そうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

怪物(2023年製作の映画)

4.5

ジャンルとしてはミステリー?
脚本凄い。

街の灯りが諏訪湖を取り囲んでいる夜景が印象的。中心は真っ暗で周りだけが光っている。真ん中にある真実が見えてこないもどかしさと重なる。

何故この地を選んだの
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい。悪魔に身体を乗っ取られる善良な女の子、バツイチ子煩悩な映画女優の母、陰のある元ボクサー兼精神分析医兼神父、孤独で痴呆の進むその母、チャラいが憎めない神父、酒癖悪いユダヤ人?映画監督、ナチス>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お見事。
はじめに断っておきますが、結構ネタバレします。

劇場がほとんど女性しかいないのが面白い。この手の映画決まってそう。BL系だし背景何か綺麗だしそうなるのか。逆に無機質な廃墟みたいな背景に美少
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

駿史上最も難解では。
当然パンフ欲しくなったが「発売未定だ」っていうから驚いた。

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

4.0

竜雷太がハンパねえ。
瀬文が漫画すぎてあれでしたが竜雷太がハンパねえ。竜雷太が締めるとこ締めていく。あの台詞の乗り方は何なんだ。

ジャッジ!(2013年製作の映画)

2.4

オススメはしない。駄作でした。

落ちこぼれなのはいいとして、馬鹿すぎてキャラクターに現実味がなかった。そこを図太さと捉えるか否かの違い。強靭なメンタルなのは認めるが、地頭の良さは絶対的に必要な世界な
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

何だろうこの見やすさ。
こういうものを見て育ってきたから?

軽口を叩けて強い男が一番格好良い。

それもアングロサクソンの価値観の押し付けでは?

しかしそこに憧れてきたイエローモンキーがここにいる
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縁路はるばる(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

一言でいうと香港版モテキですが、関わる女性がみんな僻地に住んでるっていうところが新しいです。会いに行こうとすると必然的にロードムービーになる笑

香港という場所がこんなに広くて、島の集まりなんだってこ
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グラートベック人質事件:メディアが越えた一線(2022年製作の映画)

3.7

劇場型犯罪。映画に見えてくる。犯人俳優が演じてるんじゃないかと。それだけカメラで肉迫できているということか。そんなふうに撮れてるのが異常なんだけど。
この事件以後捜査中の犯人に取材することは禁止となっ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

やっぱりおっさんの涙っていいな。一番響く。
ライブシーンにはカタルシスを感じられたんですが、他がイマイチ。

原作を知らないのでどの程度省略してるのかわかりませんが、自分の感覚的には早く進み過ぎでした
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

わかったように想像で書くことはできるが、わかってない笑
パンフ買わなわからんわ。感性鈍ったか。
親の愛を知らない人が父親になって、無条件に懐いてくる子供に愛情を持ちつつも接し方に苦悩する話。しかしどこ
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

3.4

正直面白くはなかったですが、昔書いたロードムービーの脚本思い出して、DJスーパーソウルみたいな濃いキャラ登場させてそこにもっと尺割けば良かったんか、人種差別的な描写でちょっと深み出るしなーとか思いまし>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

人は変われない。変われないことに価値があるというお話。
主人公は変わろうとしているので自分でいうほどクズではないが、そう簡単に変われるものではないという諦観も劇中に漂っている。そこを踏まえた上で見てみ
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ、強くて可愛い。
メガロ、顔怖い。グリーンゴブリンみたい。

ロボットが意志を持つって話が結構時代の先をいってたんじゃないかと思うけどどうなんだろ。
使いまわしてるカットがあったり粗さも目立つけ
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魔界転生(1981年製作の映画)

3.8

紅蓮の炎をバックに戦うのかっけえw

やっぱり成田三樹夫好き。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.6

可愛いとは何かについて考えた。

可愛いとは色気だ。

どんな原石であろうと、ある程度垢抜けていなければ魅力を感じない。

可愛いとは努力だ。

日々のメンテナンスによってそれは作られている。

見た
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

俳優の演技と音楽で何となく感動させられてしまったが、何で感動したのか鑑賞直後にはわからなかった。

確かに、劇場内にはすすり泣く声が聞こえ、観客は満足したかに思えた。だが彼らが果たして感動の正体を理解
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.8

カルト映画。グロテスク。

若いクリエイターが作ったのかなと思った。

公害問題に対する問題意識の高さが凄い。
この時代にこういう映画が作られていたことが何か誇らしいし、日本人の宗教観は偉大だなと思っ
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ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃(1969年製作の映画)

2.8

異色作w

空想好き少年の成長譚。
いじめっ子を怪獣に見立てる一郎は救世主ゴジラの登場を待ち侘びていた。が、ゴジラに「自分一人で解決しろ」とスパルタ教育を受けるミニラの姿を目の当たりにし、考えを改めて
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.8

田中泯の正しい使い方ww

この演出出来るのって贅沢だけど覚悟の要ることだなあと思いました。公開後の評価云々よりまず現場が、、半端な覚悟じゃ泯爺に打ち負かされますて笑

浮世絵よろしく色気のある映像で
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ハビかわいい。

原題は"The Unbearable Weight of Massive Talent"で、日本語に訳すと「巨大な才能の耐えられない重さ」。何かそんな映画ありましたが、町山さんによる
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怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.1

ゴジラの息子がとにかく微笑ましい。しかし顔がオッサンだ。ゴジラ、すぐ寝るが起きてるときはスパルタw

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

名優を贅沢に使ってます。
東出が冒頭物語を引っ張っていて、慶喜が主役か?と思うくらい長尺で面白かったです。

前半は脚本的にとりわけ面白いところもなく、役者に頼りすぎじゃないかと思いましたが、芸者遊び
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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年製作の映画)

3.2

野球するゴジラ。
前作以上に人間味のあるゴジラ。可愛い。
チープな作りながら扱うテーマがデカい。
出てくる人間が基本陽気で軽く見れるので疲れはしないが、作り方によっては24みたいになるぞw

キング・コング(1933年製作の映画)

3.5

キングコング対ゴジラを見るために鑑賞。かなり人が死ぬw崖から落ちる人形に重量感が感じられて良かった。物語を回すキチガイプロデューサーが楽観的で逞しい。生贄文化について興味が湧く。大学の文化人類学の講義>>続きを読む

怪獣大戦争(1965年製作の映画)

3.7

あの曲の元ネタこれか。毎度戦い方が斬新で良いですなあ。今回は人間対人間の戦いという構図で、怪獣の威力より人類の叡智が前面に出ています。反面、怪獣が可哀想というかヒトの道具にされていて少し哀れでした。相>>続きを読む