リュウセイさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

リュウセイ

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0

LiSAが唄う”炎”を聴くと、結末は想像がつきます。それだけに、煉獄杏寿郎の生死を賭けた闘いのクライマックスをどのように描くのが最高の演出なのか、監督をはじめ、スタッフの苦労が目に浮かびます。それにし>>続きを読む

野獣狩り(1973年製作の映画)

2.0

昭和40年代の銀座、有楽町、日比谷の風景を見るだけで一見の価値があります。さらには、その銀座の歩行者天国の真っ只中、突撃ゲリラロケを敢行し、ドキュメンタリー的な臨場感を映像化した撮影監督・木村大作の片>>続きを読む

殺人狂時代(1967年製作の映画)

3.0

シュールでコミカルなアクション映画を日本で作っていたことに驚きました。惚けた演技を魅せる仲代達矢、天本英世の怪演、洒落た映像、観客の判断に委ねたラストシーンなど、見所満載の本作は一見の価値があると思い>>続きを読む

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

2.0

加山雄三と佐藤允のW主演となってますが、やはり前作同様に佐藤允の存在感は大きいですね。彼の陽気な笑顔の裏側に見える表情がなんとも言えないです。あと、”独立愚連隊マーチ”の軽快な音楽や歌詞がインパクトが>>続きを読む

独立愚連隊(1959年製作の映画)

3.0

戦争映画をブラックユーモアなアクションに仕上げた岡本喜八監督のセンスに脱帽です。また、三船敏郎の使い方も意外でインパクトを残しています。

賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

2.0

時代劇の枠に捉われない無国籍な作風に驚きました。伊集院右京を演じた片岡千恵蔵の重厚な演技が、ドラマの空気感を強く彩ってます。

舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.0

上白石萌音の初々しさ、長谷川博己の殺気を抑えた演技、共に映画に上手く活かさせれており、二人の役者が嫌いじゃなければ、すごく楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっています。

はやぶさ奉行(1957年製作の映画)

2.0

遠山金四郎を演じた片岡千恵蔵と侠盗ねずみを演じた大川橋蔵の息のあった演技が面白く、もっとこのコンビの活躍を見たくなりました。お白洲での啖呵を切る片岡千恵蔵は、カッコいいのひと言じゃ勿体ないぐらいキレの>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

ここまで振り切っていると大満足です!こういう良作があるからB級映画は見逃せないです。

スカイライン −逆襲−(2020年製作の映画)

1.0

前作「スカイライン -奪還-」からは、かなり落ち着いた感があり、これが正当進化なのかも知れません。また、シリーズを追うごとに作風が変わるのも興味深いです、1作目「スカイライン -征服-」を見たときに、>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

山音麦と八谷絹の距離感の微妙な変化が、すごくリアルで胸が熱くなりました。ふたりを演じた菅田将暉と有村架純の演技力、坂元裕二の脚本、土井裕泰の演出が上手く噛み合った結果だと思います。

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.0

ちょっとクセのある映画ですが、ハマる人には楽しめる内容だと思います。こういう素朴で飾り気がなく疲れない映画は大好きです。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.0

ドラマとミュージカルの明暗がビョークが演じるセルマの人生そのもので、ラストでその明暗の落差を活かした演出が、ミュージカルの幕引きのようで見事です。カトリーヌ・ドヌーヴの演じたキャシーの存在が唯一の癒や>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

5.0

ダークナイトトリロジーを締め括る本作は、「バットマン ビキンズ」から観続けた人の誰もを満足させるものに仕上がっています。ラストのジョセフ・ゴードン=レヴィットにはニヤリとさせられました。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ジョーカー役のヒース・レジャーの存在感は圧倒的でした。これぐらい悪に徹したキャラクターはそういないと思います。また、地方検事・ハービー・デント役のアーロン・エッカートの立ち回りが、ダークナイトトリロジ>>続きを読む

モスラ(1961年製作の映画)

4.0

人間ドラマと特撮シーンのバランスが良く、怪獣映画のひとつの完成形とも言える作品です。特にモスラのデザインが俊逸で、幼虫から成虫に変化するのも見応えがあって素晴らしいと思います。

宇宙大戦争(1959年製作の映画)

3.0

「シンゴジラ」のヤシオリ作戦での宇宙大戦争テーマが有名ですが、本作の魅力はそれだけではありません。宇宙空間のドックファイト、反重力光線により吸い上げられる街並み、月面の重力下での演出など特撮が丁寧に描>>続きを読む

地球防衛軍(1957年製作の映画)

2.0

公開当時にこういう夢のあるSF映画を日本が作っていたとは、当時の子供たちが羨ましいです。個人的には、ロボット怪獣・モゲラのデザインがカッコ良く、もっと活躍するシーンを見たかったです。まさか、モゲラ2号>>続きを読む

宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)

3.0

宇宙細胞が地球を襲うという着眼点が面白いです。作品中に印象的だったのが、ダイヤGメンのマーク・ジャクソン役を演じたダン・ユマが、セリフ回しが上手く、どこか憎めないキャラクターを好演していたこと。駒井刑>>続きを読む

大魔神(1966年製作の映画)

3.0

勧善懲悪のストーリーと思いきや、善悪がつかないのか、怒りで我を忘れてるのか、暴走する大魔神。これこそが、神にも悪魔にもなり得る魔神としての最大の魅力だと思います。

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.0

カラフルな映像やハートフルなストーリーで、この世界観にどっぷりとハマれます。この作品を見てると、映画は僅かな時間でも、普段と違う体験を味わえる、そんなことをあらためて実感させてくれました。

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

予告編で受けた印象とは異なるストーリー展開で、テンポ良く、タイムリープの要素もあり、SFアクション好きならかなり満足出来る作品に仕上がってます。また、これだけの内容を盛り込んでも、ストーリーが破綻せず>>続きを読む

エンプティ・マン(2020年製作の映画)

3.0

冒頭のストーリーからは想像も出来ない展開で、かなりの緊張感を維持させる演出は流石です。余韻の残る結末に対して、若干説明不足というか、分かりづらい印象があるのが残念でした。

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.0

除霊師のバディムービーはちょっと珍しいかなと思いました。このコンビでテレビシリーズ化して、もっといろんなエピソードを見たくなります。あと、ホラー要素は弱めなので、キャスティングが興味があって怖がりの方>>続きを読む

ギブリーズ episode2(2002年製作の映画)

2.0

CGアニメの可能性の実験作として考えると非常に面白いです。あと、カレーライスが食べたくなりました。

猫の恩返し(2002年製作の映画)

2.0

「耳をすませば」の月島雫が書いた物語と思うと、彼女の作家としての成長が感じられて微笑ましくなります。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.0

「ホーホケキョ となりの山田くん」の水彩画アニメーションの手法を更に昇華したような綺麗な絵で描いています。特に中盤のかぐや姫が野山を駆けるシーンは素晴らしい描写だと思います。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

2.0

松岡茉優のボッチなこじらせ感が面白いです。霧島(二)役の渡辺大知のアプローチが、痛いけど共感してしまう複雑な演技で好感が持てました。

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.0

水彩画のような手描き調のアニメーションを使って、昭和の家族がしっかり描かれています。

無敵の空手! チョップ先生(1956年製作の映画)

2.0

単なる学園ものと思いきや、スケールの大きな展開に驚きます。それにしても、チョップ先生の人柄には癒されます。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.0

27歳OLのタエ子と小学5年生のタエ子、二つの時代を描くことに、アニメーションと実写との境界線に挑んだ意欲作だと思います。高畑勲の常に挑戦してる姿勢は凄いとしか言えないです。

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

人間による自然破壊から、タヌキが住処を守ろうと奮闘する姿をユーモラスに描きながら、悲しい現実を見せるという難しいテーマに挑んだ意欲作だと思います。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

宮崎駿の飛行機や空への憧れを描いた作品と思いきや、二郎と菜穂子の愛情が丁寧に描かれており、菜穂子の山へ帰る理由を知ったときは、自然と涙が溢れてました。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

宮崎駿の作る世界観を堪能できる作品です。ストーリーもタイプリープが絡んでて、考える余地があってとても面白かったです。あと、火の悪魔カルシファーが声優の我修院達也の魅力も相まって、すごく良いキャラクター>>続きを読む

水戸黄門(1957年製作の映画)

3.0

月形龍之介版の水戸黄門は、片岡千恵蔵、市川右太衛門、大友柳太朗、中村錦之助など東映俳優陣オールキャストで見どころ満載です。こんな豪華な作品は当時じゃなきゃ作れませんね。

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

5.0

子供っぽいイメージがあって避けていましたが、こんなに夢があって面白い映画とは思いませんでした。細かいことは抜きにして、映画の良さは理屈じゃないことをあらためて認識させられる作品です。