seriFilさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

果てしなく根の深い問題ですし、じつはとても悲しい結末のお話をこのトーンで撮ったことの意味は大きいしその価値もわかります。が、そのトーンがややこれ見よがし感で乗りきれませんでした。ボーパーナムはファンに>>続きを読む

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.0

絵もよく、面白い短編をさらっと愉しみました。という感じ。

心のカルテ(2017年製作の映画)

2.9

関西の芸人さんで「生きてるだけで丸儲け」と言う人がいますが、とても嫌いな言葉です。なにより「丸儲け」というフレーズが誰にとってもポジティブに迎えられると思い込んでいる、そのことは、本当に人間をバカにし>>続きを読む

ホース・ガール(2020年製作の映画)

3.9

トカゲのオッサンの娘のようなキャラも登場し、松本人志の新作として観たら腑に落ちます。落ちるかー!でも良いと思う。なにより「GLOW」でずいぶん笑わせてもらったアリソンブリーですし。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

旦那が決闘で負けたら、自分も無残に殺される。そのことを知っていたらけして訴えたりはしなかった。このモヤモヤポイントがリアリティでしょうか?

意表をつくアホらしい作戦(2018年製作の映画)

3.6

今、こういうくだらなさやばかばかしさの行き場がなくなりましたよね。

散り椿(2018年製作の映画)

2.9

岡田准一さんの殺陣に関心ありで鑑賞。なるほど確かに対峙した時の隙のなさ、緊張感は見事。しかしその動き、本物であることとリアリティは違うと思いましたがどうでしょうか。それにしてもずいぶん雪を降らせたり、>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

4.0

全く知らない映画でしたが、ふと1986年のアメリカ映画を調べてしまいました。トップガンもあればブルーベルベッドもある。そしてダウンバイローが公開された年。それぞれ、田吾作アメリカン、アート、おしゃれニ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

寡黙な饒舌。言語の違いや傷心や障がいや死。沈黙には理由があり、そんな寡黙の内面が堰を切ったように、その人だけの言葉で語られはじめる。そのことがなぜ僕をこんなに泣かせるのか。プロフィールのベストワン映画>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.5

余命宣告された人間がどう振る舞うかという食指が伸びないテーマ。それを観る気にさせるのはやはりジョニーデップ。はたして彼は、自分に正直に率直に今を生きはじめるという、被余命宣告者のいかにもな気づきを実践>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.8

戦争は人間性を奪う。あるいは戦争によって簡単に人間性を奪われるのが人間というべきか。それをこそ人間性なのだと言うべきか。80年前どころか、つい先日、キーウ近郊の町ブチャ、限りなく同様のことが再現されて>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

性癖は、その人の本性ではない。というメッセージを受け取りましたが違うでしょうか。同時に暴力と深く結びついた性癖者は、死ぬしかない、残念ながら。というメッセージにも思えますが違うでしょうか。謎解きサスペ>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

面白痛快成分を煮詰めてデザイン的な割り切り演出で楽しみましたが、なんか寂しい鑑賞後感。とは言えバスの中の暴れぶりは観るべきものがありました。

ペイド・バック(2010年製作の映画)

3.6

消しようのない女性の頬の傷痕。その残し方が絶妙で、物語の中心を裏側から支えてました。

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

5.0

常軌を逸した、あるいは二枚舌で欲にまみれた人間が権力の座についてしまうのはなぜか。そしてそんな人間の命令に、なぜロボットのように従ってしまうのか。
圧倒的な武力・暴力の非対称を覆すには、死を賭す覚悟の
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

透明でクールな砂の世界。その妥協なき美映像をより完成度の高いものにしているのは、リアルギリシャ彫像ことティムのおかげに他ならない。

博士と狂人(2018年製作の映画)

4.2

被害者遺族の赦しをけして受け入れない加害者の誠実。厳しい、でも希望の映画でした。辞書編纂のなんたるかは知りませんが、ウィトゲンシュタインのフレーズ「言葉に意味はなく使われ方だけがある」を思い出しました>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

モダニズムの巨匠たちの名建築。それを見せるしっとり美しい映像に、人間の小さな、でも愛おしい営みが控えめに映り込んでいます。

ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.3

アルパチーノ濃ゆ。なんかムンムンしてる。リアリティの中で異次元の存在感を発揮するアルパチーノとファンタジー世界に真実味をもたらすキアヌのがっぷり四つとして楽しみました。でもアルパチーノの濃ゆ味に軍配。

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.0

動物映画は敬遠の傾向ありなのですが、鳥ならいいかと観ました笑。はちゃめちゃな父ちゃんのはちゃめちゃなアイデアが実現させた、カモの群れを連れて飛ぶトマの映像は圧巻でまさに絵本のよう。鑑賞後感は「シェフ三>>続きを読む

ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年製作の映画)

4.0

途切れる会話。バレてる?いやバレてないはず。憧れと畏れ、疑念と不信。表情を窺い合う小さなやりとりが秀逸でした。それにしても本人たちによる暗殺シーンの再現舞台が大ウケという、事実でなければあり得ない展開>>続きを読む

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.0

これはコメディたっぷりの戯曲にしたら楽しそう。日本版をやるとしたらと、しばらくキャスティングに思いを馳せてしまいました。豊胸済みの母ちゃんは、意外に岸恵子さんが楽しいかも?長男は?とか、末っ子のアダム>>続きを読む

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.0

物語は控えめに進行し、終わってみれば、あらすじ以上のものは薄かったか。しかしこれゲームの設定としては面白い。合鍵を木片でつくるというパズル的要素をベースに、まずは独房のドアをクリア。そしてそこからは刑>>続きを読む

アメリカで最も嫌われた女性(2017年製作の映画)

3.5

空気を読まずグイグイの親は子どもにとってはきつい。しかしこの母ちゃんは全く正しい。アメリカの田吾作たちがどんなに眉をひそめようと信教の自由は近代憲法が保証する不可侵の権利。民主主義はややもすると多数支>>続きを読む

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

親をけして否定できないように子どもを育てることは、世界の最大悪ではないでしょうか。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.0

いやいやそこまでのあれは望んでないんです的な、つまりこれは「笑ゥせぇるすまん」のオチ。ホォー、ホッホッホ。でしたっけ。

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

下書きにずっと置いておいたら詳細を忘れてしまいましたが、評価は3としていました。なんかアメリカのキラキラしたテレビ世界の女性たちのミートゥーな戦い。でもなにか刺さらなかったのかなあ。

浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

滑舌ももうひとつ、正直そんなに面白いことが言えているとは思いにくいNキャスのタケちゃん。安住アナの優しさだけを頼りにじっと見守っていた往年のタケちゃんファンのわたくしめ、クールな評価など出来ようもなく>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.0

ドリフのくだりでこの監督の評価がまたひとつ上昇。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

南極観測隊員たちの毎日は、いつの間にか人数が増えた「東京03」のよう。この監督の作品は、どれもなにかずっと観てられる。物語の終わりというよりそろそろ時間が来たから終わりまーす。という感じ。

居眠り磐音(2019年製作の映画)

2.9

序盤、えー、なになにどうしたのーと思ったが、終わって見ればそこのわちゃわちゃ展開がいちばん面白かった。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

戦車ってなんか武器として間違ってる気がする。そこがかわいいのかな。だから戦車同士は同じハンデで戦うゲーム感。その感じを満喫。