SANUKIAQUAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

インナースペース(1987年製作の映画)

3.5

時代は80年代。
スピルバーグの名前があれば
ヒット間違いなしの時代。

ミクロになって
人間の体内に潜入するわけだけど
体内の探索がメインの映画は
もうすでにあったので
そこでどう新しい面白さをだす
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ハリウッドにくちづけ(1990年製作の映画)

3.6

レイア姫役で知られる
キャリー・フィッシャーの自伝の映画化。
映画化時点ではまだ本人も生きていたわけで
ハリウッドって凄いなぁと思います。

世の東西を問わず芸能人の二世タレントは
大変というイメージ
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シングル・オール・ザ・ウェイ(2021年製作の映画)

3.7

身近な人の大切さを改めて知る。
海外のクリスマスホリデーというのは
そういうものなんだろうなという感じです。

話自体は、親友だと思っていた存在が
実は誰より大切なそれ以上の存在だった、
というよくあ
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.5

まず、映画の内容云々よりも
動画配信サービスで見ていたせいなのかは
わからないんだけど
人がボソボソ喋ってて
何言ってんだかよくわかんないんだよ!
特に北斎の娘!
よく日本映画にあるんだけど
音声が一
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.4

戦争は終わった
という言葉があるけれど
戦争は延々と続いていくものだ
だから戦争をしてはいけない
と見終わって思いました。

正直、今更ベトナム戦争の映画?
と思ったし
映画も元軍人の黒人のおじいちゃ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.6

芸人ビートたけしの駆け出し時代の
裏側ってこんなだったんだと
リアルタイムで人気が爆発した頃を
知ってるだけに
当時のことを思い出しながら見た。

時代が移り変わり
取り残されていく師匠と
新しい時代
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

伝統とマンネリって下手すれば
同じことになるのかもね。
文芸とか本が好きで出版社に
入ったはずの連中が
パワーゲームにどっぷりハマって
窒息しそうになってるのが哀れ。
自らフリーといいながら
足枷をは
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

あなたの声が道標。

テレビシリーズで未解決なことが
すっきり解決された美しい劇場版でした。

少佐が生きているとして
爆発により記憶喪失になっている…
というのが予想だったのですが

がっつり覚えて
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.9

東野圭吾原作の新参者
加賀恭一郎シリーズの完結編?

テレビドラマシリーズで気に入り
原作を読み切りました。
初期の入り組んだ謎解き系から
作品が進むほどにトリックよりも
その裏にある人の業や思いに
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.8

いやー単に高畑充希さんの
外連味のない腐女子ぶりと
それと相反する歌唱の素晴らしさの
ギャップの良さよ。
前々から彼女の歌の巧さは
知っていましたが
この作品を見ると
彼女が主演するミュージカルを
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

芥川賞、直木賞、本屋大賞とか
果てはノーベル文学賞まで
世の中は賞に弱いもの。
賞取ったら箔が付くし売れるし
いいんだろうけど
本末転倒感も多々あるかな。
賞が取れることが成功とか
それに囚われる小説
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.2

見始めてタイトルが出るまでは
なんだこいつ?という気持ちだったんだけど
見ていくと、わがままというより
正直、いやそうならざるを得ないんだ
と思うようになりました。

四六時中周りにボランティアがいる
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.2

結納の席にて両親に
うちの子普通じゃないんで
と紹介された身としては
自分が普通とはちょっと違う?
ことは重々承知していて
普通って何?というのと
うんざりするせめぎ合いをした身
としては痛い古傷をち
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バリー(2016年製作の映画)

3.4

バラクオバマ元アメリカ合衆国大統領の
若き頃を描いた作品。
オバマ元大統領の若い頃、という前提があるから
観たけれど、かなり地味で起伏が乏しいので
その前提なしでみると結構退屈かな。

伝記映画的な作
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.8

シンデレラを現在の価値観で作れば
こうなります。
いかに価値観が変化してきているか
を感じるにはいい教材かもね。

女性の地位向上、政界進出、
LGBTQ、結婚観、世継ぎ問題など
こういうギャップをわ
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これは、不治の病に侵されて
亡くなってしまう少女の話
ではありませんでした。

奇抜なタイトル
量産される若者向けの
恋愛映画と不治の病が
合わされた映画
という第一印象は
いい意味で覆えされました。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

長澤まさみさんの役で何が一番好きか
と言われたら、やはりダー子になる。

騙されないぜと作品を見ながら
裏を読みつつも最後になって
そこ仕込み?とか
そこから仕込みー?!
ってなるのが醍醐味だと思うん
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

新宿の夜に生きるトランスジェンダーの凪沙と
広島で親のネグレクトの元暮らす一果。
二人が出会い、若い白鳥が羽ばたくために
深夜の白鳥がその身を削り
亡くなっていくことは
容易に想像できました。
最終的
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

明るい画面で繰り広げられる様々な儀式。
花々や洋服が綺麗で平和な催事なら
微笑ましいんだけど
内容や目的が怖くて
それは彼らにとっては
生きていくための祝祭だから
こちらの価値観とぶつかり合い
怖さが
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

ただただ美しい飛行機を作りたかった
一人の少年。
最初から最後までそれが貫かれている。
あまりに純粋な思いであり
故に彼の視界には他のことは入ってこない。
唯一菜穂子だけは例外。

その純粋さを描くな
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

4.3

久しぶりにSABU監督の作品を観ました。
まだ若い頃の突っ走る作品の数々が大好き。
とにかく走り出したら止まらない
堤真一さんが最高だった。
だからこの作品での彼のいっちゃってるぶりも
怖いけれどそれ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いやー胸糞悪い。
下手な映画の悪役より性悪でタチが悪い。
というのが率直な感想。
最初はマクドナルド創設の話?
と思っていたら違い
マクドナルドをフランチャイズ化していく
男たちのプロジェクトX的な話
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

3.2

北欧のゾンビ映画。
ゾンビ映画ってお国柄がでますね。

すごく静かで地味な作品で
WWZみたいなのとは対局にあります。
アメリカとか日本とかなら
もっと同じシチュエーションドラマでも
違った感じに仕上
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

1989年2月4日土曜日。
当時高校生だった僕に
授業の合間の休憩時間
クラスの友人が声をかけてきた。

「ランボーみたいな映画があるらしいぞ、
 見に行かんか?」

半ドンで終わる午後の予定もなかっ
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.0

イギリスの島に住む少女が
オーディション番組に出場し
夢を果たす話。

よくある話。
ヴラドの話、彼との話に
もうちょっと深みが欲しい。

主人公が歌が上手いのは当然として
大切なオーディション前夜に
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

4.0

ドラマを観てから鑑賞することをお勧めします。

給食にこだわる教師と生徒の話なんだけど
映画版だからこそできる話になっています。
ドラマだと30分しかないから。

クライマックスの神野くんのスピーチが
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

気持ち悪い…

の一言を残されて
呆然としたまま帰路についた
あの夕方から何年経っただろう。

とにもかくにも
あの時の気持ちを吹きとってくれるような
ラストシーンにスッキリした。
気持ち悪いと呟いた
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

4.1

海好きとしては、この波とか水とか
夏の感じとかがすっごく心地よい。

歌がポイントになっていて
何回聴いても嫌味ない感じの
曲になっているし
最初に二人で歌うのが
いかにも普通の恋人同士が歌うみたいで
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

100年以上前の悲惨な戦争を
どう後世に伝えていくか
現在でも紛争はなくならないけれど
戦争の記憶、記録を風化させないために
また現代の人たち、特に若者に
実感してもらうためにどうするか
その方法のひ
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.2

尺が短すぎる
これに尽きるかなと思いました。

別に演技や演出に問題があるわけでもないし
江ノ島の風景は気持ちいいし。
倍の長さがあれば
もっとそれぞれの葛藤や
ラストの感動も深いものになった
と思い
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.5

子育てファミリーツリー映画でした。
子育て、特に2人以上の夫婦には
あるあるな映画になってる?
のでしょうか。
くんちゃんの家は結構裕福な感じで
環境としては随分と理想的。
かなり見る人を選ぶ作品かな
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

将来的にUSJみたいなテーマパーク
あるいは家庭用ゲームでも
こんな感じのよりリアルな
バーチャルなゲームやアトラクションが
できるんだろうなって思いました。
エイリアンとの戦闘シーンは
ゲーム画面の
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.3

宇多田ヒカルさんのテーマ曲は
随分前から聴いていて興味がありました。

不思議な世界観に引き込まれました。
賢いアオヤマくんを通してみる
世界の面白さと、映像の瑞々しさ、
キャラクターの生き生きとした
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.3

原作小説は未読。
逆襲のシャアは見ていますが
全てに詳しく覚えているわけではない
という具合で見に行きました。

小説や逆襲のシャアあたりの
人物関係や物語を十分に把握していれば
もっと理解できるだろ
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.8

声が可愛いから広瀬すずさんが
デスメタルしてもひたすら可愛いデス。
デスデスデスデスデスデス
やたらと耳に残るんデス!

話としてはめちゃくちゃなんだけど
はなからむちゃくちゃ上等なんデス。

亡くな
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

中学生になった僕は
周りがアイドルに夢中になるのに反して
ラジオで洋楽に夢中になっていました。
英語は習い始めたばかりなので
歌詞はよくわかりませんが
夢中になって聴いていました。
その中でも一際強烈
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