が航空機墜落事故の真相を追う話。

ハラハラドキドキ、話も二転三転して面白かったです。
ただ第二幕の終わりまでずっと勘違いしている訳で、なんか余計な引っ張りだと思った。
また結局はあの上司か
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.2

体は閉じ込める事ができても、心までは閉じ込められない。その象徴の菊の花。

実際にアルカトラズ刑務所に入るような犯罪者は、とんでもない凶悪犯だと思う。
絵を好きな人や、ネズミが好きな人は一体何をしてこ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマは天才の孤独だと思う。

天才であるがゆえに友達が出来ない主人公。
天才であるがゆえに街中から変人扱いされていたおじいちゃん。
そんな孤独な2人が並んでゴーストに立ち向かった時は、涙が止まらなか
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私の親友、アンネ・フランク(2021年製作の映画)

3.1

アンネフランクの親友視点から描いたユダヤ人迫害と、強制収容所。

もう一つでした。
主人公のハンナが身勝手すぎて、映画にのれなかった。
最後ぐらい責任のある行動をしてほしかったが、特に成長せず終わった
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.8

優等生の型に、はめられて生きるべきか、自由に生きるべきか?
オクタビアスペンサーの女教師ハリエットは、今までずっと優等生として生きてきたのだろう。
だから自分にそっくりな優等生ルースが型からはみ出よう
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前科者(2022年製作の映画)

3.6

若くてドジだけど、情熱だけはある新米保護司が、仕事の範疇を超えて事件を解決していく。
職業を変えればテレビドラマで何百回も見たパターンだけど、保護司っていうのが新鮮かな。

真面目でリアルな映画かと思
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

3.8

テーマは、家への執着心なんて捨てようよ、みたいな事かな。

確かに、豪華でオシャレな家には住みたい。
誰だって憧れる。
僕も雑誌みたいなオシャレな部屋にしたいと思った事はある。でもやっぱりコタツがあっ
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3人の信長(2019年製作の映画)

2.6

これはひどい。
こんなもん、すぐ殺すに決まってらだろ!

まあコメディなので、細かい事は言ってもしょうがないけど。
ただ残念ながら、笑えませんでた。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

家族の中で唯一健聴者の少女は、実は歌が上手だった、という話。

もう大感動!
特に良かったのは、発表会での無音の演出。
無音になったその瞬間、娘の歌声が聞こえない父親の寂しさ、悲しさ、辛さが一気に伝わ
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マンハッタン・ラプソディ(1996年製作の映画)

3.3

プラトニックを約束して結婚する2人の話。

初デート、双子になる素数をローズが理解したところでグレゴリーが、こんな女性に出会いたかった! と言うところがよかった。
気持ち分かる!
そうなんだよなぁ、話
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.9

子供達が、死体を探す旅をする話。
なんて魅力的でシンプルなあらすじ。

テレビ録画の吹き替え版をビデオテープで擦り切れる程見たので、改めてネトフリで見ると、クリスってこんな声だったのか、と感動。

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メッセージ(2016年製作の映画)

4.7

2回目の鑑賞。
1回目のわかりづらい部分(急に挟み込まれる子供の映像)が何なのか、知っている状態で見たので、今回の方が楽しめたのかも。

テーマはコミュニケーションをとろうよ、みたいな事かな。
結婚、
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ミュンヘン:戦火燃ゆる前に(2021年製作の映画)

3.2

学生時代の親友2人が、イギリスとドイツに分かれてミュンヘン協定の締結を阻もうとする話。

映画の仕組みが最近見た、アルキメデスの大戦にそっくりだった。
どちらも未来から見たらバカな事(戦艦大和を作る事
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.0

中年女性が、バカンスで育児中の母親と出会う話。

バカンスに来ている私。
映画を見ている私。
楽しんでいる私を邪魔する奴は男でも許さない!
そんなリーダをオリビアコールマンが、もう演技とは思えない実在
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.4

アクションと美術は、本当にすごい!

中盤のアクション以外のシーンがダラダラして冗長に感じたけど、それ以外は楽しめました。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

数学の天才が戦艦大和の見積もりを作る話。

戦艦の時代が終わっているのに、日本だけ無駄な戦艦を作り続けたのは有名な話。
日本の非合理さを数学で乗り越えていく菅田将暉。途中ガリレオの音楽が鳴りかけたが、
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.2

友人の息子をアメリカに連れ戻す話。

グラントリノのメキシコ版という感じかな。
そういえばダーティーハリー1の相棒もメキシコのハーフだった。

うーん…。
思い返せば返す程、映画のアラばかり甦ってくる
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音楽(2019年製作の映画)

4.4

クライマックス、気付けば1人でノリノリだった!

自分は、何かを始める時にルールを覚えて、基礎を学んで、テクニックを身につけて…というタイプ。
それとは真逆の彼等が羨ましかった。
衝動のままの彼等が魅
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.1

GUCCIの金づるが、まだ日本人だった頃の話。

面白かった!
世間知らずの御曹司が、野心の塊みたいな女性と結婚して、GUCCIが崩壊していく様が描かれていく。

個人的には、マウリッツォに完全に感情
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

予想以上の大満足。
スパイダーマンに少しでも興味のある人は、100%楽しめるはず。
とにかく何も見ず、何も聞かず、今すぐ劇場へ行くべき!

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.2

白人至上主義の団体から抜け出そうとする男の話。

たぶんこの映画で本当に描きたかったのは、差別の虚しさや、ヘイト犯罪の愚かさだと思う。
しかし見ていて思うのは、抜けるのが大変な団体に入るのは危険、とい
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.0

フランスの田舎で殺人事件が起きる。その事件はいくつもの偶然が重なって起きた事件だった、という話。

全ての登場人物が、愛に飢え、愛ゆえの事件を自ら起こしていく。
さすが愛の国、フランス。
とても良くで
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

タイムトラベルが矛盾だらけだ。
え? 戻った過去は生きなくていいの?
訂正した過去は、なかった事にできるの?
うーん、理屈っぽい自分が嫌になってきた。

とにかく、ヒロインが最高!
こんな女性に出会っ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.1

本筋はクロエモレッツの成長物語で、トムとジェリーは脇役という感じ。

クライマックスのチェイスシーンは、トイストーリー1みたいでよかった。
またクロエが笑う時、必ず豚鼻になるのも良かった。

本物のネ
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グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

4.2

この映画、一つかなり分かりづらく混乱する部分があると思う。それはチャンツィイーの師匠は、家庭教師っていう設定だという事。母親かなって思っていて、途中意味不明になった。
でもだとすると、あの碧眼狐はなん
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ナチュラル(1984年製作の映画)

3.8

女性関係で人生を台無しにした男が、もう一度野球に挑戦する話。

幼馴染の台詞。
「人生には2つあるのよ。学ぶ人生と、その後の人生」
誰だって人生に失敗はある。
けどそれは人生勉強。
大事なのは、その後
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.2

クソ生意気な学生相手に、三島由紀夫は誠実に答えているよね。決して「ひろゆき」みたいに揚げ足とったりしない。

あそこにいた学生のほとんどは、友達がいなくて寂しい田舎者で、難しい話を聞いてる自分に酔っ払
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.6

巨大彗星の衝突で地球が消滅することに気付いた学者が、世間に知らせようとするが…という話。

作り手は、彗星は地球温暖化の例え話のつもりだったらしいが、今見ると彗星はコロナそのまんま。
日本でも尾身会長
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ユニコーン・ストア(2017年製作の映画)

3.1

夢破れた美大生が就職するが、そこにユニコーンを売る店が現れた!っていう話。

現実逃避の象徴がユニコーンって事だよね。
大人になれない天真爛漫な女性をブリーラーソンが魅力的に演じていた。

独裁者(1940年製作の映画)

4.0

最後のスピーチは、聞くたびに響く箇所が違うね。
今回はココだった。

知識は私達を皮肉にし、知恵は私達を冷たく、無情にした。
賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.5

最高の短編小説を読み終えたような満足感。

ドライブマイカーで、外で演技の練習をしている時に「今、奇跡が起きた」という台詞があったと思うけど、この映画にも各エピソードで演技合戦の奇跡が起きている気がす
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ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.1

ロックを聴いたら不良になるぞ!
そんな時代の話です。

主人公に教えてあげたい。この日本の歌は曲もいいけど、とってもいい歌詞なんだよって。

映画は正直イマイチだが、大目に見よう。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

ジェーンカンピオンは、やっぱり丁寧に丁寧に脚本を書く。ピアノレッスンは、ただの一箇所もツッコミどころがなかったが、今回も人間関係の綾を緻密に描いている。

自分にも周りにも嘘をつき続けてマッチョを装い
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