ねむさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.5

何もかも紙一重。
大方の予想通りの結論を乗り越えてその先を見せてくれる。

1つのストーリーではなく
ひらめいたアイディアの映像を中心として短編を作ったような感じ。

誰かと観てあーだこーだ話すのが盛
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


好きだったのに嫌いになった。かなしい思い出。
でも時間が少し経って振り返ってみてる。
信じることもそれを止めることも、なんでこんなに脆いものなのかと思う。
どんな自分にも相手にもびっくりしないで、も
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

5.0

自分が死ぬとき一緒に連れていきたい映画その1。


自分のダメな部分、もうほんとにどうしようもない部分、絶対に絶対に、、わかってもらえない領域、勝手に傷ついたり大切に出来なくてそもそも大切にしたかった
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

原作→映画

原作で祖母が自分の用意したご飯を食べる孫に対して思う場面があって、それを映画ではどう表現したのかすごく気になって観賞。

観終わった後に考えさせられる作品かどうかが自分の決め手なので、こ
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

つらい…
わかるけど、きっとわかってないつらさ。
人生で自分だけに苦しみが降り注いできていて、それを雨みたいに受け止めてるような気がするそういう時期がある。

どうすればそのトンネルを抜けられるのか
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ルーム(2015年製作の映画)

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愛する気持ちではなく、苦しみや痛みを共にして生まれてきた命を愛するとき、何を思うのかなってずっと考えてしまう。
切り離せるものかな。
自分だったら?って考え出したら止まらなくなるから黙ろう。
勝手に共
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

戦争映画は極限にしんどくなるし、原爆を扱ったアニメははだしのゲンの衝撃がすごくて、この映画は一体どうなんだろう…と恐る恐る観に行った。

絵が優しいのに、ちゃんと届くものがあることもすごいと思ったし、
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.3

どちらかと言えばチョコレートドーナツの方が好み。

本人のおかれた状況に寄り添える距離じゃなかった。
どこか派手であくが強い。

スパンコールみたいな彼のギラリとした人生。
華やかさの反対側で誰にも理
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これは他人だらけの家族の物語なんだと思った。
お話が進むにつれて、自分の孤独と向き合わされる。
母に愛されたかったし、きっと今でも待ってる自分の孤独を、それぞれの人の中から勝手に投影してしまった。
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一人で観たら
なんで?なんで??で頭の中が占領され過ぎて全然入り込めないお話だった。

共感はギリギリ感じるけど、深い感情移入しづらかった。

なんで??が強すぎたのかな。

冒頭と、心や景色が動き出
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.5

この映画の痛みにピンと来ないひとって、アイデンティティとか愛とか様々なことで自分の人生がおびやかされた経験の少ない人なのかな?って思う。
私の周りで『よくわからなかった』という人はそんな感じだった。
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

ものすごい衝撃。

こういう作品を作れる人が、あと何人いるんだろうかと思う。(監督にしろ、俳優やスタッフにしろ
色んなレビューで『凄まじい』という表現がなされているが、この言葉でしか表せないことが作品
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

正直、観てすぐにスコアがつけにくい作品。

簡単に自分の感想というか、感情を表せない。
これは自分にとって遅効性のジャンルなんだと思う。

この監督の作品はヤンヤンに続いて、自分を猫の視点にしてしまう
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

映画マニアぶってるやつは すぐに『映画館で観ておくべき作品!』と言う、と言われようと思われようとも、負けずに言い続けたい。
この映画は映画館か大きなスクリーンで観てほしい、ほんとに心から。

セッショ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

ディズニーの中でも1番好きな映画。

読書家のベル。疎外感。傲慢で、愚かな野獣。
先入観や固定概念に覆われた目をもうひとつクリアにしてくれる存在に出会えるまで、自分も胸に1輪のバラを守ってヒヤヒヤして
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