SANUKIAQUAさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

先日ハリソンフォードが
80歳で最後のインディ・ジョーンズを
演じたことに際してトム・クルーズは
彼の年齢までMIシリーズを続けたい
と語っていました。
スピルバーグやルーカスが
彼らにとってのジェー
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

4.0

もっとコメディかと思ってたけど
意外に重い内容でした。
パワハラな部分は嫌な気持ちに
なる人もいるかもね。

老人をターゲットにした
詐欺事件から始まるけど
主人公がその事件にこだわる
理由があきらか
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

観るのを楽しみにしながらも
いざ劇場に入ると胸が締め付けられる
ような気持ちになってしまい
オープニングからワクワクというより
ハラハラするというか複雑な気持ちで
見入ることになりました。
このインデ
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.5

ジョン・カーペンター監督作品での
冒頭シーンにつながる
ノルウェー基地で何が起きたかを描く。
心拍音のような効果音と
オープニングのスタッフ紹介の文字の
フォントが前作と同じで
敬意を感じました。
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.5

子供の頃に見て強烈な印象を
植え付けられた作品です。

小説の2回目の映画化らしく
1回目の映画化よりも
こちらの方が原作に忠実らしいです。
TV放送ではいつもなんとなく
途中から見始めている感じで
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

さかなくんをテレビでみていると
魚にあそこまで一点集中できる
本人も素晴らしいのだけれど
その個性を潰さなかった親の
導きがすごいと思っていました。

ただこの映画はそういう凄さというより
人との出会
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.4

リアルタイムにこの時代を
生きていたので
この子供時代は懐かしくもあり
記憶を呼び覚ますものでした。

小学生の頃、夏休みが終わると
転校してそれっきりになった子や
ものすごく粗末な家に暮らしてた子が
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母性(2022年製作の映画)

4.2

原作は読んでいたんだけど
細かいところは忘れたところで
映画を鑑賞。

戸田恵梨香さんが
主観と客観の演技を
見事に演じわけていて
見事でした。
人の記憶ってその人の気持ちや
人格で作られるものなんだ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.3

子どもの頃怖くて最後まで見られず
記憶が曖昧なままだったので
改めて鑑賞してみました。
70年代のオカルトブームを
代表する作品です。

ホラーという見方をしない方が
楽しめるのかなと思います。
お化
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

学校のプールが眩しく見えるのは
卒業してからだろうか。

朝早くのラジオ体操から始まり
19時過ぎても陽が落ちない。
時間割のない夏休みは
時が止まってしまったように
長くゆっくりと感じることがある。
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.5

改めて「ジョーズ」は
よくできた映画だと思い知る。
メガロドンが現在も生きていたら…
という発想から出発したら
まぁこんな感じになるんだろうけど
なんか違う感がずっとあって
後半になるともうどうでもい
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

うん、長い。
長いんだけど、まるで連続ドラマを
ダイジェスト的に映画化したみたい。
いろんな戦とかエピソードをもれなく
入れてみたらこうなりました。
だからどこが肝なのかわかりにくい。
淡々と進んでい
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トロイ(2004年製作の映画)

4.5

国にしろ企業にしろ次男坊って
問題ばかり起こして国や企業を滅ぼす
ことがよくあるイメージ。
もう紀元前からあるあるなんだから
仕方ないよね、ほんと。
この映画のトロイの第2王子パリス
お前だよお前。
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

4.5

コミックの映像化はよくあるし
映画のコミックもよくある。
しかし映画そのものをコミック動画に
してしまったことがすごい。
その振り切り方がすごくて狂ってる。
それが劇中のスパルタ人の生き方と
見事にリ
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

3.8

第1作目が良かったので
とりあえず続編も観ておこう。
前作と同時期の戦いを描いてる。
山でレオニダスら300人が戦っている、
その頃海では…という具合。

戦いのために生まれ育てられた
スパルタ兵と違
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

1.0

あー酷かった。
シリーズ完結がこれかい。
いや、もうアイデアが枯渇したんだね。
同じことの劣化した繰り返しだし
敵役はあまりにしょぼいし。
前3部作と新3部作のメインキャストの
出会いが見せどころなん
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

一声でうお!と心が踊り
全編に流れるヴァンモリソンの
優しい音楽と歌声。
いわば黒歴史をそれだけのものにしない
あるいは年月を経て温かく抱く感じがする。
劇中の言葉を借りれば
ギネスとヴァンモリソンが
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【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

4.3

予備知識なしでみた。
予想外の展開で
そう来るのかと
面白かったし
痛々しかった。
色々と今の状況とか構造、
業界取り巻く社会のあり方への批判とか
ちゃんとしっかりしたものを
組み込んできているね。
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.7

とっても面白かった。
笑い、ミステリー、そして最後は泣かせる。
終盤の映像的な技術も凄いな。
ヒロインが表情豊かで魅力的。
台湾の様々な風景や素の日常が
垣間見えるのがいいな。
台湾にふらっと立ち寄っ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

怖い作品でした。
でもいろんなことが絡まれば
ありえない未来の話でもないので
ホラーとら違う冷たい怖さがありました。

世代間格差問題があるけど
かと言って大量虐殺に走る
一部の輩の主張に乗っかって
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

久しぶりに映画館に足を運んで
鑑賞しましたが、これはある意味失敗。
笑いを堪えるのが大変でした。
家でビールとか飲みながらワイワイと
突っ込み入れながらみたいですね。

作りはすごく凝っていて
展開も
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.3

幼い頃、エルビス・プレスリーの印象は
太ってギラギラでヒラヒラの衣装で
今風に言うとちょっと痛いおじさん
というものでした。

ただそれから中学生になり
ラジオで洋楽を聴き始め
大学生にもなると
いろ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

ちひろさんを有村架純さんが演じる
ということで、
最初に知った時はイメージが違う
と思ったわけですが
観ると意外というのは失礼で
自然にすっと入ってきました。

原作自体が静かに心の奥に
染み込んでく
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.4

実際の轢き逃げ事件をモチーフにした
事件から始まった話だけど
理不尽な世の中の有様が
じわじわと迫ってきて胸が締め付けられる。
社会生活を豊かに安心して
弱い立場の人たちが守られるために
ルールが作ら
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.4

業界ものって本当にその業界で
働いている人だけが
どこまで正しく描けているのか
判断できると思うので
鵜呑みにしないように観ます。

ただクリエイティブの現場では
予定通りにいかないこと
人間関係とか
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.2

日本のアニメ界もアベンジャーズ的な
展開が進んでいくのかな。
ルパンとキャッツアイの共演は面白い。
だけどCG感ありありのキャラは
セル画でルパンやキャッツアイを
見ていた世代には馴染めない。
世界公
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.2

クソみたいな世界で
壊れてしまったマリコと
残されたシイちゃん。
ヒリヒリと痛くて
めんどくさい。

永野芽郁さんのやさぐれは
やさぐれてても
綺麗で可愛いのだけど
それはシイちゃんの持ってる
真っ直
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

デイビッド・バーンとの出会いは20歳の頃。
HMVで彼の洋盤シングルをジャケット買い。
ラテンの香りのする音楽に魅了され
やがてかつて彼がアートスクール時代に
結成したバンド、トーキング・ヘッズの
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.3

2回目の視聴。

原作の海外文学を舞台を
北海道・根室にしてアニメ化。
僕はこれは面白い効果を生んだと思う。

果たして杏奈がマーニーと
過ごした時間は杏奈の夢なのか
それとも時空が歪んで繋がったのか
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.3

毎回見終わって
え?そこから仕込み?!
ってなるから楽しい。
別に見終わって
何が残るわけでもないんだけど
見てる間、見終わって
あー楽しかった!ってなれる
娯楽作品として正しいシリーズ。

テレビド
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.9

運命の女神の瞳を持ってしまった
人間の苦悩。
こんな能力は欲しくないなぁ。
持つことになった経緯から考えると
あまりに残酷だと思う。
アメリカ映画の「ファイナルデスティネーション」につながるとこもある
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.2

劇場版にするほどでもなかったかな。
テレビスペシャルとのスケール的にも
質的にも何が違うのかよくわからない。
過去のヒロインの使い方も
顔見せ程度のファンサービスで単なるお飾り。

テレビドラマシリー
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭の、その人物について
深く考察しなければならない的な示唆から
ハンナという人物はどういう人物だったのか
ということを考える。
それは第二次世界大戦中、ナチに協力、
またその施設で働いていた人
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

僕もよく妻に
聞いてるけどわかってる?
と言われる。
言葉を使っているから伝わる
声で聞こえているから通じてる
ことには必ずしもならない。

ドライブマイカーの主語は家福悠介だ。
彼はお気に入りの車に
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

メッセージという邦題よりも
ARRIVALという原題の方が
最後までみるとしっくりきました。

とても静かなSF映画で
無駄な音楽などがないのが印象的。
それはエイリアンとのコンタクトを
しっかり際立
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罪の声(2020年製作の映画)

4.5

グリコ・森永事件は
私が子供の頃の事件でした。
スーパーなどの店頭から
お菓子が消えたということですが
当時私がお小遣いを手に通ったのは
一個10円で買える駄菓子屋だったので
あまり影響を感じませんで
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