滝井椎野さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

滝井椎野

滝井椎野

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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.4

物凄く金のかかったゲームの導入のような作品。ストーリーなんてものはあって無いようなもので、その見事な大味ぶりは、これはこれで逆に良いのでは……? と終盤は思えた。
戦闘シーンはなかなか迫力があるのだが
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

白状すると、今までエヴァンゲリオンはそこまで好きって程でもないと思っていた。けれど今回最後まで見届けることが出来て、何だかんだ自分もエヴァが好きだったんだな……と思った。

本作で素晴らしいのは、こち
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ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

優しくキラキラとした世界観は健在。
初めてこの作品に出会ったのは学生の頃で、そこから永い時を経て再び新しいARIAに触れることが出来る……それがただただ嬉しかった。

当時もそうだったが、大人になって
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.3

これは良いバカ映画。良い意味で頭を全く使わずに見れて良かった。
最初から最後まで休む間のない派手な展開が続き、否応なしにテンションが上がる。結構バイオレンスな内容だが、設定が設定だけに終始コミカルに進
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ムンナー・マイケル(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タイガー・シュロフの魅力満載で素晴らしかった。
『ウォー!!』で見て以来すっかり彼のファンになってしまったが、本作でも変わらぬそのスター性に嬉しくなってしまった。やはり彼のダンスやアクションは最高だ
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なかなか自分の中に落とし込むのが難しい作品だった。
主人公ダニエルは間違いなく罪を犯し、それらは一生消えることがない。しかし村で行った行為は間違いなく善行であり、その結果として救われた人がいる。一方で
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

5.0

この度、念願叶い全国ロードショーということで再鑑賞。
やはり親友3人の旅は良い。家族でも恋人でもなく、親友同士だからこそ得られるものというのは確実にあり、それが本当に楽しく描かれている2時間半。
はじ
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アンチ・ライフ(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

噂に違わぬ見事なB級作品。それを求めて行ったこちらからすると、期待どおり楽しめた。
ストーリーや映像なんてものには特に期待していなかったとはいえ、やはり誉められたものではなかった。だがそれが良い。所々
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.8

噂に聞いていたとおり、少しのマッドマックス味を感じながら楽しめた。
この作品、凄いのが主人公の無敵ぶりで、ゾンビ映画でここまで噛まれた噛まれてないというのを気にせずに見れた作品は初めてかもしれない。こ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり久しぶりに映画館でアメコミヒーローを見ることが出来たがやはり良い。
ダイアナの登場や馴染みの曲が流れることで気分が一気に盛り上がるが、これもシリーズを重ねた作品だからこその魅力で、非常に好ましい
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.2

展開、キャラ等とても良かった。
パッドマンで上がった期待度を裏切らない傑作で、幸せな余韻を残して映画館を後に出来た。
かなり脚色はしているだろうが、実話を基にしているというのだから凄い。こういう逆境か
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずエクセレントな作品。
ビルとテッドはどれだけの時を経てもビルとテッドで、前作までのファンとしてこれ程までに嬉しいことはない。その彼らが、本作ではとうとう大人として娘たちの背中を押して送り出し
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

思ったよりはきちんと作られていた。
ただ、だからこそ原作を知っている人間からすれば特段目新しさはなく、アクションや演技等含めて原作の下位互換でしかない。
少しだけ期待していた渡辺直美も思いの外出番は少
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.1

良い意味で期待を裏切られた。
とても上手い構成で、何が善で何が悪かの主観が何度も入れ替わる。第三者視点で観ているこちらからすれば、そこでそれは駄目だろう……。あそこでああしておけば……。等と言えるが、
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.7

これぞミュージカル。見た後の幸福感は最近観た映画の中でもかなり上位にくる程で、思わずスタンディングオベーションを贈りたくなった。
メリル・ストリープを筆頭に豪華な面子が演じる役者たち4人やエマたち学生
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

王道の素晴らしさを改めて実感できた。
話の展開はまさに王道で、最初から最後まで安心して楽しむことが出来た。その中でもキャラクターが魅力的で、シャオヘイとムゲンの師弟コンビは話が進むほどにどんどん好きに
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おジャ魔女映画ではあるのだが、正直登場シーンはそこまで多くはない。とはいえ節々で想起させるような要素は散りばめられており、聞こえてくる声、bgm、出てくるアイテム……少しずつ少しずつ感情を揺さぶってく>>続きを読む

映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

こんなにしっかりとした時間ループものだとは想像していなかった。
短い尺の中で収める必要があるため、展開事態はスピーディーに進むのだが、ちゃんと時間ループのお約束を守っていたり、それぞれのキャラに見せ場
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

正直、あまり期待はしていなかったが王道な展開で楽しめた。
少々中弛みは感じられたものの、後半の一度落ちてからの復活までの展開は熱く、ラストのライブシーンは思わず身を乗り出してしまうほど……。見事にこち
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靴ひも(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不器用に、けれども確実に絆を深めていく父と子の姿が丁寧に描かれていて良かった。
タイトルにもなっている靴ひもを結ぶシーンは、その時々での主人公の心情を表している。その中で最後は、ガディが自らの意思でこ
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ビギル勝利のホイッスル(2019年製作の映画)

4.0

豪華絢爛な歌と踊り、派手なアクションに盛り上りどころの分かりやすいストーリー……こちらが求めているものを期待どおりに見せてくれた。
バリバリのスポコン映画だと思いきや、割りとバイオレンスな内容だった。
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に美しい作品。間違いなく、アニメ業界最高峰の内のひとつであろう。
物語は三つの軸で構成されており、色々な種類の愛を教えてくれる。そのどれもが非常に優しく、美しい内容だった。
シリーズを追ってきた者
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

個人的にオークワフィナは好きな女優さんで、本作品でもその魅力は十分に発揮されていた。あの飄々とした雰囲気はなかなか出そうと思って出せるものではないだろう。
最後、ナイナイが車を見送っているシーンは自分
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

キーワードは挟み撃ち作戦。
パズラーとしてのノーランの手腕は流石の一言で、一筋縄では行かない。
正直なところ全てを理解できたかといわれると自信がないが、それでも面白いのだから凄い。何度も見たくなるとの
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

想像していたよりは怖かった。
主人公とヒロインの恋愛描写や、亀梨和也の意外とだらしないボディのサービスシーン、横水さんのキャラ……見所は数あれど、やはり語られるべきは最後の物件での除霊バトルだろう。
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最高の青春映画。
これ一本で学園青春ドラマをワンシーズン見終えたような満足感があった。
個人的に、本作で特に魅力を感じたのがキャラクターだ。登場人物たちそれぞれがしっかりと見せ場を持ち、その濃すぎる存
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.8

今回が完結編ということで、全作映画館で見てきたこちらからすると中々に感慨深いものがあった。
やはり、ある程度の知識が無ければ置いていかれるだろうなという話の構成で、少し駆け足に感じるところもあったが概
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ロボとーちゃん、引っ越し物語以降、個人的に低調気味に感じていたクレしん映画だったが、今回は当たりだった。
特に良かったのはキャラクターで、今回メインはオリジナルのキャラクター+ぶりぶりざえもん。
ファ
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.7

なかなか見応えのある作品だった。
主人公の主張はとても危ういもので、結果として近郊は保たれているから良いものをひとつ間違えると過去以上の大虐殺になる可能性もあった訳で、思い込みに突っ走る人間の危うさを
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オチのつけ方が見事だった。
誰も血を流さず、それでいて大衆の記憶に残るというのはなかなか難しいもので、本作でも最後のオチはどうつけるのかと途中からドキドキしながら観ていたが、なかなかに感服であった。
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

いろんな映画の良いとこを詰め込んだような映画。それでいてバラけた印象にならないのはインド映画独特のダンスや演出の賜物だろう。
場面や時間があちこちに飛ぶ演出は、下手に作ると置いてきぼり感を感じてしまう
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザの組長、不良刑事、連続殺人鬼による三つ巴の戦い……これで面白くならない訳がない。期待以上に終始興奮しっぱなしで息つく暇もなかった。中でもやはり凄いのは暴力の擬人化とまで思えるマ・ドンソクの圧倒的>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりランボーは私にとってヒーローだった。
ゆったりと平和な場面が続く前半と、殺意2000%版ホームアローンとでも云えそうな後半での温度差の凄い作品だった。そしてその温度差こそ、まさに映画ランボーで
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.4

観賞後、とても爽やかな気持ちになれた。
人種差別や父との確執が原因で夢を見ることの出来ない主人公が、ボスの音楽に出会い変わっていく過程は良い意味で青臭く、自分を変えてくれるきっかけとの出会いを見事に描
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

以前あった名探偵ピカチュウのように原作愛がとても感じられて(特にエンディング)良かった。
正直、ソニックのゲームは今まで1、2作ほどプレイしただけだったが、それでも懐かしく感じられて良かった。
内容は
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

凄いものを見た気がする。
ここまで登場キャラクターに感情移入出来ない映画も珍しいのではないだろうか。それゆえに、この映画はリアルに感じられた。
結局この主人公は最後まで改心しない。勿論、彼のなかで色々
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