じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

じゅんP

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クライム・ヒート(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

捨て犬を飼うかどうか真剣に悩んで、飼うと決めたら表には出さないけど超絶愛情を注ぐトム・ハーディ。

この部分は本筋ではないんですけど、もうこの魅力だけでご飯何杯でもいけるし、なんならこの犬の存在がちゃ
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ブロンソン(2008年製作の映画)

2.6

ただただ話が通じなくて、ただただ粗暴なだけ。
どれだけ見せ方で飾っていても、それだけでした。

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.8

ボーイスカウトで培った技術と、圧倒的な高2のエネルギーでsurviveする、下ネタ青春ゾンビ映画。

モップとか、ブリトニーとか、入れ歯とか、猫とか、鹿とか…友情とか!ハイペースで差し込まれるネタの数
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.8

「スーパー・バッド」よりもずっと、脳に何かを流される青春映画で、自分にもこの未熟なりに充実した時間たちがあったような気がする、気分にさせてくれます。

ストーリーにはそこまで起伏がないけど、一人一人の
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.6

この中に映し出された世界は、ミクロ・マクロどちらの視点に立って見渡しても美しさなんて欠片もなくて、観てる途中で面白いとか、すごいとか、この映画を好きと言い切れるような要素は何ひとつなかった。

でも、
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天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

3.0

どーでもいいやつらの、どーでもいいひと夏の思い出かと思いきや、要所要所で追いかけてきて、現実に揺り戻してくるナレーションが効いていた。

後半、ルイサのルールで旅する羽目になる辺りからはずっと面白い。
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.4

この映画のシチュエーションを聞いて期待するところを、余すところなく全部見せてもらった感じ。

ちゃんとサメにハラハラさせられるシーン満載で、サービスショット満載で、悪いおっさん残虐に食われて、海キレイ
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

4.2

同じような題材の映画がどうしてもネガティヴに、暗い方向に進みがちなのに対して今作の、主に主人公たちがもたらす「陽」の部分は、見せ方として今っぽさがあって面白かった。それが本当のリアルかどうかは置いとい>>続きを読む

メタルヘッド(2010年製作の映画)

3.4

色々ととっ散らかってはいるんだけど、作り込まれた綺麗な映画以上に伝わる温度、響く衝動がある。じんわりと心に残りました。

父子の時間をせき止めてるもの全部ぶっ壊していく、ヘッシャーの現実味のない存在感
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プレミアム・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.2

駆け抜ける爽快感!
体感させるかのような演出も相まって、疾走するチャリのスピード感がたまらない。

ヤバい荷物を巡る追いかけっこを見せるシンプルなストーリーもちょうどいいし、主人公もチャリ、ヒロインも
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.0

設定や描かれる未来像は、現実にあり得そうで面白いだけに、あまり惹かれない主人公のキャラクターがもったいない。

チャールトン・ヘストンを見せる映画になっちゃってることで、題材自体の魅力が削がれてしまっ
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.8

吸血宇宙植物がそんなに残虐じゃないのが惜しいけど、ポップで毒々しくて、目にも耳にも楽しいマッドなミュージカル。

東京流れ者(1966年製作の映画)

1.8

色使い、役者の演技、話運び、みんな鈍っ重で全然、心踊らなかった。

乾いた花(1964年製作の映画)

4.6

画面を覆う艶っぽさと、悪い夜。何つーカッコいい映画。

パラサイト(1998年製作の映画)

3.8

良い意味で頭ワルそうなオープニングから、「誰がラスボスでどう倒すのか」一本でぐいぐい引っ張るシンプル・イズ・ベストなSFパニックコメディ。

それぞれのキャラクターの特徴からキャスティング、寄生生物の
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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇(2010年製作の映画)

3.8

地獄とも揶揄される結婚生活の始まりに、新婚旅行で地獄を旅することになった夫婦・竹野内豊と水川あさみの、だらけた会話の耳触りの良さ。

降りかかる出来事とか出会う人々が、あざと過ぎて乗れない部分も多々あ
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.8

会社を辞め、古びたクギを売り、色んなものかなぐり捨ててジリ貧ドロ沼生活を脱却するという、ゆる〜い上昇気流が心地いいコメディ。

ウルトラスーパーアルティメイテッド自由な、麻生久美子の暴走気味の魅力が炸
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アマデウス(1984年製作の映画)

5.0

奔放で抗い難い魅力全開のモーツァルトと、愛憎入り混じった嫉妬と羨望剥き出しのサリエリ。

大袈裟に飾り立てられた高尚そうな見てくれとは裏腹に、卑近な話として叩きつけられる。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

夜が駆け抜けていく感じや、海に行った帰りの電車の光景etc、大人になるにつれて感じられなくなって、見れなくなってしまう時間や色の感覚。

ほとばしる情熱と、悩みと、夢と現実。

それら全部をエネルギー
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リクルート(2003年製作の映画)

3.0

どんどんひっくり返されて、どこまで遡って疑えばいいのか、不信感が持続している間はすこぶる楽しい。

だんだんそのひねりが「してやられた感」に直結しなくなってきて、必死のひねりが報われなくなっていくのが
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.8

派手さは全くないけど、殺し屋の悲哀と信条を魅せつけてくれる良作。

毒と皮肉の効いた会話と、街並みの素晴らしさが映画を静かに盛り立てていた。

傷だらけの天使(1997年製作の映画)

3.0

個人的カウントだけど2ヶ所くらい、ここで終われば綺麗に終われるじゃん!ってとこ普通に通り過ぎて、もがくもがく。

最初から最後まで、もがき続ける二人を追う旅。

(2000年製作の映画)

4.2

主人公のたどる道筋や、すれ違っていく風景は、自分の中に全然流れてなくて、そこに交わりたいとも思わないけど、泥臭さにまみれたきったない現実に直面しても生き抜こうとする本能と、その可笑しさにがっつり引き込>>続きを読む

殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.4

「全編難解だけど、スタイリッシュでかっこいい」みたいな映画を想像してたんだけど、思ってたのと全っ然違う方向に突き抜けた映画でした。

かっこいいとこはめちゃくちゃかっこいいけど、プロの殺し屋なのにみん
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

3.0

よりウェイトを占めている割に惹かれない喧嘩沙汰と、印象的な画の多い色恋沙汰の部分の落差が大きかった。

発せられるエネルギーはすごいんだけど、最後までちぐはぐな印象のままでした。

クリッター(1986年製作の映画)

2.6

設定とかキャラ紹介兼ねた序盤、話が転がり始めるまでが、長いうえに盛り上がらなさ過ぎ。

全体としては「グレムリン」を筆頭に、同時期のスピルバーグ監督作たち、「ターミネーター」etc、80年代前半の色ん
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グラバーズ(2011年製作の映画)

4.6

嵐で分断された島を襲う吸血イカ型エイリアン。
こいつが血中アルコール濃度の高い血が苦手な下戸だとわかって、島唯一のパブで酒飲みまくって嵐の一夜をやり過ごす話。

低予算ゆえ襲われる緊迫感とか、アクショ
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御法度(1999年製作の映画)

5.0

何だこれ、めっちゃ楽しい!
新選組を隠れ蓑にずーっと匂い立つようなBLが続いて、でもそれすらも隠れ蓑で、桜ぶった斬る、痺れるラストまであっという間でした。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.4

彼らの間で、何がどんな風に通じ合っていたのか、わかるようでわからない不思議な違和感が最後までずっと流れ続けてた。

でもそれも当然で、人が惹きつけ合うとか、逆に理解し合えないとか、本来なら当人にしか理
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ハードロック・ハイジャック(1994年製作の映画)

3.8

原題そのままの、アホで愛おしいエネルギーに溢れたコメディー。

始まって早々に、これそんなに音楽自体に期待する映画じゃないんだって気付いて、それでもどいつもこいつも大好きだし、それでも大音量で観ていた
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.8

夢を追うという名目の極貧生活がモノクロ×スティーヴ・ブシェミだとこんなに絵になっちゃうんだからズルい。

そしてそんな予定調和をぶっ壊しにやって来る、お茶目に狂ったジョーの人柄がもうズルいし、2人の距
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RENT/レント(2005年製作の映画)

1.4

最初のseasons of love聞いて期待しただけに残念。

今までミュージカル映画を観て「ミュージカルだから苦手」なんて思ったことなかったけど、歌で表現する良さを全然感じなかったし、今このタイミ
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.2

これは映画館で観たかった!

音楽に頼った映画と見せかけて、ちゃんとあの時の2人が、あの時に出会ったからこその音楽が響いてきて、だからもう、2人が進んでくのがうれしいけど切なくて、そこに立ち会えたよう
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

4.6

話の大筋はそのままに、コンセプトから何から軒並みブラッシュアップされていて、こーゆうリメイクはどんどん作ってほしい!と思わされる良作。

完全に襲う側の映画だった元からの魅力を踏襲しつつ、キアヌ・リー
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メイク・アップ/メイクアップ 狂気の3P(1977年製作の映画)

3.0

オープニングから偏執的なしつこさと、狂った音楽に支配されたすげー嫌な話(褒め言葉)。

画面が暗くてわかりづらい時間が多いのはもったいないけど、虚をつかれるオチに至るまで、釘づけでした。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.0

瞬間瞬間でテンションぶち上げてくれるところも、笑わされた大好きなシーンもたくさんあったんですが…本筋の部分にはそんなに魅力を感じませんでした。

どのキャストも面白さとか個性では100点満点で平気で1
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