なかもとさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.0

前編後編通して一気見。
個人的には見てすごくよかったしそんなに長く感じなかった。

最近何気なく見てる映画がたまたま全部「孤独」をテーマにしていて、その流れで見たので余計に染みたかもしれない。

ジョ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

ジョーカー見た流れで初見。
監督自身が影響受けていると語った通りで、めちゃくちゃ納得。

ホアキンの怪演ぶりを先に見てしまったから、デニーロの狂気っぷりが最初わかりづらかったけど、これくらいのこと考え
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.6

ARATAに「お前さ、俺と結婚しない?」って言われたい人生だった。

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.4

好き嫌いはめちゃくちゃ分かれるだろうな…。
個人的には園子温作品は嫌いじゃないし、今回も演劇のような熱量高めの演出わりと好き。ただし2時間半は長い。

いろんなレビューにある通り、冷たい熱帯魚と地獄で
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.2

原作ファン。
音楽を文学で表現しきった圧倒的な作品を、どうやって映像化するのか楽しみにしていたけれど、個人的にはややハードル上げすぎた感。

音と音楽が大切な物語だし、映画館で聴くピアノやオーケストラ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

周囲の前評判がかなり高く、SNSでも話題沸騰。そんな中見に行って、鑑賞直後は「いやーいい映画見たなー」って正直そんな感じで、いろんな解説見たくなるなーこれは、くらいなノリだったんだけど。

一晩明けて
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

感動の実話であると同時にちゃんとエンタメ的にも楽しめる作品。良作。

性別×人種の"区別"が常識だった時代、それらを乗り越えて成功を勝ち取っていく3人の女性のサクセスストーリー。
笑えるし爽快だし感動
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

いやーおもしろかった。ブラピがかっこよすぎる。レオ様の涙もろいところとか可愛いすぎかよ。そんな二人の絶対的な信頼関係が心地いい。

モチーフになった事件を知っていたからこそのハラハラ感と驚きは爽快。ク
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

三谷幸喜作品お馴染みの役者さん勢揃いで、期待を裏切らない映画。脚本は当て書きだったようで、役者さん持ち前のキャラが本当に良く活きてる。木村佳乃がツボだった。

開始1秒から風刺がきいててクスッと来る。
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

ずっと気になっていてやっと鑑賞。
なにやらデータ分析界隈で話題らしい。

初っ端から白組さんの本気。なかなかの迫力映像から始まる。
ただゴリゴリのVFXは最初だけ。その後は基本ストーリーメインで進むの
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

愛情深い素晴らしい映画。
愛に性別も血縁も関係ない。お互いが想い合うことが一番大切。
でも悲しいかな世間はそうではない…。

愛情に溢れた物語で、きっと彼らは幸せになれると、鑑賞中ずっと信じてた。
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

いい…すごくいい話だし感動もした…!
でも…これでいいのか…?
本当にそれでいいのかウッディ?!

これはこれでありだと思うしとても素敵な物語だし好きな映画ではあるんだけど、一方ですんなり受け止められ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.1

評判良かったので今更初見。

王を称えずにはいられん。
もう観賞中終始笑ってた。バーフバリ強すぎだろwwww
もう強すぎてどんなにストーリーがてんやわんやしてもバーフバリが勝つためのフラグにしかなら
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

4時間という長さがハードルでなかなか見られてなかった作品。ようやく初見。
何度か休憩挟んだものの、思ったより辛く感じずに見終えることができた。

ただの不良少年たちの青春映画ではない。まだ日本統治の記
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

NHK放送で初見。
ドラマ版見ていたので話の大筋は理解。
アニメ版も素晴らしかった。

日本の夏って、天気だけじゃなくて何処か湿っぽい。

天気の子(2019年製作の映画)

3.8

全く本筋と関係ないですが、廃墟描写美しすぎる。外階段!コンクリのヒビ!!廃線路の蔦!!!廃墟好き的にはたまらない緻密な廃墟でした。

話戻すと、個人的には新海作品で一番好き。賛否両論あるのも理解できる
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.1

何度か寝落ちしてしまって、やっと見終わった作品。正直2時間超えはやっぱり長い。

何回かあるキスシーンが全部幸せそうで良い。日常切り取ったみたいな空気感も好き。生まれ変わったら蒼井優みたいな美大生にな
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

前情報無し初見。
見始めてしばらくは面食らったり意味がわからなくて困惑したけど、鑑賞後は何故かすっきりと満足感があった。こういう解釈人それぞれ系映画とても好き。

ワンカット風の現実と妄想入り混じる映
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

とても好きな映画。
3時間弱あるけど全く長く感じさせない、むしろこれだけの尺に意味があると感じられる稀有な作品だと思う。

テーマは重たい一方で、バイオレンスなシーンや、気味の悪い演出、随所での音の使
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震える舌(1980年製作の映画)

2.9

すごく嫌な気持ちになる映画。
途中展開に飽きるしラストも好きじゃないし映画としてはそんなに好きじゃないけど、泥に二度と手を突っ込めないくらいのトラウマにはなる。
子役の叫び声が辛すぎるし、病気以上に周
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

「幸せになりたいっすね…」の一言に尽きる。

劇場のお客さんの大半がおそらく女子高生・女子大生という若い客層。
それもあってか観賞後「全然誰にも共感できなかったぁ〜クズばっかり〜笑笑」みたいな声が聞こ
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アメリ(2001年製作の映画)

3.1

変わった女の子が、
変わった男の子に一目惚れして、
なんとかその男の子と知り合いたいけど
普通に声かけることができなくて
(何しろ変わった女の子だから)、
出会いたいけど出会いたくない…
の狭間で揺れ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7

予告編以外の事前情報一切無しで観てしまったせいで完全にテンション間違えた。
実話ベースのポップでスリリングな青春映画かと思いきや、めちゃクソ重たい犯罪ドキュメンタリーやないか。

観賞後は3時間くらい
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.0

オードリーのファッションがとても素敵。
あと、所々切り取ると絵になるシーンが多くて印象的。

一方ストーリーは何も残らず刺さらず。
カフェとかでおしゃれ目的でBGM的に流してたら素敵かと。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.8

全日本の20代、30代にみて欲しい。
ポケモンどんぴしゃ世代に生まれて、この映画を観れて本当に良かった。

幼稚園〜小学校低学年にかけて、ポケモンの金銀、アニメ、映画ミュウツーの逆襲と、リアルタイムで
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

シンプルにとてもよい映画だった。

間違いなく「人種差別」がテーマの映画だとは思うけど、変に悲劇的に演出することなく、ドラマチック過ぎないのがすごくいい。男の友情がメインの映画で、笑えてほっこりできて
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.7

これはなんだろう。
「愛」なのか「欲」なのか「憎しみ」なのか。実は三位一体で全てを同時に抱えて生きることもできるのか。それを「狂気」と呼ぶのか。

映像のコントラストが強くてBGMが頭に残る作品。たま
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっっっっっちゃ好き!

レオンとマチルダって名前から好き。なにそのおしゃれなカップル。

町一番の殺し屋なのにミルクが大好きで鉢植えが親友のレオンがかわいすぎる。
マチルダの初登場シーンからセクシー
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

言わずと知れた超名作だけど初鑑賞。
将来もし子供ができたら見せたい映画。

まだたまたま同じクラスだからとか、近くにいたからといった単純な理由で親友が作れた時代。
成長するにつれて学力とか家庭環境とか
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.4

事前情報皆無で観たけどなんかすごい疲れた…。
終始不穏な空気感で充満していて気持ち悪い映画でした。サスペンスとかミステリーかと思いきや、がっつり人間ホラーものだった…。

ストーリーは後半に連れてどん
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

SEASIDE CINEMA 2019にて鑑賞。

12歳の男の子と女の子が駆け落ちする話。
二人ともちょっと他の子より賢く変わってて、周りの子供たちからは煙たがられ、大人たちからは問題児扱いされて、
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.7

初っ端、木の葉と雨の雫が落ちる水面の描写が圧巻。
実写かと思うくらい光の加減も揺れも緻密で美しかった。
風景描写の美しさも相変わらず。

物語としては物足りなかったかも…。全体で45分程度と商業映画に
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

風景描写の綺麗さが素晴らしい。桜の舞うのをあんなに綺麗にアニメーションで魅せられるなんて、どうなってるんだという衝撃。
一コマ一コマどこ切り取っても全て絵になるから、「絵上手だな…」って感心しっぱなし
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.9

何の気なしに見たけど割と好き。
足舐めシーンが予告編やキービジュアルで使われているのでかなりチープな印象受けてたけど、本編は意外とだいぶよかった。

夏の田舎の風景と、蝉の声と、昔ながらの親戚づきあい
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

松本清張の原作が読み終わってから見ました。

原作の少しずつ謎が明らかになっていく様子は小説として面白かったけど、さらにドラマチックに描かれていて「映像化」の力を強く感じた作品。

特に後半、長い過去
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