ゆみこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゆみこ

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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

後半ずっと心拍数爆上がりで、観終わった後にどっと疲れた。

トップガンシリーズを観たことが無かった私でも充分すぎるほど楽しめた。

Peach どんなことをしてほしいのぼくに(1990年製作の映画)

3.2

全編アドリブなのでは、と思うくらい岡村ちゃん節が終始炸裂してる。フリーダム。

一応ストーリーはあるけれども岡村靖幸のクセが凄すぎて頭に入ってこない。
80年代の女の子のファッションや東京の様子や空気
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

機械的で平坦な発声と会話の間が妙に心地良い。


抑揚のない発音だからこそ、言葉の意味について深く考えることができた。
発せられた声が、書記素となって、脳にダイレクトにインプットされるような。


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ピザ!(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いやいやいやいや!何も解決してないよ!!
と思ってもやもやしてしまったのは私だけでないはず。

貧富の差、貧乏人に対する差別は全く無くなっていない。
最後をうまくまとめた風を装っているが全然まとまって
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友川カズキ 花々の過失(2009年製作の映画)

3.5

映像がスタイリッシュすぎる。


フランス映画のような瀟洒な画の連続に引き込まれる。
人々の発言が頭にうまく入ってこないくらい映像の力が強い。
競艇場に集うおじさんたちやファミリーマートの看板さえエモ
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高級ソープテクニック4 悶絶秘戯/迦楼羅の夢(1994年製作の映画)

3.1

ひたすら暗い。

終始陰鬱な画と展開で、ラブシーンでさえも冷たく、悲哀に満ちている。

芸術性が強く、文学的。
90年代邦画特有の不穏さと湿っぽさを感じた。

出てくる女性たちに対して、ビジュアル的に
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

メッセージ性や問題提起など、難しいことを抜きにして、純粋にエンタメとして楽しい作品。

時間軸を駆使した展開と、その思惑に振り回された。気持ちいい。


しかし、観終わった後は爽快感の中に少しモヤモヤ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.0

かなり退屈だと感じたけれども、それと追随して、私はなんにも考えてないのだな、と思った。
将来のこと(結婚、子ども、仕事)、気候や環境のこと、世界情勢、そして、人の気持ち。など。


映像の表現も凝って
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整形水(2020年製作の映画)

2.0

これは週刊ストーリーランド。

展開を膨らませに膨らませたけれども、うまくまとまっていない。
オチのトンデモさにズッコケた。

えっ?サメ男(2012年製作の映画)

-

ホームビデオでしかない。
作ってる本人たちが楽しそうで良かった。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

1.0

時間返してほしい。


映画サークルで大学一年生が作るような映画。
私はセンスありますよ、とでも言いたげで。中途半端に社会批判まで挟んじゃったりして。
でも実力が伴っていなくて、話もつまらなくて。演技
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四月物語(1998年製作の映画)

3.9

東京に生まれ育った私にとって、上京というものはやっぱりピンとこない。

しかし、大学入学、新生活への期待と不安と焦燥の記憶が、桜吹雪と岩井俊二の優しい映像とともに一瞬にして蘇った。


どのシーンもと
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

"走る"映画が好きだ。



この映画はとにかく"走る"シーンが印象的で、横移動のカメラワークにひたすら惹きつけられた。



音楽もまた魅力的で、選曲と、曲のかかるタイミングと音量が全てナイス。
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.8

森田芳光ってこんなに瀟酒で丁寧な作品を作っていたのか。


メールのやり取りをメインに展開が構成されているのだが、それが斬新なことはもちろん、音楽もスタイリッシュかつ映像描写も丹念。
また、英字新聞を
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.3

序盤のテンポの速さに『シン・ゴジラ』を想起させられ心が躍ったが、次第に気持ちが離れていくのを感じた。
トンチキな展開と、イマイチ設定を活かしきれていない様子にやや倦怠。

私がウルトラマンに造詣が深か
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酒中日記(2015年製作の映画)

2.5

酒屋で人の会話を聴いているような感じ。それが最初から最後まで。


坪内祐三や対話の相手に興味があれば楽しめただろうが、坪内を知らない私が観ても眠さを誘われるだけで、興味をそそられるような会話もなかっ
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最終頁(2021年製作の映画)

3.0

3年ほど前に大泉学園に住んでいた私は、"ポラン書房"の前を幾度となく自転車で通り過ぎてはいたが、店に入ることは無かった。
入ってみればよかったな、と純粋に思った。

10分という短い尺では店主の思いを
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.6

イーストウッドの作品は昔から一貫した主義主張があるのだな、と。


近年のイーストウッド作品は結構観ていて、毎回伝えたいメッセージが変わらないことに少しの安堵と少しの倦怠を感じていたのだけれども、そこ
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怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!(2005年製作の映画)

2.4

サブカル学芸会。



『任侠秘録 人間狩り』よりはストーリーはわかりやすい。
けれどもやっぱり展開に謎要素が多いし、眠さを堪えるのに必死だった。
やはり、友情出演の人たちの演技に笑ってしまう。
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

あぁ、そういう感じか。


端的に言うと、よくわからなかった。
作品の随所に散りばめられた伏線のようなものを気持ちよく回収してくれるのかと思いきや、突飛な方向に舵を切られそのまま激突して終わり、と言う
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アネット(2021年製作の映画)

3.2

鑑賞直後こそ頭に疑問符が浮かんだが、時間を置いていくほどに解釈が拡がる。


オープニングでぐっと引き込まれたが、尺の長さもあり、やや退屈してしまった感じは否めない。

任侠秘録人間狩り(2005年製作の映画)

2.0

どういうテンションでこの作品を観ればよかったのだろうか、、


家庭用ビデオで撮ったかのような荒い画質。
吉田豪の迫真の演技、ロマン優光のお腹など、カメオ出演者が笑えた。
ストーリー自体はとても退屈。

ネイバーズ(2014年製作の映画)

3.0

陽キャは強し!


笑いのツボとか小ネタの面白さはあまり合わないなあ、とは思ったけど、復讐の過程や発想は楽しめた。
陽キャの連帯感、憧れる。

100%の女の子(1983年製作の映画)

3.9

悲しい話だと思いませんか?


で終わるのが良い。
悲しい話だと思う。
私もどこかで100%の男の子と出会っていたかもしれないのに。


最後の佐野元春は個人的にはいらなかったかも。佐野元春のMVみた
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BU・SU(1987年製作の映画)

5.0

富田靖子は本当に素晴らしい女優だ。


この時期の富田靖子を映像に残しておいてくれて本当にありがとう。
言葉は無くとも、鬱屈や爽快を表情一つで語る。


思春期の倦怠と不安とが混ざったあれこれを、女優
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.4

途中うつらうつらしながら鑑賞。


美しい景観とヨラテンゴの音楽が良くて、ヨラテンゴを聴きながらドライブしているような感覚に陥る。


昔仲が良かった人に時間が空いてから会うと、少しそこにズレを感じる
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

グロテスクを見せ付けて、ノリの良い音楽を流し、極彩色の照明を当てる。
無理矢理心拍数を上げられて、無理矢理興奮させられる。
ある意味で誤魔化し。まやかしの賛美。好きではない。

いろいろと私には読み取
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.4

以前タスマニアに住んでいたことがあり、この事件のことは知っていた。

犯行に至るまでの直接的な動機は無いまでも、じわりじわりと躙り寄る疎外感やらいろいろなものが混ざり合った負の感情が見ているこちらにま
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.8

柳町光男の映画にはなぜかヨーロッパ映画を感じる。

運動と反復と切取、そして音楽の繊細さと大胆さ故か。その洒落た構図なのか。
とりわけ、「動作」に美学を感じる。

この作品はストーリーこそちぐはぐなも
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

天秤はぐわんぐわん揺れる。


どちらが正しいのか、どちらを信じるのか。
観ている私たちにも肉薄してくる。

その極みがラストシーン。
ある意味で、観る者に委ねる解釈。
私はあまり好みではない。
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男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ひたすら蘭ちゃんがかわいい。

あどけなく、慎ましい蘭ちゃんと強気で雑な言葉遣いをする蘭ちゃんのギャップが良かった。
服装や髪型も全部全部かわいらしい。


学校の場面もあたたかい気持ちになったし、寅
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

緒形拳のカメレオンっぷりが良かった。

野球帽にアロハシャツなんか着ちゃってイケイケファッションでパチンコを打っていたかと思えば、次のシーンでは分厚い本片手に背広に眼鏡の堅物に。
緒形拳を取り巻く女性
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おかえり(1996年製作の映画)

3.7

優しい映画だ。


長回しが印象的で、その長回しに挟まれる顔のアップや引きの画。そこにこだわりと魅力を感じた。

泣く妻をひたすら慰める寺島進、ひざ枕する寺島進。
その優しい眼差しに安堵を覚える。
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劇場版総集編 後編 メイドインアビス 放浪する黄昏(2018年製作の映画)

2.9

引き続き性的な描写に嫌悪。
女の子、男の子の性徴を描くことの意義はあるかもしれないけど必要性を感じない。


この作品で完結するのかと思ったらまだまだ続きがあるみたいで勝手にがっかりしてしまった。
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劇場版総集編 前編 メイドインアビス 旅立ちの夜明け(2018年製作の映画)

2.9

アニメ版未見。


たしかにファンタジーな世界観は魅力的。
しかし、少女の裸だったり、裸で吊るされたり、少年の男性器の話だったり。
そういう描写に冷めてしまう。

前述の件もあり、ついていけない部分も
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