Jさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

J

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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.5

とても豊かな作品だった。

カメラワークやトーン、そしてサントラまで非常に美しい。
母と息子の言い合いすらもユーモアがあって笑える。

作品全体に散りばめられた優しい演出・気遣いによって、扱いづらいで
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

冷戦時代、東ドイツが舞台。

芸術作家であるドライマンを監視するように命令を受けたヴィースラー。
しかし、監視をしていくうちに彼らの生き方に魅了され、自身の心にも少しずつ変化がみられるようになる…
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.5


非常に深く考えさせられる作品という観点で高評価。
決して感動したという部分のみでの高評価ではありません。





〜ネタバレ厳禁・以下ネタバレ含む〜〜〜



















ジョ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

難しい。

このような作品は感想を文字・言葉として形にするのが非常に難しい。

まだこの作品を鑑賞していない人へ向けるとするならば、感動した。是非鑑賞して欲しい。

簡単に言えばマイノリティや差別を扱
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

音と映像の迫力がとても素晴らしかった!

レースシーンなんかは手に汗握る緊張感で心臓がバクバク。

様々なトラブルや大人の事情に翻弄されるも、それすら跳ね返してしまう程の純粋なレース愛。

1人は車、
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.0

街一番のボスを撃った犯人と間違われたウォリアーズは、街中のギャング・警察たちから逃げ切り無事ホームタウンに帰ることができるのか…!

汗臭い、血生臭い、青臭い、だけどカッコいい。そんな古き良きアメリカ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.5

IMAXにて鑑賞。

大スクリーンに映し出される画力と質の高い音響に圧倒された。
これはIMAXで鑑賞して良かったと思えた。

前半・後半とで全く雰囲気が異なる本作ではあるが、個人的にはあの大体な切り
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.0

民間軍事会社に勤める少年、少女の物語。

彼らは「キルドレ」と呼ばれる歳を取らずに永遠の命を生きる者たち。
病気や怪我などでなければ死ぬことができない。

命とは、生きるとは、何なのかを物語っている作
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

ピーターのスパイダーマンとしての自覚が生まれた作品ではないでしょうか。

高校生のピーターにとっては、あの戦いもトニーの死もあまりに重かったはず。

ピーターとしての自分か、スパイダーマンとしての自分
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.5

前作よりも複雑なキャラクターの心情が描かれていて面白かった。

争いとは、それぞれの正義がすれ違うことで起きてしまうもの。
正義の反対は悪では無く、また別の正義なのだと。マレフィセントが教えてくれた気
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.0

「眠れる森の美女」の真実の物語。

人は愛に裏切られ、愛に傷つけられ、それでもまた愛に動かされる。(マレフィセントは人ではないけど…)

なぜマレフィセントはそこまでオーロラ姫に執着したのだろうか…。
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

IMAXで鑑賞です!
‪う〜ん、ワンカット(風)撮影なだけあって、とても迫力のある作品でした!😳

‪およそ10時間ほどの時間経過をワンカットの演出で2時間に収めたことには驚きましたね。(一気に時間を
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

面白かった。トーン、キャラクター、テンポどれをとっても面白かったと思います。
ただ、面白い=感動にまでは至らなかった…

結局のところこの作品が伝えたかったことは何?
少年の成長?愛すること?常識を疑
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

岩井作品にしては、ストレート過ぎると思った。

私の中での岩井作品は、
長い「起」の中に小さな「承」が幾つかあって、その後大きな「転」があり、最後にボンヤリとした「結」があるといったように、とても掴み
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.0

地球の危機を救うため、元特殊部隊員のタクシードライバーが謎の美女と一緒に4+1つのエレメントを探し求めるSFアドベンチャー。

なんと言っても作品の世界観が素晴らしい!
さすがリュック・ベッソン監督と
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.0

どんなにお金を稼いでも、利用される側の人間は一生利用されるままなのね。

トムクルーズはどの役をやってもトムクルーズになってしまうけど、それはそれで馴染んでしまうところがかっこいい…。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

あえて観る者の心を傷つけ、
その傷を回復しようとする本能を利用して、
以前より豊かな心にさせる。

岩井俊二監督の作品は、そんな超回復的な役割を担っていると感じる。

この作品もそのうちの1つ。

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Love Letter(1995年製作の映画)

4.5


人は人を想う。

人は人に想われる。

"想い"はとても儚く

全ての想いが届くとは限らない。

今日も私は誰かのことを想う。

誰かは私のことを想ってくれているのだろうか。

その想いが交わること
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

タランティーノ監督の映画愛がひしひしと伝わってきた。

もしこの世界線にあの2人がいたなら…

観れば観るほど、悲しさも増えていく。

映画館で嬉しそうに自分を見つめるシャロンの表情が忘れられない。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

”自分が今どこにいるか分からないんですけど”

”どうしたらいいですか”

”わたし、どこに行けばいいですか”

少し立ち止まって周りを見渡してみる。

人間って本当にいっぱいいるらしい。

たとえば
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.5

実話に基づいたお話。

舞台はナチス支配下に置かれたチェコスロバキア。そこに居座るのが「金髪の野獣」の異名を持つナチス親衛隊の幹部ラインハルト・ハイドリヒ。そんな彼を討つべくチェコスロバキア亡命政府か
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.5

通信が途絶えた宇宙船の救助に向かうクルー。
彼らを待ち受けるものとは一体…。

敵の実態が掴めない系のSFホラー。
見えない恐怖というよりも見えてしまう恐怖(幻覚)に迫られる。

似たり寄ったりなスペ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

まさに題名通りの内容。

"パラサイト 半地下の住民"

ストーリーの展開、構成、俳優陣の演技全てにおいて完成度が高かったと思います。

深刻化されている格差社会をコミカル+バイオレンスに描かれており
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

列車の中で繰り広げられるゾンビパニック。

限られた環境設定だったけど、2時間最後まで飽きること無く楽しむことができました。また、ゾンビから逃げるだけでなく、親子愛や人間ドラマなど感動するシーンも幾つ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.5

冒頭、女慣れしたイケメンと男慣れした美女がイチャイチャ…

"ワシゃ何を観させられとるんじゃぁぁぁ!"
(ノブ風)

のタイミングで彼らの宇宙船がお披露目。

ジャジャーン

既視感のある円盤型…
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.5

ホロコーストに強く興味を持つトッドは、近隣に住む老人デンカーが元ナチスの残党だと気付く。
秘密を守る代わりに収容所での出来事を語ってもらうことにしたトッド。しかし、ナチスの残虐性にのめり込むうちに、次
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.5

案外好き嫌い別れる作品かもしれませんね〜

この作品はキャラクターに感情移入できるかできないかで全然違うんだろうな…

自分はとても好きでしたよ!!

オスカーの素直になれない所や答えを求めて無我夢中
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.5

普段は引きこもりで人と関わるのが苦手な青年が、世界が滅びると生き残っていた!!という話。
電子コミックとかでありそう。

ゾンビランドっていう題名からも分かるように、一応ゾンビが大量に登場するものの、
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

あっという間の126分。

賞金稼ぎと賞金首の凸凹コンビがおくるドタバタ逃走劇。

2人とも図太い性格で口達者、初めは互いに歪み合っていたが、迫りくる試練を乗り越えていくうちに次第に心を開いていく。
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

2.5

マイケルベイの自己満アクション映画!!!

CMで謳っているようにアクションに関しては超一級の迫力で 、TV画面で観るのが勿体ないと感じるくらい…
冒頭から爆破、爆破、爆破の連続で思わず予算が心配にな
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

人知れず苦しんでいる人がいる。

人に知られたことによって苦しんでる人がいる。

誰もが幸せになる権利を持っており、
それは他の誰にも奪うことのできないものである。

ただ、現実には正義などない。
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

幽霊よりも人間の方が怖い。

私が常々思っているコトですが、本作をみて改めてその想いが深まりました…笑


昔の作品ということもあり、演出はいたってシンプル。捻った設定もなく、ベタベタなホラー展開なの
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の人生がテレビ番組として全てモニタリングされてた!って話し。

設定が凄く面白かった!

設定が面白いだけに、もっと深掘りすることもできそうな作品だなぁとも思いました!
自分としてはこういう系のサ
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

2.5

怖がりの自分にとっては、効果音とかビジュアルとかは安定に怖いと思うんだけど、
いつ驚かせにくるかが予想できるし、彼ら(貞子・伽倻子)のやり口や正体が分かっているからストーリーに深みがない…

あの2人
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

好きなこと、好きなもの、好きな人を好きであり続けること。

そのときは自分がどこを歩いているのか分からないかもしれないが、振り返れば必ず道になっているはず。

何かを好きになる自分を愛すること。

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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

腕っぷしの強い示談屋とお馬鹿系私立探偵の凸凹コンビが贈る、クライムアクションコメディー。

ライアン・ゴズリング演じるマーチの駄目男っぷりがクセになる作品です笑

そんなマーチとその娘のホリーに終始イ
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