seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

seapony3000

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映画(4823)
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水で書かれた物語(1965年製作の映画)

4.0

血吐く岸田森と茉莉子の病床でのキスを目撃してしまう黒マスクの息子のシーンが良い。

涙を、獅子のたて髪に(1962年製作の映画)

4.0

ほんとだ波止場だ…いちいちキマった撮影連打でちょっと逃げ出したくなるけど、声高すぎの藤木孝のすべてが良い。くだらない金持ちたちが集まるパーティでアカペラ強要、ヨットの上で岸田今日子のために歌わされ弄ば>>続きを読む

花の宴(1967年製作の映画)

3.0

中山仁の瀧廉は眼鏡ナシ。清水将夫邸でのパーティでは春のうららの隅田川〜が有名になっていて、すでに滝廉が作曲家として出来上がっていた。そこからか。香山美子との雪山遭難はやけに時間を割く。ライプチヒ留学は>>続きを読む

智恵子抄(1967年製作の映画)

4.0

原節子の智恵子も素晴らしいが、お志麻の智恵子はさらに素晴らしい。松方弘樹のドウドウも凄いけどお志麻のドウドウももちろん負けてない。芥川比呂志の朗読がインサートされる丁寧に仕上げた文芸作品で好感。助監督>>続きを読む

(1953年製作の映画)

5.0

デコちゃんも素晴らしいが、同時に浦辺粂子も素晴らしい。白粉塗るためはだける胸元VS寝崩れて露わになる古女房の乳首。同じ傘クルクル真上からのカメラ、夜の霧、雨の夜、飯田蝶子の出入りする路地に坂道、三浦光>>続きを読む

愛の世界 山猫とみの話(1943年製作の映画)

5.0

ひと言も口をきかない問題児デコちゃんが更生施設でも居場所はなく、飛び出した山の中ではじめてひとり微笑みをみせる。夜の山の恐ろしさ→山小屋発見して囲炉裏にかかった鍋の雑炊をかき込む。どんな家主出てくるの>>続きを読む

性教育ママ(1973年製作の映画)

5.0

パッパヤパパ〜〜横浜ドリームハイツの俯瞰からすでに素晴らしい。脇毛そのままに裸でストラップついた網タイツの二条さん、エレクトーンで恍惚な司美智子さんのおふたりが特に素敵。欲求不満主婦4人組の餌食は清水>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

5.0

図体でかいジョンウェインの動きみてるだけで最高だしでかいくせに切ないしどうしてくれるのあれからどーやって生きてきたのか想像するだけでまた泣きそう。サボテンよりでかいステーキにポテトに豆にチキンパイ。も>>続きを読む

源氏物語 浮舟(1957年製作の映画)

5.0

浮舟って名前を聞いて即エロのスイッチ入る宮サマこと雷蔵の好色スマイルさいこう。邸内の情婦・エンタメ担当の藤間紫の胸元に手を入れるスピード、ふたりのいちゃつきを廊下で睨む正妻・乙羽信子の鬼の表情もいつも>>続きを読む

大いなる勇者(1972年製作の映画)

5.0

冒頭、山はあっちだよって教えてくれるオッサンがチャールズタイナー、そこからすでにグッときて圧倒的なロッキーの大自然…死が待ち受ける容赦ない美しい山。未踏の地を求める男たちとの出会い、疑似家族とのあっけ>>続きを読む

処女(2001年製作の映画)

4.0

ふたりの姉妹、美しいロキサーヌではなく太っちょのアナイスがメイン、というか、ふたりでひとりのカトリーヌブレイヤか。処女喪失に対するお互いの願望の相違、現実逃避のバカ喰い、プールでの妄想芝居。「今度は本>>続きを読む

白昼の大列車強盗団(1967年製作の映画)

4.0

たのしい〜。北陸代理戦争はジープだけど、こちらは馬10頭がふたりの生き埋めを何往復もする。リボルバーのお互いの残り弾確認するシーンから近寄って同時に降伏。ほのぼのコンゲームで後味爽やか。

黒い太陽(1964年製作の映画)

4.0

廃墟の教会ほんといいな。ゴミだらけの埠頭も。ブルックリンみたい。英語わかんね、って言ってたけど最後のほうにはもう以心伝心で理解しちゃってる民夫。アップのストップモーションがキマりまくる日活青春でニュー>>続きを読む

闘牛に賭ける男(1960年製作の映画)

5.0

三枝の気高さ待ってました!裕次郎と三枝の出会いの夜に雨を顔に受けるとこほんとフレッシュかつパッション。挫折から這い上がるいつもの裕次郎に接して己もスピる三枝。トップ目指してグイグイガツガツ突き進む闘牛>>続きを読む

天と地を駈ける男(1959年製作の映画)

4.0

パンナムのジェット機から降り立つユニフォーム姿の二谷〜。二谷が教官のスチュワーデス物語日活版がみたい〜。大手航空会社のパイロット候補生の裕次郎たち。訓練所の様子やら関連機器、飛行シーン細かくてなかなか>>続きを読む

男が爆発する(1959年製作の映画)

4.0

はじまりと終わりの一本道は太一センセイの「高原へいらっしゃい」の道だ〜。ありえない偶然が平気で5個くらいあって呆れるけど嫌いじゃない。清純なルリ子が気の強い白木マリさんに詰められて「私は(裕次郎との)>>続きを読む

錆びたナイフ(1958年製作の映画)

3.0

舞台は北九州、社会派クライムでストーリーは凝ってるけどそこまでノレず。裕次郎の友人で三枝のフィアンセ弘松さんは東京戻り、ふたりロマンスになるでもなく裕次郎とアキラのブロマンス的な方向性はターキープロデ>>続きを読む

赤い波止場(1958年製作の映画)

5.0

波止場歩く裕次郎のオープニングからもう最高だ舛田利雄。いつもの感じダンサー中原早苗、東京から神戸戻ってきたいつもの感じお堅い北原三枝、だるま船の上で拳銃構える清水まゆみ。女性陣みんな気が強くていいし、>>続きを読む

愛と死のかたみ(1962年製作の映画)

4.0

ルリ子と長門裕之、孤独と信仰のスピリチュアル愛。萩原キャメラ。抑えめの長門裕之素晴らしいなあ。365通の手紙、文鳥。妻にした松尾嘉代とうまくいかなくなってまたルリ子の前に殊勝な態度で現れて、自分の人脈>>続きを読む

非行少年 若者の砦(1970年製作の映画)

4.0

その場その場のパッション重視でみるほうも疲れる。非行の先輩・地井武男と現役非行・石橋正次の眼力の闘い。北鎌の若者は荒れまくっている。半殺しにあって墓石に縛りつけられる覗き趣味の市会議員・小松方正、何者>>続きを読む

復讐鬼(1950年製作の映画)

4.0

スラム育ちのウィドマークがポワチエ医師をどうにか殺人者にしようと画策するも優秀ポワチエの鉄壁なアティテュードには号泣で敗北。撃たれた太もも化膿しかけながら、こいつ(ポワチエ)はカレッジ出だけど俺はガー>>続きを読む

屋根裏の女たち(1956年製作の映画)

5.0

神保町シアターで日活の「うず潮」のあとにこちらみたら、またしても瀬戸内海でうどん屋。もうみおわったらうどんでお酒飲むしかない。女手一つ高校生の娘を育てる望月優子のうどん屋が、年イチしか店にこない多々良>>続きを読む

うず潮(1964年製作の映画)

5.0

小百合の林芙美子は尾道の女学校時代。小百合は小百合のフェミで行く。いつもの小百合で元気でる。冒頭から何杯食べるのかうどんのまち尾道。財布忘れて人質にと袴脱ごうとする小百合。網元のボンボン山内賢ちゃんの>>続きを読む

愛していると伝えて(1977年製作の映画)

5.0

この作品みたい!と思って調べたら2年前にみてた。またみたいのでいちおココにメモしときます。ドパルデュのニューロティックなストーカー。ハイスミス「愛しすぎた男」

荒野のドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

デニムのチャイナのセットアップに生成りの編み上げサンダル、編み笠被ったお洒落なチェンリー、田舎の親戚のおじさん(若い頃は男前で…)みたいでいいルックス。テキサスでカウボーイになるはずがメキシコからの人>>続きを読む

ノックは無用(1952年製作の映画)

5.0

モンロー素晴らしー。メンヘラというよりも重症の役どころ、激情方向に走らずに見事に不安定で空洞な人物を演じている。冷笑気味のウィドマークがなぜか一夜にしてメンタルスペシャリストに。一夜のマジック。やばい>>続きを読む

拳銃の罠(1958年製作の映画)

5.0

面白い〜〜。訳ありでいきなり実家帰ってきた弁護士ウィドマークを迎える家父長保安官、弟はアル中できそこない保安官代理、元カノは弟の妻として。ギャングスタのボスの逃走の手助けと崩壊した家族の物語の交わり方>>続きを読む

首だけの情事(1980年製作の映画)

4.0

ニューオリンズ。面倒見てくれてた母も亡くなり、弾いたこともない楽器の修理で日銭を稼ぐ盲目の孤独な若い男、その住まいの2階を愛人との密会で借りてる女。交通事故のエグさも良いし、精神病院出てきてあの部屋戻>>続きを読む

新座頭市 破れ!唐人剣(1971年製作の映画)

5.0

市っつぁんの握り飯をまっぷたつに斬って仲良く半分こする王羽ジミさん。梅干し食べて握り飯にむせて水もらうジミさん。子役のカタコト通訳可愛すぎる。安部ちゃんの耳斬りからゴアいろいろ、大樽ゴロゴロトントンか>>続きを読む

スカイ・ハイ(1975年製作の映画)

5.0

シネマートでみるジミさんの身勝手な前のめり捜査サイコー。いきなりパラグライダーの女記者とディープキスでベッドシーン、麻薬捜査でシドニーに3本線のジャージのセットアップ(adidasじゃないやつ)持参の>>続きを読む

火の森(1970年製作の映画)

4.0

自由を求めてさすらうバイカーヒッピーが迷い込んで囚われる魔女3人組の家。森の中なのにインテリアがモダンで素敵だわ3人のファッション何度も着替えてみているだけで幸せ。朝食はいきなり3段組のケーキ2種にジ>>続きを読む

デュラス 愛の最終章(2001年製作の映画)

4.0

"カプリ・セ・フィニ"にあわせてふたりで歌いながら思わず泣いてしまうモローデュラス。カロリーヌシャンプティエ。

タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

5.0

統計レディース↓
モンテツマさん
バーバラさん
イルムさん
📝

前にみたときは字幕なしだったのだけど、すりガラス越しのタベアさんのシンプルなセリフがはじめてわかって胸にグッときた。

最後の愛人(2007年製作の映画)

4.0

フアド・アイト・アトウ?アトウなに?男前すぎて映画に集中できない。社交界の外にいる黒いアーシアアルジェントの存在感はホンモノすぎてこちらも震えがくる。はじめての出会いは馬車でアイスクリーム、仮装パーテ>>続きを読む

ロマンスX(1998年製作の映画)

3.0

「本当に若い娘」のあとにみるとスッと懐に入ってくる心と身体の行方、女の心理。あのイケメン彼氏のマタドール撮影を見学したあと浜辺から果てしない平野にふたり歩いていく冒頭。学校の校長?変態プレイ部屋の美し>>続きを読む