amさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

とにかく掴みが凄い。
一瞬の躊躇もない滅多刺しに縮み上がった。
145分という長さで集中力が途切れなかったのは、この冒頭でカマされた恐怖とジョー・ペシのいつ何にキレるか分からない怖さが効いていたから。
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

ウディ・アレン作品初鑑賞。
ハルキストとウディ・アレン好きのオシャレインテリ野郎とはウマが合わないという経験則があり(ド偏見)、なんとなく避けてきたけどいざ見てみるとアラ、意外と面白いじゃない。

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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

残酷描写は少ないけどかなりヘヴィーでgood、それ以外は難解&かったるいという感じで正直キツかった。
全6章+エピローグという構成ですよ〜と最初に告知してくれる事以外は全て不親切設計。章が変わる毎に(
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

離婚調停にて、夫のDVを主張する母子とそれを否定する夫(見るからにパワー系)。
明らかに母子の主張が正しそうだが意外とそうじゃなかったりして…?
などと思いながら顛末を見守っていると、やっぱ夫がそのま
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新文芸坐オールナイト4本目。
笑撃のラスト以外は爆睡してたけど4本目だから許してほしい。

目が覚めて(お、もうラストかな)と思ったら唐突にオッサンの首が跳ね飛ばされた上にチンパンジーまで加勢してきて
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インフェルノ(1980年製作の映画)

3.4

新文芸坐オールナイト3本目。
もはや断片的な記憶しかないけど3本目だから許してほしい。

一番鮮明に覚えてるのは、地下の謎の水溜りから上がってきた女の子の透けすぎなおっぱいです。
あと、どういう経緯か
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

新文芸坐オールナイト2本目。
最後の方ちょっとウトウトしてたけど2本目だから許してほしい。

噂に聞いてた鮮烈な色彩美とはこの事かと納得。
バレエ学院の真っ赤な外壁をバックに、黒い服装の盲人ピアニスト
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.7

新文芸坐ダリオ・アルジェント オールナイト1本目

ゴブリンの音楽はこの映画が一番好きかもしれない。踊り出したくなるような躍動感と高揚感と緊張感!文芸坐の音響の良さと、1本目でまだまだ元気だったのもあ
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.8

みんなで怖い話をしてると必ずと言っていいほど誰かしらが「怖い話してるとほんとに霊が寄ってくるらしいよ…」と言い出して、シーンとなるあの瞬間。
あの瞬間に漂う妙な空気感を掬い上げてうまく盛り上げて見せて
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.5

透明人間の
・戦いでめちゃ有利
・スケベし放題
という2大(?)要素を程よく見せてくれる映画。

中盤はちょっとタルくて、振り返ってもお色気シーンだけを断片的に覚えてるだけという感じ。監督のノーブラお
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.9

これほど生々しくてパワフルで気持ち悪くて剥き出しで体当たりで痛々しくて瑞々しくて濃密すぎる人間模様を目の当たりにしながら、驚くほど感想が湧いてこない自分がいて、その理由をいろいろ考えた。
なんというか
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氷の微笑(1992年製作の映画)

4.0

シャ、シャ、シャロン・ストーン様ぁー!!!
に始まり
シャロン・ストーン様ぁぁぁ〜!!!
に終わる、圧倒的シャロン・ストーン映画。最高。

禁煙中に見ると、シャロン・ストーン様のお言葉に誘われてまんま
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来る(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

田舎の法事の地獄っぷりから、いかにもテンプレっぽい結婚式を経て、見栄えだけ良い空虚な家庭が出来上がるまでの人間模様は、「あ〜いるよなぁこういう人、、」という描写の連続で面白かった。
秀樹と香奈はちゃん
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クライングフリーセックス(2018年製作の映画)

2.4

12月24日、上映5時間前に一人でいそいそとジャック&ベディに赴き「クライングフリーセックス1枚。」と言って整理番号1番のチケットを渡された時は(クリスマスイブに私は一体何を……)という気持ちになった>>続きを読む

酔拳2(1994年製作の映画)

3.5

私が思ってた酔拳のイメージは一作目よりこっちだった。

一作目では「(酔拳は)酔っているようで酔っておらん!」って師匠が言ってた気がするけど完全に酔ってるよね…?酔ったジャッキーの顔色がヤバすぎて笑っ
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.8

カーチェイスが凄いという事しか知らずに見たのでどんな派手なアクション映画かと思えば、大半を占める地道な捜査パートはとにかく渋い。展開には若干退屈したけど、ポパイとクラウディのいぶし銀な魅力に魅入ってし>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.8

すいません酷評します



予告編だけ見れば十分な映画。
レディ・ガガの歌が凄いのは自明の事として、それ以外の要素があまりにも陳腐で唖然とした。レディ・ガガという強烈な人材を投入しておきながらよくもこ
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.9

巨大昆虫(バグ)の大群vs歩兵部隊。
人命の扱いが大雑把でキャラ達の人物像も人間関係も薄っぺらいので、バグズに対する「いいぞもっとやれ」「そう来なくっちゃ!」というライトな気持ちだけで見てた。
ソルジ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.7

マジで怖いと評判だったのでさすがに誰かと一緒に見に行こうと思っていたけど、耳に入ってくる好評価の多さに辛抱たまらず一人で観に行った。
そして映画館を出た後も上の空で帰りの電車を何度も間違える、という体
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僕らはみんな生きている(1992年製作の映画)

3.9

もっと知名度高くてもよくない?
と思えるくらいには面白いし見応えがあった。

東南アジアの仮想国タルキスタンに滞在する日本人サラリーマンが、突如勃発したクーデターで戦場と化した街から命からがら逃げ伸び
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.4

「酔っているようだが酔ってはおらん。柔と剛、虚と実を駆使し敗北の中に勝利を求める」
やたらカッコイイな…


こういう映画を見るのが「スパルタンX」に続いてまだ2本目なので、
クライマックスの対決シー
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

美しすぎる家族の映像と木管アンサンブルのどこか不穏な響きで始まるオープニングが、早々に「この映画はただ者じゃないぞ」という予感を与えてくれる。

一般的な社会通念に照らし合わせれば、フランソワ(夫)は
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スパルタンX(1984年製作の映画)

3.5

「ピューと吹く!ジャガー」ファンの嗜み(?)として見た。ジャッキー映画初鑑賞。
この人がニャンピョ…じゃなくてユン・ピョウか〜!

決して手に汗握る!って感じじゃないけど、ユル〜いギャグと軽快なアクシ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

いきなり現代に飛ばされてきてもなんだかんだでバズっちゃうヒトラー。そして歴史は繰り返す……?という話。

「(あの時も)最初はみんな笑ってた」
というおばあちゃんの言葉がズッシリきた。劇中で描かれる民
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.4

(おいおい面白いなおい、)と内心何度呟いたことか。
見たい世界観、見たいアクション、見たいストーリーを全力で見せてくれる気持ち良さ。

危険物スキャンのスクリーンをぶち破ってくるシュワちゃん(ガイコツ
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.6

完全犯罪になるはずだった妻殺害計画。
計画の綻びが生じるたび、平静を装いながらも瞳の奥から物凄い焦りが滲み出ている夫の表情につい共感してしまう。
都合の悪い事態を嘘に嘘を重ねて切りぬけようとした事、私
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孤高の遠吠(2015年製作の映画)

3.7

シゾーカ県富士宮市 怖すぎない?これほんとに現代日本の治安?!と思ってしまうが本当らしい。

あまりにもリアルな不良達(だって本物だから)、臨場感ありすぎるカメラワークで、"日常生活では絶対関わりたく
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ザ・ビッグ・シェイブ(原題)(1968年製作の映画)

3.4

鏡の前で髭を剃りながら血みどろになっていく男を見てるだけの短編。
わざわざ3アングルで見せてくる脱衣シーン、何食わぬ顔でめっちゃ血出てる男、不釣り合いすぎる甘いBGM、等々5分間ツッコミ不在でボケ倒し
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

タイトルが回収されねえ…!!

と思ったけど、ポスター(暗闇と犬だけのバージョン)を見てなんとなく腑に落ちた。
「It comes at night」っていうのは、あの状況に晒されながら生活する人々が
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

映像が終始美麗で、これは映画館で見るべきだったなーとちょっと後悔。和洋折衷の屋敷が美しかった。
ストーリー展開にはしっかり驚かされたけど、どこか没入しきれなかったモヤモヤが残る。やはり韓国俳優が日本人
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ロボコップ(1987年製作の映画)

4.5

やり過ぎなくらいのバイオレンス!撃ち過ぎなくらい銃撃!爆発&爆発!人体破壊&人体溶解!愛おしき特撮!執拗なほどに割れまくるガラス!!ブラックユーモア満載のSF世界!!!
暴走したED-209のオーバー
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ネジの外れまくったヤクザ一家の次男 タカノリが、金銭的に行き詰まった家族を救う為、
「ぶっ殺(さら)うしかねぇだよ!」
の気概だけで殺人を重ねていく。
綿密な準備も用心深さも一切なしで人を殺しちゃうラ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

いや〜面白かったなあ!
重々しい画面・神妙な雰囲気であんなコメディやられたら余計笑っちゃうよ!っていう。

登場人物達が抱える闇はなかなか深く、それぞれに"抑圧"と"解放"を巡るドラマがある。
平凡で
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狩人の夜(1955年製作の映画)

3.7

えーと何だろうこれは… というのが鑑賞後の素直な感想。

人心掌握に長けた極悪人が言葉巧みに大人達を操って幼い兄妹を追い詰めていくサイコスリラーかと思いきや、この極悪人のパウエル氏、子どもから人形一つ
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