もたさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

カラビニエ(1963年製作の映画)

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ゴダールとしては拍子抜けするくらいわかりやすかった。『西部戦線異状なし』を最近見たから、似たテーマ性を感じたりした。ただ、若い兵士たちの加害性をかなり皮肉りながら描いたところはゴダールのラジカルな部分>>続きを読む

コレクションする女(1967年製作の映画)

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キモすぎる。こいつの口はチンコについている。自分を客観視する能力ゼロで、会話が100%打算的なポジショントークになっている(というのを本人は恋愛の駆け引きだとすら思っている)主人公にイライラ通り越して>>続きを読む

マッドモンク/魔界ドラゴンファイター(1993年製作の映画)

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明らかに低予算だけど、マギー・チャンや『八仙飯店』の頃のアンソニー・ウォンも出てた。コミカルなジョニー・トーの映画は初めて見たけど、編集が上手すぎる。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

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真面目に「何が起こってるんだ??」とは思った(マーヴィンだけに)。久しぶりに集まった同部隊の仲間達とベトナムに置いてきた金塊とひとりの戦友を探しに行く話。序盤のわちゃわちゃ具合から、『30年後の同窓会>>続きを読む

大地の時代(1980年製作の映画)

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もはや明確になにもわからない作品は心の中で『ざくろの色』が基準になるけど、それを10とすると8くらい。途中革命家が延々と喋るパートや、脈絡なく政権を批判する台詞(と言っても「〇〇を倒せ!」みたいな煽り>>続きを読む

スピード&ラブ(2022年製作の映画)

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うちにあのカップあったな。スピードスタッキングという名称は知らなかった。スポ根としても、青春ものとしても、いまいち乗り切れない感じはするけど、タッチは好き。多分脚本の上でカタルシスが弱いんだと思う。あ>>続きを読む

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

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ラブコメ好きを自称しながら漫画原作の新作とかあまりチェックしてない節があるけど、こういうのならどんどん見たいな。このくらいのコメディとのすり合わせがちょうど良いし現実的ではないかな。

スタッツ:人生を好転させるツール(2022年製作の映画)

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『mid90s』から新作待ってたけど、ネトフリでドキュメンタリー作ってたとは。体型へのコンプレックスが一因で生じたメンタルの不調。それを救ってくれた精神科医であり友人との実際のセラピーを記録したセルフ>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

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マイルストン版は見てないけど、面白かった。『橋』みたいな、無力な兵卒の話。でも弱いのよな〜。批評性とかあまりないし、対比が弱い。それこそ使い古された主題。そしてサントラがうるさいのが気になった。現代音>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

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リバイバルの時にうだうだしていたけど、やっと見た。音楽良すぎてずるい。実際終盤音楽でゴリ押してる感はある。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

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『エブエブ』見てからアクの強さを求めてる。といえばこの人。奇天烈さとかより純粋に嫌な話だったな。とはいえ見てるうちに引き込まれる感じはある。まじで嫌な話だなと思いつつ見てると唐突にアクの強い展開が始ま>>続きを読む

狂乱の大地(1967年製作の映画)

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ちょっと他と趣が違う。ということくらいしかわからなかった。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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正直に言うとラストのフォードのシーンがいちばんの興奮ポイントだった。スピルバーグとリンチ、全く違う世界を生きた2人の巨匠の夢の共演。しかもリンチを説得したのがローラ・ダーンという……。ただ、映画として>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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『NOPE』の反省もありIMAXで鑑賞。最高だった。しかしこれ、石井克人や中島哲也みたいなCM出身の人が2000年前後にやっていた作風じゃないか。今やっても絶対ウケないと思っていたけど、超スケールアッ>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

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うーん。原作読んでみたいな。思いっきりミソジニーだし、人形みたいな男性しか出てこないのはおかしい。

屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

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ブラムハウスがバックに無いからか、後半どんどん失速していってる気がする。大きな型としては『E.T.』的なのを想定しているのだろうけど、ドタバタのアクションも感動要素もやっつけ感があるのよな。題材が悪い>>続きを読む

獅子座(1959年製作の映画)

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主人公のどうしようもないこじらせっぷりに何を見せられてるんだという気持ちになるけど、なるほどそう転ぶのか。シャブロルとロメールの作品は初期の段階ではかなり似ていて、しかしそれぞれのらしさは処女作にしっ>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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試合中の3DCGの動きが素晴らしいな。物語のキーとなるリョータの「軽さ」とか、かなり丁寧に作り込んでるし、あまり深掘りされない山王工業ですらプレーの中に人情を感じた。よほど念入りにモーションアクターを>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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火で抗うか、水で抗うかの比喩みたいに、当時の新左翼の中でも様々なイデオロギーやバックボーンがあったという事実を皮肉を交えた巧妙な台詞と演技で表現している。法廷ドラマという範囲を超えてサスペンス要素も出>>続きを読む

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

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最後の最後まで心がざわついて、こっちは全然ヴァカンスじゃないわと思った。美しい友情でいいじゃないという気持ちと、あの状況はもう戻れないだろうという諦めと。こっちまでせめぎ合ったし、結構ダメージ受けた。>>続きを読む

On Your Mark(1995年製作の映画)

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シアタス調布。チャゲアスにハマっていた小学生の頃に見た記憶があるけどほぼ忘れてた。山場しかないゴリゴリのサイバーパンクなのに居酒屋のシーンだけ気が抜けすぎて笑ってしまう。防護服のデザインは『紅の豚』的>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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これはちょっとどうでしょうか。語れた立場じゃないけど、根本的に「若さ」に対する解像度の低さとか感じてしまうな……。