seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

seapony3000

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映画(4823)
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潮騒(1964年製作の映画)

4.0

方言指導は天坊準さん。弟の担任役でも出演。この辺の出身ですか?江崎ミーオ監督の「逃亡列車」で木島一郎さんが軍事指導のクレジットされていたのを思い出して勝手に胸いっぱいになる。他にも日活の脇役俳優の本業>>続きを読む

恋文(1953年製作の映画)

4.0

ウノジューの代書屋がある恋文横丁楽しそう。団子無理矢理ご馳走してくれる安西郷子絶好調に可愛いし、座敷犬抱いてる清川玉枝まで豪華ゲストのオンリーさんみてるだけで楽しいのに、「このオケラボーイ!御御御つけ>>続きを読む

遊び(1971年製作の映画)

5.0

親父の内田朝雄はひどいし、蟹江と平泉成の恐ろしさ2度とみたくないと思いながらもみるとやっぱし残酷で具合悪くなる。回想シーンがいちいちねっちり丁寧で、特に泥酔して蛸のおでんを通りがかりのカップルに押し売>>続きを読む

艶説 お富与三郎(1972年製作の映画)

4.0

木夏衛名義の榎木さんがほっぺたに蝙蝠刺青でメイン級に出突っ張り。日々なにかしらの作品でみている身としては感激。与三郎の五條さんに若旦那のハマタツに男優陣が輝いてる。籠の鳥に口から水吹きかけるゆりっぺは>>続きを読む

新東京行進曲(1953年製作の映画)

4.0

東京都の出来事も絡めて詰め込むだけ詰め込んで強引にまとめあげる感じが面白いので嫌いじゃない。みんなバッタリ会いすぎ。日比谷公会堂のシャリアピン来日公演でエイコーラ聴きながら子ども時代のふたりの目線がや>>続きを読む

BG・ある19才の日記 あげてよかった!(1968年製作の映画)

4.0

社内恋愛、年の近いヒデちゃんより、妻子いても愛人いても上司の二谷がいいに決まってるよね19才。クールビューティ西恵子さん素敵です。ゴーゴークラブでの踊り方首の振り方のハンパなさも凄い。二谷の仕事場に妹>>続きを読む

若い突風(1960年製作の映画)

5.0

わか〜いトプトプトプ〜♫恋のつむじ風〜♫
ドラム叩きながらのオープニング最高のグラつき音程嬉しい。親父はきっと生きている。学ラン着てキセルして列車&ヒッチでハマにやってくるヒデ坊。クラブで大人っぽい曲
>>続きを読む

カリフォルニア・スイート(1978年製作の映画)

3.0

また夫婦やってるマッソーとエレインメイ。それぞれのパートのテンションが違うのいいんだけどビルコスビーとリチャードプライヤーのダブル夫婦パートに乗り切れずにみおわってしまった。アランアルダとジェーンフォ>>続きを読む

本日はお日柄も良く/ベッツィの結婚(1990年製作の映画)

4.0

モリーリングウォルドとアリシーディが姉妹役ってだけで胸が熱いし、ジョーペシとバートヤング出てるしでこちらも嬉しいんだけど、クライマックスのテントの雨漏りでもうひと押しひと暴れですべてがぶっ壊れるシーン>>続きを読む

くたばれ!ハリウッド(1986年製作の映画)

5.0

邦題同じだけどロバートエヴァンスのほうじゃないアランアルダのコメディ。マイケルケインにミシェルファイファーにボブホスキンス…街にやってきたハリウッド撮影軍団のおかげで巻き起こる下半身事情あれこれの前半>>続きを読む

ある上院議員の情事/或る上院議員の私生活(1979年製作の映画)

5.0

ぶっ壊れたメルヴィンダグラスの止まらないフランス語、メリルストリープの絶妙な色気。バーバラハリスとアランアルダの19年の絆と家族の再生の予感。目線と表情で締めくくるのほんと胸いっぱい。アランアルダ最高>>続きを読む

こんにちは赤ちゃん(1964年製作の映画)

4.0

森永提供、牛の缶に入った粉ミルク。アナウンサー小百合がお届けするたのしい24時間アワー。停泊中の船員たちの群像あれこれ、民夫のアカンボちゃんいろんな人間がたらい回しで面倒みたりほったらかしたり雑な扱い>>続きを読む

さすらい(1962年製作の映画)

4.0

空中ブランコ乗りのアキラ、そして松原智恵子、そして沢本忠雄。強面の上野山さんや平田大三郎まで赤ちゃんみたいな紐ついたキャップにレオタードにタイツはいて喧嘩したりしてて見た目がバカバカしくてサイコー。シ>>続きを読む

示談屋(1963年製作の映画)

4.0

あまりにもナイーブで胃を痛めてる民夫ちゃんだけど、彼の死も親父オザエイの業の深さのとばっちりで祟られていたんではという気にさせる。小池朝雄とオザエイの引かないやりとり、ファムファタルは松本典子かとおも>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

いいやつばっかりで律儀にまとまりすぎじゃない?でもマットデイモンがとにかく素晴らしいのでサイコー。ダサいパイル地ポロシャツにおじさんが履くチノパンにまさかの革靴。NIKEのショルダーすらダサい。トラッ>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

4.0

「私は目撃者」ぽいのかなと思いきや、途中から勝手に「フェノミナ」をビンビン感じながらみていた。次々死んでいく周りの人々、ワクワクするハッタリかました殺人シーンは残念ながらなかったけど、森のなか星空の下>>続きを読む

フェノミナ(1985年製作の映画)

5.0

ガラス窓バリーンから激流に流れる首。歯ブラシの柄で掬ってたべる野菜のベビーフード。車椅子のプレザンスとジェニファーに発情する昆虫。隅から隅まで変態で嬉しい。ジェニファーコネリーのファッション永遠の憧れ>>続きを読む

シャドー(1982年製作の映画)

5.0

サイコー大好きイケイケの音楽に血湧く興奮。ジョンサクソンが刺されるショッピングパークのシーンも好きだし。あとみるまで忘れてるけど、ホテルの娘が彼氏と喧嘩別れして犬に追いかけられてその後豪邸で斧振り下ろ>>続きを読む

わたしは目撃者(1970年製作の映画)

4.0

後半からラストまでのモリコーネの音楽サイコー。盛りに盛ったカトリーヌスパークの髪型、マジックテープですぐオッパイ出せるトップス、工夫凝らした肌見せのためのありとあらゆる隙間だらけの衣装が良い。つかもう>>続きを読む

哀愁の湖(1945年製作の映画)

5.0

ジーンティアニーの、秒で判断&秒で行動できる機械人間みたいな抜け目なさ素晴らしーー。マネキンか博多人形かってくらい質感マットに凍てついたコーネルワイルドの無の表情も凄いし、なんつーても嫉妬と復讐心が募>>続きを読む

街の野獣(1950年製作の映画)

5.0

物心ついた頃からロンドン中を逃げまくる口八丁嘘つき山師ウィドマ。頭も回るし瞬発力抜群で触るもの皆不幸のドン底に。太り過ぎのレストラン銀狐のオーナーと金しか興味ない妻の関係だけでも充分すぎるノワールだし>>続きを読む

幻の女(1944年製作の映画)

5.0

エラレインズの健気かつ根性座った探偵ぶり。バーで睨みきかせて待ち構える深夜の近距離追跡、ホームでの時間の取り方。ガムくちゃくちゃホクロ描いてそれっぽいオンナ装うエラさん、狭すぎる地下のジャズセッション>>続きを読む

ガン・ランナー(1988年製作の映画)

4.0

「NYストリートスマート」のヤバさに比べたらだいぶ弱いけど、アンディガルシアとエレンバーキンのラブロマンスが半分で。監禁されたガルシアが、電球の配線とその場でした放尿で見張りを感電させて脱出するシーン>>続きを読む

勝利と敗北(1960年製作の映画)

5.0

自分の名入りHATAのスタジャン、ジーンズの腰には赤いグローブ揺らせてクラブでダンス、ベビーピンク×ペールブルーの可愛いバイク乗り回す本郷功次郎。方や自動車工場で白いツナギ着てそろそろ仕事に専念せな引>>続きを読む

いらっしゃいませ(1955年製作の映画)

5.0

ベレーにキダタローヘア、口の下に細くてピロ〜ってしたお洒落髭生やしてる自称画家ではじめての仕事がデパート勤務の森繁ただいま41歳。この半枯れな感じ今でもこれから先も通用する老若女好きするキャラクター。>>続きを読む

嵐の中の男(1957年製作の映画)

5.0

ミフネが船上で歌い始めて警察官に怒られ(警官、杉狂児だった?←沢村いき雄でした)頭ボリボリ…から沸く場内。あーたのしい。下田の警察署へ柔道師範で赴任のミフネ。柔術道場の館長・柳永二郎爺の娘かがきょんに>>続きを読む

侍女の物語(1990年製作の映画)

4.0

レズビアンのエリザベス・マクガヴァンが収容所を脱走する時にかかる音楽が「ラスト・エンペラー」で第二夫人だったヴィヴィアン・ウーが紫禁城から出ていくときにかかるやつと展開が似ていてすごく印象に残る坂本龍>>続きを読む

15才の少女(1989年製作の映画)

5.0

父はドワイヨン、息子はプポー、プポーのガールフレンドは「デザンシャンテ」のジュディットさん。自分をみつめていた罰として、夢中にさせて突き放すゲームもバカンスの終わりに向けて破綻する。未成年相手にドワイ>>続きを読む

The Middle of the World(英題)(1974年製作の映画)

4.0

凍てついたスイスの、水路のある不毛な土地にイタリアから来た訳あり女、地元の議員候補とのひと冬の"世界の中心" ふたりともみている方向の差異が寒々しい風景とリンクしている。レナートベルタの撮影、パトリ>>続きを読む

混血児リカ ひとりゆくさすらい旅(1973年製作の映画)

5.0

主題歌サイコー踊らせて〜。梵天コスチュームに黒マント。殺し屋をホームに軽く突き落とし、三沢に向かう列車のなかではお稲荷さん→焼きそばパン→お煎餅→缶ジュース→ピーナッツ→フーセンガムをパチン→デザート>>続きを読む

混血児リカ(1972年製作の映画)

5.0

鑑別所でたりはいったり忙し〜リカ。狂気の鬼編集で重要ポイントしかない凝縮濃度にクラクラする。腿むき出しにロングブーツでハマを駆け回り、水着で筒美京平2曲歌い踊り、チンピラの腕切り落として大立ち回り。投>>続きを読む

マイ・ボディガード/燃える男(1987年製作の映画)

4.0

嫌いな「レオン」を想像してしまうが、こっちは好き。なんてったって満身創痍のスコットグレン。オフホワイトの布切れはためくはったりかました病室のなか死体のモノローグからはじまる回想ノワール。心に傷を持つ男>>続きを読む

放蕩娘(1981年製作の映画)

5.0

愛人のやってるテニスで空間みつめてるだけの抜け殻ピコリ。妻は早々に退席。夢から覚めて壁には"大人の女になる"ってわざわざスローガン掲げるバーキン。代替夫もやっぱり無理で排除して。傾いた2人だけの家のな>>続きを読む

君と行くアメリカ航路(1950年製作の映画)

5.0

タレサンで30年ぶりに横浜帰ってきた斎藤達雄、バナナ踏んだりガキにトランク盗まれたり花踏みそうになって生家訪れたら自分が子供部屋として使っていた屋根裏部屋で美人姉妹が居候。本宅は誰が住んでるのかとかは>>続きを読む

奥様は大学生(1956年製作の映画)

5.0

ほんとこのカップル、「杏っ子」の前日譚としか思えないし、もちろんこの作品が成瀬作品と同じ評価を得ることはこの先も一切神に誓って無いと思うけれど、すごくよかったー。とにかく言動がいちいち木村功すぎて最高>>続きを読む

上海帰りのリル(1952年製作の映画)

5.0

島先生…やったね!ってスタンディングしたい島流ハ〜リウ〜ッド。森繁の振りすぎるタクトのモノローグ→回想からはじまるノワール。手繋いだり腕組んだり上海での楽しい3人一心同体な蜜月、内地戻ってリルことカガ>>続きを読む