しょまっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 54ページ目

ハミルトン(2020年製作の映画)

3.4

中米からの孤児移民で
アメリカ建国の
キー・プレイヤーの1人だった
アンビションの男=ハミルトンの
政界出世街道を
HIPなラップ・ソングの数々で綴る
創作ミュージカル!

ラップが生まれてからおよそ
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.2

チャチな一向一揆もどきをでっち上げ
その鎮静の手柄で侍に成り上がろうと
企んだ浪人だったが
事態は収束せず一大事へと発展!?

「ジャズ大名」があるなら
まあ「パンク侍」も居るんだろう、
革ジャン着た
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.1

うーん、ジュンブン!

マコト・シンカイ監督作品は
「君の名は。」より前と以後で
全然違うな~
きっと 名は。より前の作品が
好きな人は
以後の作品があまり好かず、
反対もまた然りなんじゃないかと
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.4

出だしがいわば
緊急事態のミルフィーユ状態!笑
困った人たちの困った状況が
幾重にも重なり合ったカオスとなって
しばらく続く。
"降れば土砂降り"とは言うけれど
さすがにあそこまで災難は
重ならないわ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

太陽が照り輝いていたって
君の居ない世界なら、
毎日どんより雨降りでも
君の居る世界をオレは選ぶ!
ってことね!! いいじゃん~

君のなんちゃら。もそうだったけど
ビジュアルにはとてつもない
お金と
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.5

幼少期から女性の造形に
深く魅了されてきた美大生のベン。
身の周りの女性達が彼に与える
感動と絶望、インスピレーションを
シャープな映像技法で覗き見。

ベンは繊細な男の子なので、
時間を止めても
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22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語(2006年製作の映画)

3.4

かぐや姫の名曲を
キー・アイテムに据えた、
"本気でスキな人との恋は諦めるな"
映画だね!

世代を超えた絆!みたいな
御大の監督作品のいつものテーマ。
テンポはまだゆったりめ。
三脚の水準器はブッ壊
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ゴム頭の男(1901年製作の映画)

3.2

こんなおぞましさのカケラも無い
生首もなかなか珍しい!笑
顔がずっとあわあわ言ってる感じが
なんかウケる。
   
2021.2.26

キートンの隣同士(1920年製作の映画)

3.2

隣ンちの娘と逢瀬を重ねるキートン。
しかし娘のガテン系の父は
黙っておらず、両家の軋轢に発展し...

相変わらず どうやって撮ったの!?
というシーンがちょくちょく。
オチはよくわからん(笑)
  
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ボルケーノ(1997年製作の映画)

3.5

じんわりじんわりと迫ってくる、
重量感のある恐怖に
ちびっ子だった頃のボクは
衝撃を受けた記憶があります
   
2005年某日

ボディガード(1992年製作の映画)

3.2

常に一手二手先まで読める、
一時代前の
ベタベタ・ラブ・ストーリー
という感じだけど
ヒューストンの歌がやはり素敵!
こういう圧倒的ボーカルのパワーで
聞かせる歌手みたいな人って
最近減った気がするな
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.3

みんな何やってるのか
よく分からない、
脱力系ギャング映画。
完全に「ソナチネ」系(笑)

物語の主人公ニイジマが、ヘン。
まるで自分の意思が無い!
訳分からんこと言われても
すんなり受け入れるし、
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壁の破壊(1895年製作の映画)

2.7

ドカン💥と壁を倒したあと、
トントン、カンカン。
しかしそこからまた更に・・・

これ以上はネタバレになるので
言えません!

そっかー
TENETの元ネタかー
   
2021.2.23

転々(2007年製作の映画)

3.8

ヤミ金で首が回らなくなった大学生が
借金取りのオッサンに
自分の東京思い出の場所めぐりに
付き合ってくれれば
借金をチャラにしてくれると言うが
オッサンの真意とは・・・!?

散歩と言いつつ
メチャク
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.7

不可抗力で街中に
逃してしまった愛犬が
闘犬ブリーダーに拾われて
凶犬に鍛え上げられるが
また脱走してしまい・・・

すごい!
こんな作品が実写で
作れるもんなんだね!

なぜ保護施設に収容された
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.4

コレはまごうこと無き
エリート版クローズだね!

入学式の校旗掲揚の重要性...
マイムマイム事変...
どこか森見登美彦的な
アホくさい学園世界がオモチロ。
映像もなかなか勢いがあって
GOOD!
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幽霊は臆病者(1944年製作の映画)

3.5

その昔、英国で"臆病者の一族"という
烙印を押されたカンタヴィル家。
そのあまりの不甲斐なさに成仏できず
幽霊となって数百年来お城をさまよう
サイモン公爵(おじさん。)
大戦時下、アメリカから進駐して
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.1

兵役に志願したのはいいものの、
銃器に触ることすら憚ってしまう
信心深い青年デズモンドは
他の隊員に疎まれつつ
衛生兵として訓練を重ね、
やがて激戦地=ハクソーへ・・・!

この理想と現実との葛藤ね!
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ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(2019年製作の映画)

3.2

8年前の震災で原発事故に遭った
ナラホ町の広報課の一大任務、
それは原発再稼働を
円滑に進めるためのPR!
急遽、課長代理として
外から送り込まれたクスノキが
目の当たりにしたのは、
風化の著しい人々
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.8

これは仕方が無い!!
”女はいくらでも嘘がつける”
と言うけれど
まさか4才や5才の娘が、
とは思わないわな。

何度か繰り返される、
「ピンと立っていた」という表現が
素朴で印象的。
ゆとり世代のボ
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Clown(原題)(2008年製作の映画)

2.8

サーカス団の大人に虐待を受ける、
てぃもてぃも扮するちびピエロ!

嫌にピンポイントに
年月が出てくるけど
まさかの実話ですかー?

テンポは良い。笑
   
2021.2.22

自動ソーセージ屋(1895年製作の映画)

2.8

「モダン・タイムズ」の
序盤で出てくるメカもそうだけど
この頃の人たちって
オートマティックなものへの
関心が強くうかがえる!
   
2021.2.22

幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.6

今までに見たことが無かったような
アニメ作品!
何が、どういう風に?と
一言では言いづらいけど
作画や色彩もそうだし
アニメのキャラクターが
中国語をしゃべってる事自体が
なんか新鮮かも?
あの特有の
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.7

カズヒロ・ソウダ監督の「選挙」は
ニュートラルに政界の現状を見つめ、
それにシタタカに順応しようとする
政治家の姿を映していたのに対して、
こちらはむしろ流れに逆らって
一石を投じようとする野心家の挑
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.3

やっぱり「グッド・ボーイズ」
みたいなのより
コレくらいの歳の男の子が
下ネタ連発してる方が
しっくり来るし、
安らかな心で見られるね(笑)

セスはいじめられっ子という
設定になってるけど
普通にク
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.2

漫画原作なのにめっちゃジュンブン!
シュウゾウ・オシミのストーリーって
タイプの違う人間が合わさった時の
化学反応、みたいなのが面白いねー

カヨ、ロッキング・オン読んでおいて
演奏するのはカレッジ・
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.3

神経質で偏屈、
インテリで反知性主義的な漫談師の
淡々とした恋愛日記!

いやーウディ・アレンの
恋愛映画に出てくる男は
みんなキモいな~笑

アルビーが突然カメラ目線で
語りかけてくるのとかは新鮮な
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理由(2004年製作の映画)

3.6

"億ション"の闇の違法競売で生じた
血みどろの紛争に巻き込まれた人、
そのまた更に周辺の人々の
ノンストップ証言録!

いやー忙しい映画だった・・・
もう誰が誰だか笑
お話の内容もアンダーグラウンドな
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生きてるものはいないのか(2011年製作の映画)

3.3

郊外の大学・大学病院複合機関で
突如謎の死を遂げる人々!
近くを走る電車は運転士の急病で
ダイヤが乱れているらしく、
大学病院の地下では人体実験が
行われているとの噂もあり・・・

会話がヘン。
音楽
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.2

人はマジックのタネになんぞ
関心は無く、
ただ騙されたいだけなのだ、
と冒頭ナレーション。
しかしマジシャン自身は
その限りではない!!

仁義なきマジック開発競争・・・
手品は見て楽しい物のはずだけ
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

3.2

じんわり慎ましやかな
若夫婦の生活日記。
(カナオが30に見えない・・・。)
日常系作品の到達点みたいな
境地の作品だね!
特別な事は本当に何も起こらない笑

いやー、長かった・・・

個人的ハイライ
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その日のまえに(2008年製作の映画)

4.2

これまた見事な感動大作!

かもめ商店街の殺人的ノスタルジーと
彼岸/此岸入り混じる花火大会、
そして、やっつけクロマキー(笑)
御大のイズム炸裂の
サイコーな作品でした

ナンチャンやヒロミ・ナガサ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.0

往年の名監督は今や
病と薬物で体がズタズタ。
気晴らし感覚で執筆した自伝的台本を
疎遠だった創作仲間が発見!
自分で上演したいと持ちかけ・・・

麻薬中毒や男色の目覚めへの葛藤。
それらから自分を救っ
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.4

一目惚れした男の子が
なかなかマヌケな奴で
君は記憶喪失だから忘れただろうけど
私たちカレカノだったんだよツって~
そしたら本当に信じちゃったツって~
前にストーカーまがいの行為してたの
バレそうにな
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もののけ姫(1997年製作の映画)

2.9

西からやってきたきちがい猪に
死の呪いを受けた村の若き勇士!
残りいくばくも無い命が尽きる前に
猪が気狂いのタタり神となった
ワケを探りにGO WEST。


"そなたは美しい・・・"
結局、男性はケ
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突撃(1957年製作の映画)

3.6

戦乱の世における、
残念なディシジョン・メーカーたち。
博士の異常なナンチャラの
親戚みたいな作品だね!

前半のアリ塚奪還のシーンは
そこだけを見ると
会心の一撃! というのでもなく
無残な壊滅! 
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