そうさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

街の上で(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

またとんでもない映画を作ってしまったな。今まで見た事ないもの。見たことあるとしたらこの人の映画だろう。

ここから長いです。


満員だった。うちの地元じゃこうはならないだろうなと思った。毎度こういっ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

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凄い面白かった。

全て良かったけど、生命の木に辿り着いてないのはあれっ?って感じだった。個人的には残念。何故だろう。2作目あるのか?

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0

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意識高い系の人がいっぱい出てくる。鬼ですら意識高い。少年漫画だからそれで良いんだけど、あの少年が大人になった時に鬼殺隊でも鬼でもない第三の人種に出会うことになるんだなあ。意識高くい続けないと仕事になら>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.3

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映画の内容どうこうよりはこの物語を完結させようという気概と実際に完結させた事実に敬意を表したい。本当に大変だったと思う。死んでてもおかしくない。ケジメをつけたんだね。映画の内容どうこうより、と言うと語>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

あっという間だった。

ヒロイン美顔。異様な目の綺麗さ。

チャップリンの映画は美人だけど幸薄のヒロインが必ず出てくるイメージある。内面の美しさが外面に現れるって信念でもあるのか?

「人間の機械化に
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

真っ直ぐなことが悪いことなんだろうか。

世間というものの正体を見させられる。

そうか三上にとってここは吐き気がする世界なんだ。

生きるって格好悪いな。

救命士(1999年製作の映画)

3.7

テレ東でやってたので録画して見た。頭のおかしい人にしか作れない映画だと思った。見ていると頭がおかしくなって戻ってこれなくなりそうな感覚があった。スコセッシは元ヤク中で、当時の恋人はあの人は長生きしない>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

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観る前から視点が面白いなと思っていて、観に行くと決めていました。こういう目線に立てること自体が優れたフィルムメイカーたる所以でしょう。凡人には及ばない点です。

藤井道人という人が、言葉でなく映像で語
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.0

主観の極み。においをくれる。

こういう映画好きなんですよね。妄想と現実が交錯してわけわかんなくなるような。

川べりのボートハウスで女と会ってるイメージだけが頭の中に残っていて、何か昔見た事あるんだ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

さほど余韻も残らなかったし、なぜベネチアで銀獅子賞獲れたのかわからないけど、屋内撮影やっぱり上手い。光の使い方とか。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

何て言ったらいいんだろうな…
言わなくてもいいよね。

詩を映画にしたといっても、言葉にならないものを映像で表現したのが映画なんだし。行間を読むのその行間がこれなのだろうか。

前半物凄く心臓に悪い映
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.7

今まで一度だけ見たことある本物の刑事の眼光思い出した。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

「演出とは想像させること」

だとすればこれは傑作に違いない。

ぶっ飛んでるようでありそうでもある。今までに我々の知らないところであったのかもしれない。

何もかもが緻密だからぶっ飛んでるように見え
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.3

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自分と真反対の人と恋愛したいですね。
もうその方法しか成長する術がないでしょう。

前半かなりコメディー感あって良かったです。笑いながら?ニヤけながら見てたので映画館で観なくて良かったかもしれません。
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(2020年製作の映画)

4.0

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「泣いている人がいたら、抱きしめてあげなさい」

肉体はなくなっても遺志は受け継がれていくという事。こういう事はやはり身近な人を亡くした人間にしかわからないのかもしれない。しれないけど、それを映像で伝
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

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ジャイアントキリングこそがスポーツの醍醐味だと思うんだけど、そもそもそれ前提で見るから応援する人たちには「どうせ」「でも」「しょうがない」といったネガティブワードは存在しない。

奇跡を信じる、信じた
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.7

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僕は好きです。教科書的な作りだけどそこが好きですよ。やっぱりベタは安定で感動出来ます。

映画は時間芸術だということを強く意識させられる。2005年と1995年を行き来しながら主人公がPTSDから抜け
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破壊の日(2020年製作の映画)

3.6

塚本晋也は自分の頭の中のグニャグニャしたものを映画にしているという。

それは物語とは言い難いかもしれない。しかし人間の感覚的な部分に訴えかけることは可能だろう。

自分の中の疑問と向き合い、そのわけ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

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悪い男は色気があるとかいいますが、悪い女もそうなんですかね。本作の長澤まさみはそんな感じでした。コンフィデンスマンJPとマザーだったらこっちやろという程度の理由で選んだんですが、それは正解だったと思い>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.5

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思っていた内容と少し違った。SFじゃねえか笑

自分たちが薄汚い世界に生きていることを実感させられる。でも人間の本質は時代を経ても変わっていない。

ただ生きていくのに特別な人間は必要ない。共同体の中
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

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何とも言えない感傷に浸る映画。

ラストシーンはキング・オブ・モンスターズ思い出しました。芹沢…

登場人物それぞれの感情がラストシーンで一気に集約される構成が凄い。

芹沢が自らの研究とともに海に沈
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メトロポリス(1927年製作の映画)

4.0

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冒頭に淀川長治さんの解説付き!
実際に監督に会って話したことあるとかw

全てのSFの原点という。

美術が半端じゃない。
特撮のミニチュアというわけでもないよな…。建物の見た目はそう見えるけど人間そ
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

3.8

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三人の道化と一人の痴女。

白黒であればこそ表現し得た質感に浸る。

やはり昭和の俳優でなければこの時代の男女は描けない。

逆に平成・令和の優男には平安が似合うか?

男優も女優もダイナミック。男は
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

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この胸糞の悪さは自分自身に向けられたものでもあるからだろう。

幸にして俺はまだ前科者ではないが、無実ではない。死後生前の行いを洗いざらい明らかにされ地獄に落ちるかもしれない。その判断は自分で出来るも
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