クラゲライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

4.2

今年の名作、ドントルックアップにそっくりだった。保守もリベラルもまとめてバカにしているところも同じ。
議会の皆殺しのシーンで大爆笑!

火星人がとにかく可愛くて、フィギュアが欲しくなった。ビレバンにあ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.4

革命軍のリーダー、ハサウェイの葛藤は、この革命に義はあるかどうか、という事。
もとから力による革命に義なんてあるはずもない。
これから先どう決着をつけるか気になる。

映像はとにかく美しかった。

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ブレイブ ワン(2007年製作の映画)

3.7

婚約者を殺されたラジオDJは、犯人を探す為に街を彷徨うが…という話。

結構面白かった。
特に脚本がしっかりしていた。クライマックスの犬の習性を使ったシーンは、いいアイディアだなと思った。
また刑事と
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.8

昔何度も見たが、今見直すとトラビスが大統領候補を殺そうとする動機が分からなかった。
色々調べると、実際に大統領暗殺未遂事件を起こしたモデルになる男がいたらしい。その男は自己顕示欲の為に事件を起こしてい
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.1

偶然手に入れた金貨を持ち主に返したら、英雄になってしまった受刑者の話。

名作、自転車泥棒のような、お人好しで甲斐性なしの父親が主人公。
本当に危なっかしく、頼りない。
また周りの人間も曲者だらけ。
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.9

iPhoneに支配された世界を、変わり者家族が救う話。

入学式シーズンの今にピッタリの映画。
最近の大学生はこの映画でもあるように、入学式前にSNSで友達を作るらしい。なんか乗り遅れたら怖いな。
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人数の町(2020年製作の映画)

2.8

脚本、ひどい。
最初、主人公がこの町に入って来るが、中盤にもヒロインが町に入って来るシーンがある。明らかに二度手間。省略して欲しかった。
またヒロインは、いつ主人公を愛したのか? ご都合主義に見えた。
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.2

見せ物小屋で読心術を身につけた男が、野心に駆られて一攫千金を目論む話。

かなり面白かった。
こういう流転の人生を描く映画、大好き!
人間から獣に変わって行く過程を丁寧に描き、ラストなんて思わず「あ、
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.3

子供目線で描いたアイルランド紛争。

カトリックとプロテスタントの争いを描いてはいるけど、わからなくても充分楽しめると思います。
何より子供が可愛い!
鞄を背負い走る姿がキュート!
好きな子の隣の席に
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47RONIN(2013年製作の映画)

3.7

前評判のわりに、意外に面白かった。

クライマックスは良かったと思う。
特に舞を踊りながら吉良に近づく演出はかっこよかった。
日本の時代劇や大河ドラマも気取ってないで、これぐらい派手な演出をしてほしい
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.2

昔の自分に会ったら何を言うかな。
就職氷河期の事や、コロナの事を教えるのかな。
それともどんな女性と出会うのか教えるのかもな。
でもまあ、何を伝えても結局今の自分になりそうな気もする。

あ、でも30
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.6

トラックドライバーが、売れないラーメン屋を行列の出来る店に変えていく話。

究極の趣味人でグルメの伊丹十三。
食べログなんてなかった頃から、日本中いや世界中の美味しい店を食べ歩いていたんだろうなぁ…。
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お引越し(1993年製作の映画)

5.0

親の離婚を阻止しようとする娘の話。

やっぱり最高。日本映画史に残る傑作だね。
レンコのクラスメイトの演技が皆、自然でイキイキしてる。鼻でオカリナとか、どうやって演出したんだ。
変な宗教にハマる直前の
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.6

グロいシーンがあるので、苦手な人は注意!

説明ナシ!
終盤まで、これが何の映画で、何が起きていて、どんなジャンルなのかも、さっぱり分からない。
最後に少しわかるが、それでも意味不明な点は多い。
けど
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

3時間あります!
予告や、映画泥棒や、コロナ対策を入れたら3時間半あります!
見る前に絶対トイレに行くべきだし、行ってもコーラのLなんて頼んだらまた行きたくなるでしょう。
お気をつけ下さい。

肝心の
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.3

妻の浮気心を知った主人公の医者は、浮気しようと街を彷徨うが、いつの間にか怪しい世界に迷い込んでいた、という話。

溝口健二の雨月物語に似てるなと思った。
どちらも、真面目一筋だった男が浮気をしようとす
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.2

プロを諦めた棋士が、コンピュータ将棋を作る話。

やっぱりクライマックスの対局が気になる。
なんて言うか、茶番じゃない?
これではライバルの棋士が卑怯に見えてしまう。
また主人公も、負けを認められない
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226(1989年製作の映画)

3.3

映画はかなりガッカリだった。
本当にこれが笠原和夫脚本なのか? 笠原脚本映画の中では一番面白くなかった。
特に後半はウーン、ウーンと悩んでるだけで何もしてない。
また途中の青年将校の恋人達も、若手女優
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.5

自分で家を建てる。
かなり無謀な事。
でも僕自身も実感としてあるけど、人間って意外に何でも出来る。
あんな仕事無理かなとか、こんな事自分には出来ないだろうな、なんて思うけど、やってみたら簡単に出来たり
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.9

「お爺様を殺してしまった。私、お爺様を刺し殺してしまった!」

何度も見てストーリーも知っているが、それでも面白かった。
女優業に全てを捧げ主人公を女優というイバラの道に引き摺り込む大女優、三田佳子。
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ことりのロビン(2021年製作の映画)

3.5

ネズミに育てられた小鳥の成長物語。

ピノキオのように星に願いをかけてネズミになろうとするロビン。
けれど自分を偽って違う自分になる必要はない。
鳥は鳥らしく、自分は自分らしく生きればいいんだよ、とい
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.3

ジムキャリーが遊びながらテキトーにアドリブ演技を連発していて楽しかった。

ネットフリックスで配信が終わる日に、ギリギリで見た。
みみっちい自分の性格が嫌になる。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.9

充分楽しめました。
絶対騙されずに犯人を見つけてやるぞ、と思いながら見たけど、やっぱり見事に騙された。
アガサってすごい。

アバンタイトルが良かった。
ポワロの天才ではあるが、人間の愛情の強さを理解
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.7

殺人犯の力を借りて英語辞典を作る話。

久しぶりのメルギブソンとショーンペン。
ショーンペンなんてミスティックリバー以来かも。2人ともすっかりお爺さんだね。

テーマは博士の妻が、夫を辞めさせないでと
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.6

2013年、ロシア寄りのウクライナ大統領がユーロ加盟を停止した。自由と独立を求めてウクライナ国民は大統領の辞任を要求するデモをはじめた、というドキュメンタリー。

ネットフリックスのオススメに出てきた
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.0

文章を書くのが好きな女子高生が、毒舌ロック評論家になる話。

この映画は、単なる悪口を書いていた主人公が、それを反省して辞める姿を描く事で、現代のsnsでの誹謗中傷をやめましょう、と言っているのだと思
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.3

前作同様、アクションと美術は本当にすごい。

桂小五郎の高橋一生は良かった。

日記は、もっとちゃんと隠すべきでは?

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.1

シリーズ1本目。
そういえば見てなかったな、と初鑑賞。
クライマックスはやっぱりひろしの告白。
男、前田吟の勇気を出した告白にグッときた。
それに比べてバカだねー、寅は。
偉そうにしてるけど、いつも大
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.2

この映画を一言で言うと、90年代、真夜中に何気なくテレビをつけたら、偶然やっている日本映画って感じ。
昔はこういう、薄ぼんやりした日本映画はたくさんあった気がする。
見てる途中で自分は一体何を見させら
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

音声分析官が航空機墜落事故の真相を追う話。

ハラハラドキドキ、話も二転三転して面白かったです。
ただ第二幕の終わりまでずっと勘違いしている訳で、なんか余計な引っ張りだと思った。
また結局はあの上司か
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.2

体は閉じ込める事ができても、心までは閉じ込められない。その象徴の菊の花。

実際にアルカトラズ刑務所に入るような犯罪者は、とんでもない凶悪犯だと思う。
絵を好きな人や、ネズミが好きな人は一体何をしてこ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマは天才の孤独だと思う。

天才であるがゆえに友達が出来ない主人公。
天才であるがゆえに街中から変人扱いされていたおじいちゃん。
そんな孤独な2人が並んでゴーストに立ち向かった時は、涙が止まらなか
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私の親友、アンネ・フランク(2021年製作の映画)

3.1

アンネフランクの親友視点から描いたユダヤ人迫害と、強制収容所。

もう一つでした。
主人公のハンナが身勝手すぎて、映画にのれなかった。
最後ぐらい責任のある行動をしてほしかったが、特に成長せず終わった
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.8

優等生の型に、はめられて生きるべきか、自由に生きるべきか?
オクタビアスペンサーの女教師ハリエットは、今までずっと優等生として生きてきたのだろう。
だから自分にそっくりな優等生ルースが型からはみ出よう
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前科者(2022年製作の映画)

3.6

若くてドジだけど、情熱だけはある新米保護司が、仕事の範疇を超えて事件を解決していく。
職業を変えればテレビドラマで何百回も見たパターンだけど、保護司っていうのが新鮮かな。

真面目でリアルな映画かと思
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

3.8

テーマは、家への執着心なんて捨てようよ、みたいな事かな。

確かに、豪華でオシャレな家には住みたい。
誰だって憧れる。
僕も雑誌みたいなオシャレな部屋にしたいと思った事はある。でもやっぱりコタツがあっ
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