そば茶さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

そば茶

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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.2

想像以上によかった。
未来の雰囲気が出ている映像はすごくきれい。

AIロボットの登場する近未来のSFということで、無意識のうちに科学とか社会とかがテーマになるのかと思っていたみたいだけど、ヒューマン
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愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

3.7

自分がまもなく死ぬと断定されてしまってから、心の中や他者との関係を、どのように整理していくか。本当に苦しい作業なんだと思う。反対に、愛する人が確実にいなくなるとわかった上で、どのような関係を築いていく>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

とても静かで、聴こえる物音が心地いい。
赤や黄色が映える森の中がきれい。
そして2人の女の子がかわいらしい。

言葉も少ない映画だけど、やわらかくあたたかい。

ぼーっと観ていてよくわからないところも
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.8

新作が上映されるということで、予習がてらこちらを鑑賞。さらにその前のドラマがあることは後から知った。

イギリスの貴族階級の話。画面がとってもきれい。自然の中に現れる城のような屋敷。現実離れした上流階
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.1

おしゃれだなぁ。
街も家の中もあらゆるものがおしゃれ。

欲望むき出しな人が多くてストーリーにはイライラする。

ギャッツビーがカッコいいと思うんだけどな…
アシュレーが陽なのに対してギャッツビーが陰
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

さかなくんをモデルにしたミー坊の物語。

ミー坊のお魚さんへの偏愛が、周りの人達を動かしていく。

主演ののんさんの演じるミー坊の無邪気さや真っ直ぐさぴったりでとてもよかった。「お魚さんが好き」という
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.6

離婚の過程を描いた作品。

お互いに惹かれあって結婚したはず。おそらくまだ好きな部分もあるはず。それでも親権の絡んだ離婚への道のりでは、こんなにも傷つけ合わなければならないのかと悲しくなる。

第三者
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.0

セリフぽくない言い回しや話し方だったり、とてもリアリティがある。

どんなに言葉をかわしていても、コミュニケーションをとれるとは限らないのかな。中身のない会話で満ち足りることもあれば、逆に思いをしっか
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.0

かなり年老いたおじいさんの、路線バスを使った長距離のひとり旅。

バスから見える風景がとてもきれいで、自分はそれだけで満足した。

道中はいいことも悪いこともたくさん事件が起こる。過去の記憶と重ね合わ
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.9

スターリン亡き後のソ連で起こった政府による民衆虐殺事件についての映画。主人公は政府側で熱心な共産党員。その娘とは立場が違う中で起きる事件…

母としての愛情と、自分を支えてきた政治信条を天秤にかけた葛
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

大人数でひとつのものを作り上げたり、ひとつの目標に向かっていく時の高揚感ってありますよね。

プロとしての技術や熱量がぶつかり合いながらも、作品を一から産み出す苦しみがあり、どんな仕事にもつきまとうよ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.1

どこに話が行き着くのか想像できなくってあっという間に終わったように思えた2時間だった。

映画内で説明されない部分が多くて、そこに奥行を感じる。

朝子に不快感をもつ人が多いのはわかる。共感はできなか
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

人生は選択の連続なんだろうけど、自分にとってなにがよりよい選択なのかは、選ぶ時も、選んだ後も、わからない。ユリヤはどちらかといえば積極的な選択肢を選ぶ女性。主人公のユリヤと自分を重ね合わせることができ>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

4.0

津軽弁訛りの強い女子高生のいと。三味線が得意で、言葉にするのが苦手で、卑屈で友人もいないいとは、メイド喫茶でアルバイトを始める。

日常を描いた映画のように思えるけど、三味線や方言・風景、地方と都市の
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

マーベリックを観に行く予習でこちらも観た。

普段自分が好んで観ているような映画と違うからか、ドラマの要素が詰め込まれすぎていて展開が早く感じた。父の謎にしろ、恋愛にしろ、もうちょっと深く詳しく見せて
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

普段なら選ばない種類の映画だなと思いつつ、話題なので観ようと思った。面白いってより、楽しかった。映像と音の迫力がすごい。トム・クルーズがカッコいい。細かいことは気にせず、かっこよくってハラハラドキドキ>>続きを読む

インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)

3.9

まず、暗い画面に映る色の異なる光と、雰囲気のある音楽に、少し不気味だけどなんだか引き込まれていった。

話の内容は全くわからず、ストーリーもよくわからない。過去と未来を行き来するし、現実なのか妄想なの
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

「メタモルフォーゼ」という硬い外国語の響きと、「縁側」という言葉のアンバランスな組み合わせが面白くって、原作を読んでいた。今思うと、10代の少女と70代のおばあちゃんも、アンバランスな組み合わせだなぁ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

主演の松岡茉優がすごかった。脳内をそのまま表したかのようなむき出しの喜怒哀楽と、陰のある姿がすごく印象的だった。

コメディだと序盤は笑いながら見ていたけど、だんだんと…

ヨシカに理解も共感もできな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

第二次大戦の敗戦間近のドイツで、ナチスに心酔している、純粋で臆病な10歳の少年ジョジョ。

当時の社会情勢や人(特にユダヤ人少女)との関わりの中で、いろんなことを見て、感じ、考えながら変わっていくジョ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

-

「天使の顔した殺人犯」の歪んだ青春。退廃的で美しい主人公カルリートス。

自分はハマれなかった。カルリートスの美しさとか、音楽とか、暴力的なところとか、少しずつ自分の趣味とズレていたからだと思う。あと
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.1

「カモン・カモン」がよかったのでマイク・ミルズ監督の別作品も。

こちらの作品も、ままならない現実を見せながら作品全体に流れる優しさがあるところがとても好き。

両親同士、親と子、恋人それぞれの関係性
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

純粋すぎるあみ子と彼女に振り回される周囲の人たち。

見終わった直後はなんとなくモヤモヤが残っていて、なぜだろうと考えていたんだけど、それは振り回される側の人たちの苦しさに、より共感していたからなのか
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映画を通じて生まれたアルフレッドとトトの友情・愛情に、繰り返し流れる音楽も加わって、じわじわと心があたたまる。

成長していくトトと、変わりゆく村(特に映画)の対比に寂しくも感じる。

映画館の雰囲気
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.9

作品全体から漂う、監督の優しい眼差しをいっぱいに感じた。特に終盤は、なぜだかわからないけど、ずっと涙が出ていた。

子育ての経験がないので、そのつらさはわからないけれど、ひとりのことを理解するのは、相
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.1

普通の人なら誰でも持っているエゴを拾い上げて、拡大して、ぶつけてドラマにしたような内容で、明るく楽しい話ではないけど、しっかり心に刻み込まれる作品だった。

終わり方、最後のひと言とその景色、そこから
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.6

狭い世界で生きる高校生たちが悩みや葛藤、繊細で複雑な人間関係に苦しみつつ、素敵な仲間に囲まれて、無邪気に楽しさも感じながら過ごす、まさに青春の映画。

辛くもあったはずだけど、振り返ってみるとやっぱり
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

類似の作品を見たことがなかったので、どう受け止めていいか少し戸惑う。

ひとつひとつのシーンの長さに緊張感がある。言葉に頼らなくても、こんなにたくさんのものが伝わってくるのかと驚いた。

座って台所に
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パターソン(2016年製作の映画)

4.2

海外の映画で、舞台も海外だけど、侘び寂びに似たような、贅沢ではない日常の中に幸福や美しさを見出せるような作品でとてもよかった。空気感が好き。

バス運転手で詩人なパターソン、とてもいい。

ベンチに座
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.0

とにかく映像がきれいなのが最初に浮かんだ感想。それだけでも観てられるくらいよかった。

原作が児童文学と後で知ってなるほどと思う。絵本のような映画。わかりやすそうに見えて深い。

あの怪物はなんだった
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.8

ポスターの華やかさとジャンルにコメディとあることから、単純で面白おかしく笑える話かと思ったけどそうではなくって、第一次世界大戦を背景として、戦争の苦しみや、戦争にさえ利権を絡ませる産業界への批判がしっ>>続きを読む

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.2

終始笑っていた。ヴァンパイアが共同生活しているところカメラで撮りつつ取材して、しかもやたらと人間くさいヴァンパイアなのでずっと笑えた。

たまにカメラ目線なのがちょっとうざくてとてもよい。主演の人の目
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.3

苦しかった。

考えはじめると止まらなくなるような内容。

制度は架空のものだけど、社会や高齢者を取り巻くものは現状のありのままなんだろうと思う。完全なフィクションの世界の話だとは思えない。

これま
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パリ13区(2021年製作の映画)

-

モノクロの映画を観たのが初めてで、物足りなく感じるかと思っていたけど、全くそんなことはなかった。むしろ綺麗だった。

ただ、内容にはあまりハマれなかった。ただの純粋なラブストーリーではなくって、社会の
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

4.0

最初はちょっと退屈かと思ったけど、ストーリーが動き始めてからはどんどん面白くなった。

衣装や建物が豪華で観ていてわくわくしたし、フランス語の音も心地よかった。

歴史上の事件を取り扱ったものだけど、
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.3

良かった。苦しかった。余韻がすごい。

心の奥深くに傷を負っていても、前に進もうともがく。そしてまた傷を負う。

更紗の苦しさが痛いほど伝わってきた。思い出すだけでも苦しいほど、心に残ったシーンがあっ
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