そまたまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

そまたま

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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.7

極上爆音上映にて。
とにかく前半がとんでもない。
ジャングルをガチで燃やす、大量のヘリコプター、超低空飛行、爆破、爆破、爆破!!
今の時代じゃコンプライアンス的に絶対アウト。

この映像と音を身体の内
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.3

目覚める度に同じ日を繰り返す、いわいるループ物。
同じ日を繰り返す、そんなの有り得ないけど、でもそんな風に生きている人って多いよね。
物語の序盤でバーで出会うおっさんも、俺の人生なんてループしてるよう
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

題材は黒人差別の問題だけど、時系列で公民権運動の歴史を追っていくというよりは、なぜ差別が起きるのか?をボールドウィンの著書、インタビューを通して紐解いていく。

黒人差別単体の問題ではなく、あらゆる差
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

3.8

怖い!!とにかく怖い!!
マッチョがひたすら泳ぐだけだと思ったら……
晴れた真夏の1日の出来事だと思ったら、実は時間と空間が歪んでいて、そして最後には…

2018-90

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.6

良いとか悪いとか、面白いとかつまらないとか、そういう言葉じゃ語れない。
奇怪な映像の連続だけど、そこには一貫した監督自身のルールと下敷きがきちんとある、みたいに感じられるのがデヴィッド・リンチの魅力、
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.7

三船の存在感の大きさ、特に後半の病に侵されていく中でカチコミに行く時の鬼気迫る姿は必見。
そして、志村喬の卵買って帰るシーンの切なさ、、、黒澤と三船の始まりの作品だけど、志村喬との共演の始まりでもある
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恐怖(1961年製作の映画)

4.2

見事に騙された!
久々に良いどんでん返し物を観たなー。

2018-87

赤ひげ(1965年製作の映画)

3.7

三船と黒澤が組んだ最後の作品にして、赤ひげは三船成長物語としての集大成的な役どころ。
赤ひげ登場シーンの目ヂカラえぐい。
物語が出来すぎてて面白みに欠けるけど、やっぱり映像の力が物凄い。
黒澤作品は見
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

-

寝不足のせいで、前半ほぼ寝てしまった…後悔。
後半だけでも十分楽しめた。
動く絵本って感じなんだけど、画面全体が躍動してて美しかった。

2018-85

MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

4.0

町山さん、春日太一さんの解説付きで鑑賞。
映画は作品だけ観てももちろん面白いんだけど、その周辺の時代背景であったり、役者や監督、その周りのスタッフ達の知られざる物語を知ることで更に何倍も楽しめることを
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

非常に人を不愉快にさせる映画。
そもそもこの映画の目的が人を不快にさせる、そこにあると監督は言っているらしい。
なぜこの映画は人を不快にさせるのか?
たぶん、ここに出てくるたくさんの不愉快な出来事に対
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シェーン(1953年製作の映画)

3.9

午前10時の映画祭
町山さんの解説付きで鑑賞

70年ぐらいの映画なのかなーと思ってたが、53年のヘイズコードでがんじがらめの時代の作品と知って驚いた。
バイオレンス、エロ、全部規制ギリギリを攻めなが
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

とにかく画面の完成度の高さが凄すぎる。
火、風、砂埃、水、CGが一切無い時代に、コントロール不可能な自然の要素を巧みに組み合わせて、1つの画面を作り上げる様は映画の極致。
今見ても一切色褪せない魅力は
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用心棒(1961年製作の映画)

3.9

最後の決闘シーンカッコよすぎる。
笑えるぐらいの突風。
やることが全てダイナミック。

2018-80

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

とにかく映像の美しさはが際立っている。
原色と原色を組み合わせてこれだけ美しい画が作れることが驚き。
物語のトーンが暗くなるにつれ、画面全体の配色がくすんで行くのも、ララランドの元ネタと確認でき納得。
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

とにかく設定が鬼畜(笑)
全非リアを追い込み、非リア集団に行けばそこでも居場所はなく…なんと残酷な世界をこの監督は作るんだ。
現代の恋愛観を強烈に皮肉っていて、そこも観ていて爽快だった。

2018-
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

人情物から社会派、カーアクションと目まぐるしく展開していく。
新感染もそうだったけど、韓国映画はホント良作が多い。

2018-77

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

いわいる一夏の恋の物語。最後の父ちゃんの言葉が心に刺さる。

2018-76

天国と地獄(1963年製作の映画)

3.8

町山さん曰く、当時新人俳優の山崎努がコントロールフリーク黒澤をラストでひっくり返した。
あのラストシーンは黒澤の演出とは真反対だったらしい。
映画のすごさとおもしろさが詰まっていた。

2018-75

女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.9

最愛の人を奪われた時、お前だったらどうする?映画は最後のクライマックスでそう問いかけて来る。
復讐からは何も生まれないことは分かっている。物語の最後で、主人公はそのことに気づいたように見えたけど、それ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

これぞ映画!!!
とにかく最高に楽しめる!!
スピルバーグありがとう!!
日本人でよかった。

ラブレス(2017年製作の映画)

3.2

うーん、正直退屈だった。
特に前半の本筋に関係ないダラダラした会話で心が離れてしまった。
でも、町山さんの解説聞いてから観れば全然違った作品に感じそう。

仕事終わりの華金に見る映画でないことは確か。
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

シーソーこいでるシーンのカメラワークとな、オープンニングの上空から降りて来る撮り方とか、画がすごい凝ってて面白い。

ストーリーとしては、全員が怪しすぎて、誰が真実を言っているのか最後までわからない。
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

CM観てただのアホ映画なのかなーと思ってたけど、町山さんがラジオで推してたから鑑賞。

自分が何者になるか?それを決めるのは自分自身しかいないっていう冒頭の校長のお説教にあるように、何のために生きるの
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

アカデミー脚本賞取ったのも納得。
前半の微妙な違和感が後半全て繋がっていってキレイに回収。
大反撃シーンはイッケェェエ!!って感じで、桐島部活やめるってよに次ぐ爽快感。

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

3.8

さすがAmazonスタジオ、かなり観やすく、分かりやすく作っている。シリアの物語というよりは、あくまでジャーナリズムに焦点を当て、"ラッカは静かに虐殺されている"のメンバー達の物語として描かれていら。>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.5

映画としては非常に完成度が高い。
しかし、この映画の中で描かれるチャーチルの行動にはいくつか?が。

結果的には上手くいったのかもしれないけど、ハッキリ言えば無謀な行動の連続。その意思決定の裏のロジッ
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羅生門(1950年製作の映画)

4.1

ものすごい引き込まれる。
人間のエゴを徹底的に描く。
最後に赤ん坊を預かることは本当に希望なのか?疑ってしまう。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

とにかくカッコいい!特に、ブロンドがでっち上げのジョークを語って行くシーン、語りと妄想が混在一体となっていくところが好きだなー。

スローターハウス5(1972年製作の映画)

3.7

過去、現在、未来、時間を超越した存在から見れば全てが同価値

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

トムハンクス演じるベンブラッドレー、大統領の陰謀の時のイメージとトムハンクス合うの?って思ってたけど、まったく違和感なく観れた。
とにかく名言が多い。脚本がいいのか?俳優たちのアドリブなのか?
大統領
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

まず思い出したのが、この世界の片隅に。
絵を描くことで自らを表現する主人公が世界の片隅に居場所を見つけて、旦那と2人で幸せに暮らすホッコリ物語。
とにかく旦那のツンデレっぷりがかわいい。
マザー!と違
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

好き嫌いがハッキリ分かれそう。
公開中止になったのも納得。
後半の怒涛の展開、メディィッククク!!って叫ぶシーンは盛大に笑った。

古風な一軒家を地球にみたてることで、空間の広さを全世界規模に拡大し、
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