じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価 - 46ページ目

じゅんP

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トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

3.4

羅列された名前見てるだけでニヤけてしまうような、すっげー豪華キャスト。

ただ、良くも悪くも真っ当なクライムアクションなので、個々の関係性やドラマにスポットが当たる間もなく、事態が進んでしまうのが、も
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ブレイク・ビーターズ(2014年製作の映画)

3.4

当時のドイツの情勢を垣間見せつつ、ブレイクダンスに出会って、目覚めて、のめり込んでくさま、主人公と父親とのちょっとした溝までさらっと描いたオープニングの破壊力!

色んなテーマが並行して描かれてる分、
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8

暗くて明るく、楽しくて寂しい、混沌としたゴッサムシティー。
街をかき回すダニー・デビート、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケンが、圧倒的にキャラの弱いバットマンを盛大に引き立てていた。

バットマン(1989年製作の映画)

2.6

ジャック・ニコルソンが楽しそうで何より。
あれだけ笑って踊って、暴れに暴れて、死ぬ時には物悲しいなんてずるい。

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

3.4

途中で考えるの放棄して、振り回されるがまま振り回されました。

終盤、ぎゅっと話が小さくなるのがもったいない。人間味の話に持ってくならもっと、闇とか狂気とか見たかった。

パラドクス(2014年製作の映画)

3.4

ワンシチュエーションの発想も着地も面白いんだけど、それを上回る特徴として「何か汚い」ってのが乗っかるせいで人を選びそうな映画。

それが生きるってことなのかもしれないけどもう、何か汚かったです。

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

3.8

元のアニメの、割と大きい要素を大胆にかなぐり捨ててまで研ぎ澄まされた、おそろしくリアリティのある社会派エンターテインメント。

本来の主人公たちを、完全に食ってる後藤隊長の言動がいちいち渋かった。

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

3.0

「ONE PIECE」と「細田守」、食い合わせ悪いなー。

パッケージから連想するような、楽しい雰囲気の映画じゃなくてびっくりした。

共生というよりは、「ONE PIECE」に寄生した「細田守」の毒
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

楽しさ以上にそれを邪魔するノイズが多くて、色々ともどかしかった。

犬とキアヌの触れ合いとか、バカ息子のバカさ加減とか、車の解体屋あたりはもっと見たかったし、せっかくのスマートでかっこいいホテルの掟も
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.4

何かもう、ジェイク・ギレンホールに見えなくて、ルイス・ブルームって人間にしか見えないくらい、ジェイクがすごかった。

自分の周りの何もかも、人の気持ちすらも、利用するためのモノっつー素敵?な思想を地で
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

2.6

あんな曇った世界を走り抜けて、それで終わりなんてつまんねえ人生。

気だるくて軽薄で、あとはずっと虚しかった。

ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

3.0

これは、見て何を思うかは別として、ちゃんと若いうちに出会うべき映画でした。

ミッキー・ローク、マット・ディロン、ローレンス・フィッシュバーン…みんな若くてかっこいいのに、ニコラス・ケイジだけ全然若く
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.8

すっきり振り回されて、ちょっと感動できる、からっとしたいい話。

ラストは大甘だけど、こーいうのは甘くていいじゃん!って言い切れちゃう素敵なクライムアクション。

あと出番こそ少ないけど最高、デ・ニー
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ターボキッド(2015年製作の映画)

3.0

核戦争で文明が滅びた世界。
「燃料がなければチャリで走ればいいじゃない」っていう、シュールかつ斬新な方法で低予算までカバーした、エコな世紀末救世主伝説。

いろんなジャンル、いろんなカルチャーを混ぜに
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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

3.4

アホな邦題(笑)
でもこれは確かに、ZOMBIE × MAD MAX!!

中盤以降、観ながら浮かんでた疑問が回収され始めて、この映画内でのゾンビのルールが解明されてくにつれて、一気に話が爆走していく
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バットキッド・ビギンズ(2015年製作の映画)

3.0

難病と闘う子供たちの夢を叶えるボランティア団体「MAKE・A・WISH」。

この団体が、白血病と闘うマイルズ君という男の子の「バットマンになりたい」という夢を叶えるまでを追ったドキュメンタリー。
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.0

他人の描いた絵を、描いた人の思惑通りには認識できないように、曖昧なものごとを線引きしたり、類型化したりしてるのは全部、自分の内側の基準。
でも、世界はそれを一人一人の認識は違ったまま共有していて、そん
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.2

べらべらうるっせーよ!
大好きです。

《観直して気が向いたので追記》
やりたい放題ってことは、つまるところ何者も俺ちゃんを分けたり隔てたり出来ないわけで、そこからくる無責任なスタンスが結果として、必
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.0

悲劇的な設定とは裏腹に、顔を自在に変えられる(時間の制約あり)という武器を活かしてガンガン遂行される復讐。でも全っ然痛快でもなければ、心が晴れない感じに良い意味でもやもやさせられた。

ラストで刻印さ
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.8

わかりやすくヒーローものとして溜飲を下げてくれるような、簡単な作りじゃないとこが良かった。

正義の名の下に暴力が行使されては、本当にそれ正しいと思うか?ってずっと突きつけられてるような100分。
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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

3.8

人が人を簡単に殺す手段と動機が氾濫し、日常化してしまったサウスセントラルの哀しみとやるせなさ。

そこに生きる若者が直面する問題を一手に引き受けるアイス・キューブと、地に足のついた考え方、教育方針で主
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.8

普段何気なく暮らしている中では発火しない程度の小さな火種が、ちょっとしたきっかけで油を注がれて一気に燃え上がるクライマックスの衝撃。

その火種は、無意識に潜在的に抱えてる人もいれば、環境に刷り込まれ
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

5.0

映画大大大好きな人たちが、めちゃくちゃ楽しみながら、めちゃくちゃアイディア練って作ったんだろーなー。

「スクリーンを通してホラー映画の世界に入り込む」「その映画の中には、主人公の死に別れた母親(女優
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.4

尻上がりに暴走が加速していって、豪快にかっ飛ばされる脳内ホームラン。

そこに至るまでの素振りの時間が長いんだけど、暴力とか死が何ら特別なことじゃなく、その辺に転がってる世界の描き方が面白かった。

死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.4

すっげー楽しい!!ってほどでもないんだけど、ずっと見てられるこの感じ。なんだろうと思いながら観てたんだけどあれだ、ピタゴラスイッチ。

次は何見せてくれるんだろっていうワクワクが止まらなかった。

バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)

1.8

バタリアンの屋号をのれん分けしてもらっておいて、オリジナリティのゴリ押しを延々見せつけてくる。

別にそれでも楽しきゃいいんだけど「恋人がゾンビになってしまう」っていう、どう転んでも面白くなりそうな設
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ボーダー(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

デ・ニーロとアル・パチーノという、俳優そのものをミスリードに使った贅沢なドッキリ。
途中まで観て、舐め切ってたところを思い切りどつかれた。

この2人を前にして、バリバリ存在感出してるジョン・レグイザ
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88ミニッツ(2007年製作の映画)

2.6

時間の制約なんかなしに、真相に辿り着くまでをじっくり見せて欲しかったかなあ。

逆に言えば88分の設定はほぼ機能してなくて、疾走感が足りなかった。

戦場でワルツを(2008年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとFROGMANを思わせるような独特なタッチのアニメと、どこか軽妙な音楽が効果的。
この話をどこか「映画の中の出来事」として、客観的な目線や距離感を持って消費しそうになるところを、ラストで一気に
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

2.6

静かで淡々とした中に、あたたかい部分、ほっこりさせられる部分もあるんだけど、基本的にはこんな1日を過ごしたらどっと疲れるだろうな、と同情してしまう気まずさがほとんど全編を覆い尽くしていた。

国や民族
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

主人公の日常と、そこに忍び寄る非日常をテンポよく見せてからの、ZQNとの対面〜都心脱出辺りまではホントに最高。
楽しすぎてニヤニヤが止まらなかった。

その後やや失速して、大泉洋で何とか持ってるような
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

人間に焦点を当てたプラネットアース見てるみたいだった。

でもそれだけにとどまらず、撮影とか音楽、ディカプリオの生き様といったプロフェッショナルの仕事が乗っかることで、映像としてじゃなく映画として、ぐ
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.8

バディもの特有の、2人のキャラクターで話を推し進めていく楽しさも押さえつつ、観ている側にとっての「非日常」である彼らの「日常」を、撮り方も含めて現実的に見せつけてくれるところに大きな魅力があった。>>続きを読む

アフターショック(2012年製作の映画)

2.6

どいつもこいつも善悪ハッキリし過ぎてて、たまたま治安悪い地域にいただけに見えちゃうのが肩透かしでした。

序盤の「ハメ外してバカ騒ぎ」パートが、主人公たちに感情移入させるとか、前フリとか、ギャップを生
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東京物語(1953年製作の映画)

3.8

劇中で流れる数日の中で、この家族のずっと長い歴史が見えて、時代も家族構成も全然違うのに、自分の家族のことを考えさせられた。

3年ぶりくらいに観たんですが、その3年の間に結婚して実家を出て、親と離れて
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