クラゲライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.2

とにかく前半の、警察vsシングルマザーの戦いが面白い。
面子を守る事にしか興味がなく、とにかく事件を収めようとする警察。
それに対して、警察を怒らせないように気を使い礼儀正しくいようとするシングルマザ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.4

祖母を亡くした母は、遺品整理をする内に思い出に囚われてしまい、ある朝突然いなくなってしまう。そんな時主人公のネリーは、森で少女時代の母と出会い…というファンタジー。

つい最近見た「雨を告げる漂流団地
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

4.7

後半に「これからは全部自分でやる時代なんだ」という台詞が出てくる。
この映画のテーマだと思う。
足立紳さん、実際この映画で原作、脚本、監督、本当に全部やってる。主人公のモデルも自分。
つまりこの映画が
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

4.3

世間の評価はイマイチだけど、僕は結構好きでした。

要は主人公が、思い出に囚われたヒロインを助けにいく話。
そのヒロインの心象風景を、漂流する団地、としてアニメーションで表現されている。
「思い出の中
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.2

矢野顕子の歌声に一匹の猫。
やっぱり猫が好き…みたいなコメディではありません。

前作「本気のしるし」が大好きなので期待したけど、今回はあまり楽しめず。
キーパーソンはパクさん。
このパクさん、やって
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モンスター上司(2011年製作の映画)

3.0

モンスター上司を交換殺人!

正直、3人が馬鹿すぎてちょっとイライラ。
まあコメディだから仕方ないけど、ちゃんとやれよと言いたくなる。
ハングオーバー! は笑えたけど、こっちは「プリウスでカーレース?
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

リアリティ皆無で、日本描写も滅茶苦茶な、コメディアクション映画。
ちょっとグロいシーンがあるので、苦手な人は注意。
真剣に見るのを放棄して、徹底的に楽しんで見るのがオススメです。

途中、ある日本のド
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

二転三転するストーリーにフィンチャーの演出が加わった傑作サスペンス。

まず最初からめちゃくちゃ面白い。
夫婦は結婚記念日に毎年、宝探しクイズをしていた、と。
しかしその日に事件が起きて、犯人は証拠を
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人類は、テレビの時代、チンパンジーをテレビに出して視聴率を稼ごうとした。
現代は、見た事もない生物の動画を撮ってバズろうとしている。
そしていつでも人類は生物にしっぺ返しを喰らう。
この映画のテーマは
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ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

3.3

49歳男の妊活物語。

2人はクラゲを飼っているが、たぶんこれは今まで子供を作らなかった2人の生活を、フラフラしたクラゲに例えたんだと思う。
子供を作らない選択も、立派な選択だと思うのだが…。

また
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シネマ歌舞伎 三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち(2020年製作の映画)

3.9

作、演出三谷幸喜という事で、人生初歌舞伎!

何より1番良かったのは、市川染五郎!
華があるし、若いのに色気まである。この磯吉役が良かったから、木曽義高の抜擢かな? 彼なら大河の主役とかいけそう。
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.0

考えてみればマカロニウエスタンって、すごい事してるよね。西部劇をヨーロッパで撮るなんて。あ、キングダムも同じ理屈か。

余りに、ための演出が多いので前半はちょっと退屈。
けれど南北戦争のシーンで目が覚
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

騙し合い、裏切り、先の読み合いが面白かった。
特に敵側の騙し合いが良かった気がする。

クリントは、あの金を銀行に返したのだろうか?

事件(1978年製作の映画)

4.4

神奈川県の厚木がまだ田舎だった頃の映画。
昔、神奈川県に住んでいたので、鶴巻温泉が出てきて嬉しかった。

大竹しのぶって天才だな。
まさに演技をする為に生まれてきたような人。
法廷で男を庇う証言をする
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.0

脚本がめちゃくちゃでは?

たまたま趣味で調べていた事件の犯人が、たまたま隣人だったって事? こんなご都合主義アリ?
なんで警察は、毎回1人で西野の家に入るの?
ずーっとイライラしながら見ていた。
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

アメリカでは、今でもクリスマスにこの映画がテレビで流れるらしい。
アメリカのヒューマニズムの原点のような映画なんだと思う。

人生で一番泣いた映画で、今回で5回目ぐらいかな? さすがに今回は冷静に見れ
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

2.8

また羊たちの沈黙か。
踊る大捜査線も真似してたね。(小泉今日子)
テレビ局の構成作家はネタに困ったら羊たちの沈黙の真似をするっていうルールでもあるのか?

最初から最後までリアリティがなかった。
成田
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じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.6

テツはヤクザにもならず、酒も飲まない。
つまりただの子供。
チエは小学生なのに働いて、酒も飲む。
つまり大人。
そんな心と体が真逆のテツとチエの、ラブストーリーのような親子関係が面白かった。

ただ、
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.7

ジャジャーン、ゲームでしたー!
どうビックリした?

じゃねーよ!!!!

主人公、許すの? お人好しすぎだろ!
僕なら、イヤイヤイヤイヤ、無理無理無理無理。
ゲームとか、知らんし。
お前ら、全員絶交
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.2

いかにも映画秘宝が好きそうな映画。
タランティーノも好きらしいね。

昔の日本映画って、こんな感じだったなぁ。
左寄り、ケレン味、女、血。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.9

まずプラハ市民に謝ろう、一回謝ろう。
めっちゃ迷惑だから。

ララランドのライアンゴズリング、めっちゃマッチョ。
Netflixの本気を見た!

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.3

ポールトーマスアンダーソンは、ヒロインのアラナに、自分の気持ちを載せて、この映画を撮ったのではないだろうか?
ハリウッドに憧れた。
でもハリウッドは変人ばかりだった。
リベラルな政治運動にも憧れた。
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.3

2022年の今、見直すとかなり複雑な心境に。
たとえ石でも政治家が襲われる描写はドキッとする。同時に現実世界のあの犯人にも、石で気がすまなかったのか、と言いたくなる。

肝心の映画は、小池栄子と宮沢エ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.2

戦争反対、憲法9条改正反対、とシンプルに言えばいいのに。
何故戦争反対なのかを説明する話が分かりづらい。
pkoだの、トラウマだの、理由付けなんかいらない。
「憲法9条改正したら爆弾を爆発させるぞ!」
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

4.2

超高速参勤交代より、ずっと良かった!
なにより主人公がちゃんと知恵を使って問題を解決しているのがイイ!
特にリストラ問題では、きちんと終わりまで描き、ラストでは不覚にも涙が出た。
歌いながら話が進むの
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.3

いかにも今時の松竹時代劇という感じ。
風でカーブする矢は良かった。

ただ、西村雅彦の芝居が大袈裟すぎる。
笑わせようとしているシーンが笑えない。
川に飛び込むとか、本当に飛び込んで欲しかった。

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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.9

W杯、日本の初戦の相手はドイツ!
ドイツはこんな昔からキーパー大国だったのか。
ドイツのキーパーはノイアーか?
果たして日本はノイアーから点が取れるのか?

映画は面白かったです。
ドイツ人捕虜が、イ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

ナタリーポートマン、腕太い!
相当ジム通ったな。
お疲れ様でした。

全体的に悲壮感がなく明るい映画。
でも笑えるかどうかは微妙。
個人的に仕事で疲れていたので、ついウトウト…。
やっぱり映画は体調の
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

ゴロゴロゴロゴロ、カラカラカラカラ、ゴロゴロゴロゴロ、印象的な三輪車。
映画中ずっと美しい映像が続く。
特にヘトヘトになっていく母親が面白い。
シャイニングの超能力とか、ほとんど関係なくなっている。
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ポセイドン(2006年製作の映画)

3.3

オリジナルが僕のオールタイムベスト10の映画なので、このリメイク版も期待して見たが、ちょっとガッカリ。
オリジナルより映像はCGで迫力が増しているはずなのに、何故か盛り上がらない。
やっぱり映画は脚本
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.2

アンディ少年はこの映画を見てバズライトイヤーのオモチャを欲しくなったらしい。
僕は断然、猫型ロボット、ソックスのオモチャの方が欲しくなったけどね!

世間は酷評らしいけど、僕は結構好きでした。
過去の
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.8

奈良美智の絵にそっくりの娘が非常に印象的。
生意気でうるさくてワガママな娘に終始腹を立てて見ていたが…。
まあ小さい女の子なんて、大体こんなものだよね。
この映画は結婚したら悪魔のような娘がいた、とい
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.1

ストーリー構成が「Shall we ダンス?」にそっくり。
しかし違うところが一つ。
役所広司は下心でダンス教室に通うが、今回の主人公は水着の綾瀬はるかが目の前にいても、全然興味を示さない。
そんな訳
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サブリナ(1995年製作の映画)

3.4

ワイルダー版のオリジナルは、結構脚本が散漫で、歴代のワイルダー作品の中では退屈な方だった記憶。
確か脚本が出来上がっておらず、撮りながら脚本を書いていたらしい。
そういう意味では、今回はシンプルにまと
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ベイブ(1995年製作の映画)

4.1

脚本はマッドマックスのジョージミラー。どんな才能だよ!

テーマは人間を信じるか、みたいな事かな。
猫に人間は豚を食べると吹き込まれ落ち込むベイブだったがその後、主人の歌と踊りで、この人は自分を食べな
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